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な、何とも言えないストーリー展開と劇画タッチ。そしてスキヤキから駅弁までの多彩なテーマ。ということでズバババッと読める漫画文庫である。 それにしても1980年ごろに描かれたこれらの漫画であるが、今読んでも微妙に面白いのはどうしてだろう。テーマ的・場面的には古いのに、新しい面白さが存在する、いわば新古とでも言おうか。 この本と出会うきっかけとなった「夜行」。いまどき夜行列車というのも珍しい方に入るのに、そこで駅弁を食べる人間の心理を追求した点。既に絶滅したようなその人種であるが、考えてみれば弁当を食べる時のオカズとゴハンの天秤は今も健在である(僕的に)。そして予想しないオチ。 そのほか、何故これがマンガとして存在するのだろうかと思わせるようなマンガが入っているのは、それらがやはりマンガでないと表現しきれないシーンや思想であるからだろうか。いや、マンガでしか出来ない詰まらなさだろうか。笑。 本の最後、あとがきに相当する座談会のさらに後、吉村由美(Puffy)による解説で「子どもには分からないマンガ」という表現が出てくる。そう、これは大人のマンガだ。 (2002.10.01) 初出 |