第1章 - Introduction -

第3節 - プログラミングしないプログラム -

コンポーネントの貼り付け

Delphi には、コンポーネントと呼ばれるプログラミングのための部品が、たくさん用意されています。コンポーネントは、コンポーネントパレットに整理されています。コンポーネントパレットから部品であるコンポーネントを取り出して、フォーム上に貼り付けます。

ここでは、ボタンを貼り付けてみましょう。コンポーネントパレットの Standard タブに、OKというアイコンがあります。これをクリックしてください。

そのあと、フォームの上で一度クリックします。すると、フォーム上にボタンが貼り付けられます。

貼り付けられたボタンは、ふつうのウインドウと同じように、マウスのドラッグによって位置を変えたり、大きさを変えたりすることができます。少し試してみましょう。下の図のような大きさと位置に変更できますか。

オブジェクトインスペクタの利用

実は、マウスのドラッグを使わなくてもボタンの位置や大きさを変更することが可能です。オブジェクトインスペクタを使います。

まず、オブジェクトインスペクタ上部のを押して、 Button1 を選択します。

それからオブジェクトインスペクタ右部のスクロールバーを動かして、一番下の Width を探してください。 Width の右側に半角で 300 と入力してみましょう。

すると、ボタンの横幅が変化します。

プロパティ

Width は「幅」という意味です。 Width の値を変更すると、幅が変わります。 Width は、ボタンの性質(特徴)の一種であるといえます。このような性質を(ボタンの)プロパティといいます。

ボタンの Height (高さ)もプロパティです。また、ボタンの位置もボタンの性質と考えられます。位置は基準点から「左にどれだけ」「下にどれだけ」のところにあるかで決まります。「左にどれだけ」というのは Left プロパティ、「下にどれだけ」というのは Top プロパティです。基準点は、フォームのタイトルバーを除いた部分の左上の点になります。

Width 、 Height 、 Left 、Top プロパティにそれぞれ、200、50、100、150を入力して、ボタンを下の図のようにしてみましょう。値を変更するときは、オブジェクトインスペクタの上部が Button1 になっていることを確認するように注意してください。

ここで入力した 200、50、100、150 を、プロパティの値といいます。