99/12/05

133MHzの壁(1)

前回はCeleron300AとPentium3-450を同じ558MHzで動作させ、双方のパフォーマンスは一部機能を除けばほぼ同等ということを検証しました。それなら、Celeron300Aのほうがコストパフォーマンスも良いし、「お勧め!!」と言いたくなるところなのですが、そうも言えません。Celeron300Aは電圧を2.3Vまで上げていますが、Pentium3-450は2.0Vのままです。その後の調べで、Pentium3-450は1.8V程度でも558MHzが安定動作するのを確かめました。低い電圧でCPUを動作させれば、それだけ発熱も少なく、真夏でも安定して動作させることができます。

ということで、より低い電圧で高クロック動作が可能なPentium3-450がお気に入りCPUとなりました。実は、このCPU1.65Vでも558MHzが起動します。さすがにこの電圧では不安定になることもあるようですが、SuperPIもOKでしたから、1.7V程度での安定動作も出来るでしょう。面倒なので1.8Vにしましたが...。どうも、このCPUの潜在能力はもっと高いところにあるようです。2.0Vでも600MHzぐらいは軽くクリアしそうな気配。ここはもうひとがんばりしなければ...。

前回の実験ではビデオカードにEON Bansheeを使いました。このビデオカードは83MHzでの動作は可能ですが、100MHzでは起動できません。もちろん、その間のクロックは試していないので、FSBが133MHzになったときのAGPクロックである88MHzに対応できるかどうかということも分かりません。そこで、ビデオカードをMatrox G400に変えて、再度FSB133に挑戦してみました。G400はFSB100の1/1設定でも問題無く動いていたので、AGP88MHzは問題無いはずです。

結果は、NGでした。EON Bansheeの時と同じように、起動した直後にフリーズしたりセーフモードになったりします。問題はAGPでは無かったようですね。グラフィック以外の拡張カードは全て抜いているので、他に問題となりそうなのはHDDとメモリです。HDDはPCIクロックに同期しているし、メモリはFSBに同期しています。

HDDに原因があるのだとすれば、PCIクロックをFSBの1/4に設定できるマザーボードに交換するという方法があります。また、PromiseのUltra66というカードには独立したクリスタルが載っていてHDDを安定させやすいということを何かで読んだような気がします。メモリについては、FSBとメモリのクロックを別々に設定できるというApollo Pro133搭載のマザーボードに交換するか、メモリそのものをPC133対応のものに交換するという方法があります。どちらにしろApollo Pro133搭載マザーボードに交換すれば、全て解決してPentium3-600Bのパフォーマンスを手に入れることが出来そうなのですが、Apollo Pro133が440BXチップセットに比べてパフォーマンスが落ちるという情報をどこかで見たのが気になりました。

結局、せっかくパフォーマンスを上げたと思ったのに、ベンチが遅くなるのはとても悲しいことなので、440BXのままPCのパフォーマンスを上げることにしました。FSB124の実験のときに、MaxtorのHDDがついてこれなかったことと、PC66のメモリでも124MHzで動作したことから、HDDに原因があるのではないかと仮定して、PCIクロックを1/4に設定できるマザーを購入することにします。


ということで、続きは次回。


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