2000/02/04

なんちゃってVAIOの製作(2)

テレビ&ビデオデッキ機能

テレビチューナー内蔵のグラフィックカード、ALL-IN-WONDER 128は予想以上に面白いカードです。私のパソコン部屋にはもともとテレビが無かったので、そこにテレビが来たというだけでもうれしいのですが、録画機能もあるのでビデオデッキとしても使えてなかなか便利です。録画した番組はハードディスクに保存されますから、当然ランダムアクセス可能となり、見たい場面にすぐに飛ぶことができます。一度この便利さに慣れてしまうと、テープには戻れなくなりそうです。ハードディスクに録画できるテレビなんていうのが出来たら、それこそ売れるんじゃないでしょうか?

録画フォーマットは用途で使分け

録画モードは何種類かあり、それぞれ特徴があります。用途を考えながら賢く使分けましょう。それぞれの録画モードで1分のテレビ録画を行い、容量を比較してみました。

録画モード 録画パラメータ 音声パラメータ 容量 650MBの
録画時間
用途
MPEG-2 640*480 29.97fps 44.1KHz 160KBit 60.5MB - 128KBitとあまり変わらない
MPEG-2 640*480 29.97fps 44.1KHz 128KBit 45.5MB - 歌番組をHDDに保存
MPEG-2 640*480 29.97fps 44.1KHz 112KBit 30.5MB 21.3分 番組をHDDに保存
MPEG-2 352*240 23.97fps 44.1KHz 112KBit 18.7MB 34.6分 30分番組をCDRに保存
MPEG-1 352*240 29.97fps 44.1KHz 16Bit 25.7MB - 画像品質が悪いのでNG
ATI VCR2.0 352*240 29.97fps 44.1KHz 16Bit 40.8MB - 番組を編集
ATI VCR1.0 352*240 29.97fps 44.1KHz 16Bit 103.9MB - 容量が多き過ぎるのでNG

MPEG-2、MPEG-1形式は圧縮率が高いので容量は小さいのですが、動画編集は出来ません。ですから、番組をだらだらと録画して、後で見るような用途に適しています。MPEG-2でサイズを352*240に抑えれば、CDRに30分番組を保存できるので、NHKのテレビ英会話を毎日録画して、出張の移動中に勉強するなんていう使い方はどうでしょうか?

一方、ATI VCRのAVI形式は、あとで編集することが可能なので、かっこいいCMをコレクションするとか、気に入ったタレントが出てきたところだけを保存したいとか、そういった使い方に向いています。パッケージには英語版のVIDEO WAVEUがついてくるので、カット編集やタイトルつけ、画面の切り替わりの特殊効果を簡単につけられます。ちなみに、私が買ったのは英語リテール版なので、バルク版にこのソフトがついてくるかどうかは知りません。

インスタントリプレイ機能

ALL-IN-WONDERでテレビを見るときに、数秒前のテレビ画像をリアルタイムで表示するという、インスタントリプレイ機能というものがあります。地震の瞬間を撮影するのに使ったりするようですが、特に必要な機能とは思いません。それより、メインメモリに動画を保存するようなので、システムに悪さしないかとそっちのほうが心配です。

テレビへの出力機能

このカードにはテレビ出力コネクタもついており、テレビをディスプレイ代わりに使うこともできます。また、このコネクタをビデオデッキにつなげば、編集後の再生結果をビデオテープに録画することも可能です。手持ちのコードレスキーボードとテレビ出力を使えば、茶の間でコタツにあたりながら...なんていう使い方も現実的に可能となります。(そこまではやっていませんが...)

安定度

とにかく、パソコンの可能性を大きく広げてくれるALL-IN-WONDER128ですが、残念ながら、ドライバの安定性となるとイマイチという感じがします。ATI TVを立ち上げた後、MSメディアプレーヤーを起動してもう一度ATI TVを起動しようとすると、起動しません。その他にも、ATI TVが起動しないというケースがあります。せっかく録画の予約をしたのに、エラーで録画できないのは悲しすぎます。今後のドライバの改善に期待したいと思います。


とにかくALL-IN-WONDER128は、パソコン=オーバークロック=ベンチマークといったマンネリに陥ったウェブマスターには目から鱗の1枚と言えます。

お次はiLINKカードのレビューの予定です。


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