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どのCPUにするか
GA-8SQ800 UltraにぴったりのCPUはもちろんPentium4
3.06GHzです。533MHzのFSBで最高のクロックであり、HTによるデュアル環境が手に入ります。しかし、安くなったとはいえ5万円弱という価格はまだまだ手を出せる金額ではありません。
2万円弱と手ごろな値段でハイパフォーマンスといえばPentium4の2.4GHzとなります。あとはキャッシュが1/4でFSBが400MHzのCeleronで最高クロックとなる2.4GHzが1万3千円程度です。
パフォーマンスをとればPentium-4
2.4GHz、コストをとればCeleron
2.4GHzとなりますが、オーバークロックするとすれば話は違ってきます。それは次のような仮説に基づいています。
仮説1:CPUのオーバークロック耐性は同種のCPUなら最高クロックのものが高い。
仮説2:CPUのオーバークロック時の限界は、同種CPUの最高クロック+αである。
このような仮説が成り立つ理由はまあいいとして、これが正しいならCeleron2.4のオーバークロック耐性は運がよければ3GHz以上の望みが大きく、Pentium4
2.4GHzは少ないといえるかも知れません。
ということで、Celeron
2.4をオーバークロックして使うことにしました。
テスト環境
テストは前回のRAIDテストの時から、HDDの構成を変更したのみです。RAIDはちょっと不安定要素が多いので、単独ディスク2本で使っています。
| CPU |
Celeron 2.4GHz |
| マザーボード |
GA-8SQ800 Ultra |
| メモリ |
256MB DDR333CL2.5 × 2 |
| HDD-1 |
HITACHI IC35L120AVV207-0 (120GB/7200rpm) |
| HDD-2 |
HITACHI IC35L120AVV207-0 (120GB/7200rpm) |
| ビデオカード |
RADEON 7000VE 32MB |
| 光学ドライブ |
MATSHITA DVD-RAM LF-D310
ATAPI CD-R/RW 16X10 |
| OS |
Windows XP Professional |
PCの動作安定性を確認しながら徐々にFSBを上げていき、SuperPI、3Dmark2001、DBENCHの結果を測定しました。なお、そのときのメモリクロックは333MHzに最も近い値を設定しました。
テスト結果
テスト1:クロック耐性
| FSB |
動作クロック |
電圧 |
| 100 |
2.4GHz |
1.525V |
| 110 |
2.64GHz |
1.525V |
| 120 |
2.88GHz |
1.525V |
| 130 |
3.12GHz |
1.525V |
| 133 |
3.19GHz |
1.525V |
| 140 |
3.36GHz |
1.525V |
| 142 |
3.4GHz |
1.525V |
| 144 |
3.46GHz |
1.625V |
定格電圧の限界は3.4GHz(FSB142)あたりにありそうです。電圧を0.1V上げれば3.46GHzでも動作しますが、常用を考えるなら定格電圧で多少のマージンを残す程度のクロックが望ましいと思います。
テスト2:SuperPI(104万桁)
| |
SuperPI |
| 2.4GHz(100) |
1分44秒 |
| 3.2GHz(133) |
1分32秒 |
| 3.4GHz(140) |
1分36秒 |
| 3.46GHz(144) |
1分37秒 |
| 1.7GHz(参考) |
2分21秒 |
SuperPIでは、なぜか3.2GHzで最も良い結果が得られました。Celeron1.7GHzに対して約2倍のクロックとなってもパフォーマンスは2倍とはならないようです。まあ、CPU以外は同じ環境なので、性能向上の比率は妥当といえるかもしれません。
安定性やある程度のマージンを考えると、このCPUは3.2GHzくらいのところで使っているのが良さそうです。ということで、以降のテストは2.4GHzと3.2GHz、1.7GHzの比較にします。
テスト3:HDBENCHの結果
| |
2.4GHz
(330) |
3.2GHz
(330) |
1.7GHz
(322) |
| ALL |
41937 |
46314 |
32283 |
| Integer |
55446 |
73840 |
39244 |
| Float |
93113 |
123692 |
66480 |
| MemoryR |
115114 |
130814 |
94732 |
| MemoryW |
67102 |
69859 |
42990 |
| MemoryRW |
125593 |
140492 |
89537 |
| DirectDraw |
21 |
21 |
19 |
| Rectangle |
18116 |
18313 |
14178 |
| Text |
15715 |
16362 |
2723 |
| Ellipse |
5436 |
6100 |
5775 |
| BitBlt |
137 |
137 |
150 |
| Read |
51173 |
53250 |
43666 |
| Write |
51173 |
48165 |
42313 |
| Copy |
4782 |
4822 |
4401 |
CPUの性能を測定するIntegerとFloatのテストでは、ほぼクロックに比例する結果となりました。しかし、その他のテストでは1.7→2.4GHzの差より2.4→3.2GHzの差のほうが小さくなっています。特にグラフィックの性能は頭打ちになっているような印象を受けます。
※注意:今回測定分はHDBENCH330、1.7GHzのみHDBENCH322
テスト3:3Dmark2001SEの結果
| 3DMark2001SE |
Celeron2.4G |
Celeron3.2G |
| 3DMark Score |
1579 3D marks |
1604 3D marks |
| Game 1 Car Chase - Low Detail |
24.7 FPS |
24.9 FPS |
| Game 1 Car Chase - High Detail |
12.9 FPS |
14.0 FPS |
| Game 2 Dragothic - Low Detail |
27.0 FPS |
27.2 FPS |
| Game 2 Dragothic - High Detail |
16.6 FPS |
16.5 FPS |
| Game 3 Lobby - Low Detail |
23.0 FPS |
22.9 FPS |
| Game 3 Lobby - High Detail |
12.1 FPS |
12.2 FPS |
| Game 4 Nature |
No hardware support |
No hardware support |
| Fill Rate (Single-Texturing) |
73.4 MTexels/s |
73.4 MTexels/s |
| Fill Rate (Multi-Texturing) |
206.0 MTexels/s |
205.7 MTexels/s |
| High Polygon Count (1 light) |
4.2 MTriangels/s |
4.3 MTriangels/s |
| High Polygon Count (8 lights) |
3.1 MTriangels/s |
3.6 MTriangels/s |
| Environment Bump Mapping |
30.2 FPS |
30.2FPS |
| DOT3 Bump Mapping |
12.7 FPS |
12.8 FPS |
| Vertex Shader |
20.5 FPS |
20.8 FPS |
| Pixel Shader |
No hardware support |
No hardware support |
| Advanced Pixel Shader |
No hardware support |
No hardware support |
| Point Sprite |
2.6 MSprites/s |
2.6 MSprites/s |
このテストではほとんど変化がありません。CPUのパフォーマンス向上の影響は少ないようです。これはグラフィックカードが古く、このクロックでは飽和してしまってこれ以上の性能が出ないのかもしれません。
総評
GA-8SQ800 Ultraを購入してから、メモリ、ハードディスク、CPUを順次高速化してきました。CPUは3.2GHzにオーバークロックすることで、安く高性能をゲットできました。キャッシュの容量が少ないことを考えても、十分な性能です。あと不足しているとすれば、やはりグラフィックカードの性能です。RADEON
7000VEは2Dでの使用には必要十分ですが、より高性能なグラフィックカードが欲しくなってしまいました。次回はグラフィックカードの性能アップに挑戦してみます。
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