2000/03/26

800MHzの壁 -Pentium3編-

メインマシンのCPUをKatmai450MHzからCoppermine550MHzに載せ替えてオーバークロック耐性を調べたところ、現状の環境でも770MHzでWindowsが起動しました。このときのFSBは140MHzにもなります。このクロックではAGP、メモリ、チップセットにかなりの負担がかかっているものと思われます。しかし、CPUの方はヒートシンクを触ってもそれほど熱くなっておらず余裕すら感じられます。一方、チップセットはかなり熱くなっており、熱暴走が懸念されます。

Coppermine 550E-Slot1

さて、770MHzまでクロックが向上したメインマシンの安定性を検証してみました。何を基準にして安定かを決めるのは難しいところですが、ベンチマークを使った負荷テストが一般的なようなので、私のメインマシンもベンチマークテストの結果を安定性の指標にしたいと思います。

CPU Intel Pentium3-550E
マザーボード ASUS P3B-F
メモリ1 HYUNDAI 6ns64MB
メモリ2 Mosel 8ns64MB
HDD1 Quantum FBCR4.3A
HDD2 Maxtor MXT-91792D7
グラフィックカード ATI All-In-Wonder128  16MB AGP

システム構成

SuperPI

SuperPIでは動作クロックの向上が素直に結果に表れるようです。104万桁の計算は昨日よりなぜか2秒良くなりました。

  733MHz 770MHz
104万桁 2分53秒 2分46秒
419万桁 13分43秒 13分10秒
1677万桁 1時間23分47秒 1時間19分54秒

Winbench99

CPUmark99、FPU、グラフィック系の結果はクロック相応に向上しましたが、ハードディスク性能は悪くなってしまいました。なぜ、このような結果になってしまったのかは、今のところ分かりません。

  733MHz 770MHz
CPUmark99 67 71
FPU WinMark 3920 4130
Business Graphics 205 215
High-End Graphics 761 836
Business Disk 2760 2320
High-End Disk 9720 8340

 

3Dmark99 MAX

770MHzでテストしている最中にハングアップしてしまいました。AGPが限界なのだと思います。G400なら最後までテストできるのではないかと思いますが、今回はG400でのテストは行いません。

  733MHz 770MHz
3DMark Result  4149
Synthetic CPU 3D Speed  11271
Rasterizer Score  1154
Game 1 -Race  40.7
Game 2 -First Person  42.3
Fill Rate  91.0
Fill Rate With Multi-Texturing  117.6
2MB Texture Rendering Speed  201.2
4MB Texture Rendering Speed  154.0
8MB Texture Rendering Speed  108.7
16MB Texture Rendering Speed  63.9
32MB Texture Rendering Speed  37.4
Bump Mapping Emboss, 3-pass  82.1
Bump Mapping Emboss, 2-pass  80.0
Bump Mapping Emboss, 1-pass  138.2

テストを進めているうちに、770MHzでも動作が安定するのではないかと期待したのですが、最後の3Dmark99でハングアップしてしまいました。All-In-Wonder128がネックになっていると思われます。

昨日、FSB150でテストしたときには画面に何も表示されませんでしたが、グラフィックカードを替えて再度挑戦してみました。グラフィックカードはPCIバスのCANOPUS PWR128/4VCを使ってみました。PCIバススピードは1/4に設定されているので、FSB150でも37.5MHz程度とボトルネックになるほどのオーバークロックではありません。

グラフィックカードを入れ替えて電源を投入すると、BIOSの画面が表示されました。しかし、Windowsが起動するところまでは行きません。そこで、メモリを1枚ずつ差して起動をかけてみると、MoselチップではWindowsの旗までは行きませんが、HYUNDAIチップでは旗のところまでは行きます。しかし、どちらのパターンでもWindowsが完全に起動するまでには至りませんでした。

あと少しでFSB150の825MHzが実現しそうです。このクロックでもヒートシンクの温度はそれほど高くもなく、余裕が感じられます。より速いメモリを実装するか、チップセットをFAN付きのヒートシンクで冷却するか、或いは3.3V系をもう少し上げてやれば何とか起動しそうな雰囲気です。

とは言え、CPUやマザーボードを壊してしまってはもったいないし、いまさらPWR128で使おうとも思わないのでこれ以上はヤメにします。とりあえず、733MHzで常用します。


あとはビデオキャプチャやMPEG2のソフトウエアエンコードの品質がどの程度向上するかです。また、558MHzのKatmaiと体感でどの程度の差があるのかという点も気になるところです。


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