稲垣足穂 Taruho Inagaki (1900-1977) 大阪市船場生れ。関西学院中学部卒後、上京。佐藤春夫の知遇を得、小説を書き始める。1922年(大正11)年、「チョコレット」を発表。翌年、『一千一秒物語』を処女出版。アルコール、ニコチン中毒のため、一時文壇を離れるが、戦後活動を再開。私小説「弥勒」('46年)、エッセー「A感覚とV感覚」('54年)は諸家の注目を集めた。'69年、『少年愛の美学』により第一回日本文学大賞受賞。(新潮文庫紹介文より)