
![]() オススメ度:3 ★★★ ↓購入 amazon.co.jpで bk1で |
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表題作はオール讀物推理小説新人賞を受賞したデビュー作。隣人が寵愛するスピッツはそれはもうウルサイこと。よし、夏休みに誘拐しちゃおう。ところが進入した隣家の屋根裏にあったものは…。 そのほか、「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の全5編が含まれている。特にサボテンの花は他の書評でも好評を得ているが、二ひねりした結論にそうかと思わされる。 宮部みゆきの作品はこのテーマを二ひねりした、結論の見えにくい展開が面白い。煩い犬→誘拐しちゃえ→?。卒業研究はサボテン→サボテンには超能力がある→?。果たして最後の部分は想像できようか。できても外れます。 主人公に少年を置くことが多い宮部作品。子どもの目から見た世の中は不思議なことばかり。でも、大人から見た子どもも、それはもう不思議な感情の持ち主なんですよ。なんてことを言っているような気がする。 「祝・殺人」だけは殺人事件をテーマにした刑事モノだが、それ以外は軽いテーマで気楽に読み進めることができる。宮部みゆきの入門書として読み応えがある一冊。 (2003.04.13) 内容 |