99/12/11
133MHzの壁(3) |
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| Pentium3-450をなかなか600MHzで安定動作させることができません。Windowsの起動までは大丈夫なので、もう少しのところなのだと思います。現在、600MHzの動作テストを行っている環境を整理して、問題点を最初から洗い出してみましょう。
マザーボードは前回、PCIへの供給クロックを1/4に設定可能なASUS P3B-Fに変更しました。グラフィックカードは100MHzでも安定動作の実績がある、Matrox G400です。メモリは8nsのPC100仕様の128MBです。HDDやCDは既にPCIクロックを33MHzまで落とせるようにしたので、問題無いでしょう。電源はケースに付属のMOREX INT'L LTDというメーカの250Wを使用しています。 今回はメモリと電源を交換してPentium3-450を600MHzで安定動作させられるかどうかを検証してみます。
LGS製7ns SD-RAM 以前、秋葉原で購入した7nsの64MB SD-RAMをもったいないことに、知人に売却してしまいました。今回はその知人の好意によりSD-RAMを借用してきました。8nsは計算上125MHz動作が上限ですが、7nsなら143MHzぐらいが上限になります。 さて、メモリを交換していざ、600MHzで電源投入。SuperPI 104万桁実行!!エラー!!やっぱりダメなのですね。どうやらメモリがネックになっていたのでも無いようです。それならば、電源交換だ!!
ケースに付属の電源 ゲートウエイのケースをATX化したときに購入した、SevenTeamの250W電源に交換してみましたが、やっぱりSuperPIでエラーになってしまいました。(あんまり期待していなかったけど...) やっぱり、これはCPUのコアがもう少しのところで600MHzについてこれないということなのでしょう。ならば、コア電圧のアップと冷却の強化しかありません。冷却の強化となると、石割は必須です。CPUを壊す危険もありますが、気合をいれてバキバキ、ボキボキっとファンやヒートシンクを外しました。ヒートシンクを外したところで、L2キャッシュを確認しました。
NECの3.6nsキャッシュメモリ L2キャッシュはNEC製の3.6nsと思われる型番です。3.6nsメモリは278MHz動作可能ですから、コアの1/2でL2キャッシュが動作するKatmaiではコアスピードは278*2=556MhzまでOKということで、このL2はPentium3-550用ということになります。4nsのキャッシュでも600MHz動作の報告はWEB上でもたくさんネットありますから、このL2キャッシュなら600MHz動作でもまず大丈夫でしょう。やっぱり、コアの耐性がよわよわみたいです。 耐力の無いコアにカツを入れるには電圧アップが効果的です。しかし電圧を上げると、発熱が大きくなるのでより強力な冷却が必要となります。かといって、このサイトでは水冷やペルチェを使うようなヘビーオーバークロッキングを行うつもりはありません。空冷でなんとか乗り切ろうと思っています。 アルファ級のCPUクーラーが欲しいところですが、店に在庫が無かったので、とりあえずリテールのヒートシンクとコアの間の熱伝導をシリコングリスに変えてみました。購入時はヒートシンクとコアの間にはCeleron同様、繊維を間に挟んだ熱伝導接着材のようなものが入っています。これでは伝熱効率は落ちてしまいます。
サンハヤトのシリコングリス さて、ここまでやって、リテールクーラーを元通りにくっつけて起動してみました。ヒートシンクが傾かないように、ヒートシンクのピンを1段づつカチッカチッと押しこんでいきます。試しにこの状態で2.3Vまで電圧を上げてSuperPIを実行してみました。結果はやはり104万桁の計算が最後まで出来ませんでした。ヒートシンクを触ってみると、かなり熱くなっていますが、廃熱が追いついていないのでしょう。やはり、大型で効率の良いCPUクーラーを使うしかありませんね。 ということで、次回は冷却の強化を行いますが、近所では強力なCPUクーラーをなかなか見つけられないので、しばらくは購入できないものと思います。それまでは、558MHzで常用していきたいと思います。 |