
![]() オススメ度:3 ★★★ ↓購入 amazon.co.jpで bk1で |
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母親が昔に情けをかけた人から、5億円の遺産が贈られてきた。それこそ「情けは人の為ならず」であったはずだが…。実際はマスコミが駆けつけ、近所が騒ぎ出し、おまけに脅迫まがいの電話がなり続ける。終いに父親が家を出て行く。一体どこが恩返しだ。 そんな棚から落ちてきた事件に巻き込まれる一家。しかし何で今ごろそんな巨額な遺贈を行ったのだろうか。疑問に思った息子・雅男は友人の島崎と真相解明を進める。ところが、そうこうしているうちに一家は別な事件に巻き込まれていた。そして5億円は一体…。 1996年にNHK−FM番組「青春アドベンチャー」で放送されていたのを思い出して読んで見た。ってことで、大まかな展開は記憶にあった。この作品は最近になって角川文庫からも発行されているけれど、先に発行された中公文庫には古川タクのパラパラマンガがページ下に展開している。 個人的には宮部みゆき作品を読むのは久しぶりだし、このサイトでは初になる。ってことなんだけど、あらすじを知っているだけにスイスイ読めた。中学生の主人公の視点でストーリーが進む展開が、宮部ミステリーの中では異色に入る作品なのだそうな。 展開は難しくないが、島崎による推理がやっぱり無理やりに感じたのは気のせいだろうか。キャラクターとは言え、中学生にしては出来過ぎている。一応は理屈が通っているから読む範囲では問題ないけど。ある程度お勧めはできる作品だね。 (2002.09.20) 内容 |