
今一番気に入っているのがヒューレット・パッカード社の200LXです。先代の100LXそして前身の95LXの時代からのパワーユーザの手により日本語を身につけ、最新のWindows
CEマシンにも引けを取らない携帯性・機動性を備えています。無骨なデザインで、キーボードオンリーのオペレーションはなれてしまえばかえってペン入力が煩わしくなります。じっさい、このマシンを手に入れるまでは私もザウルス(PI-6500)を使用していましたが、レジュームの遅さに(実際はそんなに時間はかからないのですが、手帳を開く感覚で操作すると"待たされる"という印象を強く持ちます)いらつき、内蔵PIMの融通のきかなさに腹を立て、なくしそうなペンに気を使うのを嫌い、6ヶ月で縁を切りました。唯一ザウルスの(カラーザウルス・パワーザウルスは別ですけど)アドバンテージを挙げるとすればバッテリー寿命でしょうか。
200LXは手に入れてからまだ約一ヶ月ですが、数多くの先達が絶賛しているとおり、現状では自分にとって最高のPDA/パームトップ・コンピュータと思っています。ただ、書籍もいくつか発刊され、雑誌にも記事が載ったりはしますがメジャーなマシンとは言い難いため、過去の豊富な情報を得るのがなかなか難しくなっています。結局私も200LXの情報を得ることが主目的でごく最近NiftyのIDを取得しました。まだ正式なパスワードが届いたばかりなのでこれからFHPPCなどをのぞいてみたいと思います。
こんご、200LXを趣味・仕事にどう活用していくかをレポートしたいと思います。
200LXに関しては、NiftyserveのFHPPCや偉大な方たちのホームページにそれぞれの活用法やアプリケーションが登録されています。私も購入に際してはそこから情報をあさりました。まだ購入してそれほど期間もたっておらず、人をあっといわせるような活用をしているわけではありません。
今の仕事(腎臓内科の医師)で日常助かっているのは、Appointment Bookと連動アラームを利用したスケジュール管理、それと、それほど頻繁ではありませんが、外来において各種複雑な計算の必要なパラメータなどはSolverを使ってかなり楽になりました。
専門分野以外の疾患の診断基準や検査項目、その評価基準など、手元に資料がなくてもその場で判断を下さなくてはならない場合があります。これにはNoteTakerを使い、一発で検索・閲覧ができるようにしています。当然、データそのものは自分で入力する必要があり、医学雑誌や文献を読みながら、これは記録しておきたい、と思ったらその場で打ち込んでいます。ザウルスでアドレス帳を使って同様のことをしていらっしゃる方がいますが、とうぜん200LXの方がスマートですし、大容量のフラッシュメモリのおかげでデータ量を気にする必要もありません。
日々更新されていく透析患者のデータをすべて入力する気にはなりませんが、原疾患や透析条件、問題点などは参照したくなるものですし、いちいちカルテを引っぱり出す必要もなくなるので、そのうちやってみようと思ってます。
じつは、私の200LXにはもうすでに暗い過去があります。ある朝、いつものようにトイレに入り、用を足した後みづくろいをするため立ち上がったとき(当然その前はしゃがんでいた)、ポケットからLXくんが滑り落ち、床のタイルでワン・バウンドしてからその部屋の中心部のくぼみにはまってしまったのです。
声も出ませんでした。あわてて黄金色に染まったLXを拾い上げ、トイレットペーパーでとりあえずの汚れを拭き取り(自分は後回しになっている)、人目を避けるように自室に帰りました。
内部に水がしみ込んでないかどうかが心配だったので、怖くて電源は入れられませんでした。フラッシュディスクをぬきとり、ティッシュで今度はより念入りに拭き取り作業に入りました。でも、ヒンジのすきまや手前側のキーボードのすきまにも入り込んでいて、なかなかとれるものではありません。おまけに、自分のものとはいえ、かなりの悪臭です。
透析室に行って、酒精綿を多めにもらってきました。こういう点では、病院勤務というのはメリットがあります。消毒用アルコールなんて、その辺にいくらでもころがっています。とにかく、アルコールなら本体を損傷することもないでしょうし、同時に消毒もこなしてくれます。
約2時間後、若干の臭いは残るものの、LXは復活しました。おそるおそる電源を入れても、全く問題なく立ち上がってくれました。よかったよかった。