本日のお献立(起動編)
- 電源が入らない
- BIOS認識までこない
- Windowsの旗のまま固まる
- 画面に何も表示されない
- 画面に文字化け
- エラーウィンドウが表示される
- ログイン後、動作可能状態になるまで
- 終了を選択しても、再起動する
- 電源切断されない
電源が入らない
電源が入らない場合、考えられるのは以下の各項目です。
- A)配線上の問題
- 電源ケーブルやコンセントが抜けていれば、当然機械の電源は入りません。
- (但しNote型のパソコンは除きます・・次項参照)
- B)内蔵バッテリ障害
- Note型の機械の場合、電源の供給ができない場所(電車の中や屋外)での運用を考え、一定時間電源供給しなくても使えるように、内蔵のバッテリを搭載しています。
- この場合、ACアダプタの配線が外れていても、パソコンを起動する事が可能です。
- しかし、バッテリの充電が切れたり、バッテリ自体の障害が起こった場合、起動しない事があります(前項の配線上の問題を併発している場合ですが)。
- C)機械的な要因によるもの
- 機種によっては、内蔵CD−ROMデッキやFDデッキがネジを外す事なく、スライドバー(ロック)をずらす事で、簡単に取り外せるものがあります。これらの多くは、IDE接続の機器です。
- 通常IDE機器の着脱は、機械に通電している間は行いません。通電している間に着脱を行った場合、回路内に過電流が流れ、結果的に回路を破壊する恐れがあるからです。
- ロックが外れかかっているという事は、機械の作動中に、CD−ROMやFDが抜ける可能性があると言う事です(ネジ止めしてあるわけではないので、机上で移動した際、どこかに引っかかってデッキが抜けるかもしれない)。機械自体を壊してしまう危険性もあるわけです。
- よってこれらの機械では、ロックが外れかかっていると、電源が入らない構造になっています。
- メーカの技術者は、これらの障害の防止を最優先事項と考えて、ロック部分にセンサーをつけたのではないでしょうか?。

BIOS認識までこない(または完了しない)
BIOSとはパソコンが起動する際に、最初に読み込む機械の構成情報です。主な情報としては、日付時刻情報、ハードディスク構成情報(シリンダ数等)、ポートのアドレス、BOOTするメディアの順番などです。
起動時にこの時点でエラーが出る場合、以下の各項目を検討してください。
- A)機器構成情報がおかしい
- 周辺機器や内蔵機器の増設を行った際、設定が間違っていることが考えられます。
- 特にIDEのHDを増設した場合、Master/Slaveの設定があっていない場合などは、動作的にどんな現象が発生するかわかりません。
- エラーが表示された場合は、その要因となる機器をはずしてみるのもいいでしょう。
- B)CMOS保存用のバッテリが切れている
- BIOSの設定項目は、通常CMOSと呼ばれるROM情報として保存されています。間違った情報やこの情報自体が破損している場合などは、機械がおかしな動作をしたり、起動しなかったりします。
- この場合、前兆としてパソコンの時計が遅れるなどの現象が現れます。マザーボード上のバッテリを外し、ショートさせることで直る場合もあります。が、自信がなければメーカに依頼しましょう。
- C)CMOS情報が壊れている
- BIOSには、その設定を初期状態(工場出荷時)に戻すメニュがあります(Get DEFAULT Value)。
- 初期状態に戻してから、変更項目を修正してみましょう。
- これで現象が変わらないのならば、通常はメーカに相談したほうがいいでしょう。(とマニュアルには書いてあります)

Windowsの旗のまま固まる
障害が発生した場合、現象からは判断されにくい事象が多々あります。これもそのうちのひとつです。
この時点で、機械はWindowsの起動を試みていますが、完了できない状態のようです。
以下の項目を試してみてください。いずれの場合も、理由がわからない場合は、メーカに相談したほうがいいでしょう。
- A)SAFEモードでの起動を試みる
- 機械をリセットし、SAFEモードでの起動を行ってみてください。
- 起動できるのであれば、システムのプロパティからデバイスマネージャで構成情報を一通り確認してください。
- 特に、画面の廻りの設定がおかしい場合があります。ディスプレイアダプタのリソースなどは見落としやすい項目です(自動設定にチェック)。
- (但し、Safeモードは診断モードで行われるため、一部の情報は正常に表示できない場合があります)
- B)Step by Stepにて起動してみる(Step-by-step confirmation)
- STEPモードで起動する場合、表面上見えないメッセージを表示できる場合があります。
- CONFIG.SYSやAUTOEXEC.BAT内に不正な記述があると、一時的に応答無し状態になることがあります。(通常はエラーメッセージが表示され、次の記述を実行します。このエラーメッセージが表示されない場合などは、見かけ上固まったように表示されるでしょう。)
- このとき表示されるエラーメッセージ次第では、回復可能な場合があります。
- C)挿入されているカードの機械的な相性が悪い場合
- 以前事例としてあった話ですが、SCSIカードを挿入するスロットの位置により、ハングアップしたことがあります。事象としては、朝1回目のみハングアップし、ハードリセットすると問題無く起動するというもの。
- 原因としては、本体内部の電磁波の問題があげられるそうです。これは本体の構造上の問題と、SCSIカードの設計に起因しており、通常ルートでは解明できなかった話です。
- 対応方法としては、SCSIカードのスロットの位置をCPUからできるだけ放した位置に取り付けることを提案しています。

画面に何も表示されない
画面に表示されなければ、あきらめるしかありません。メーカに相談ですね。
とはいっても、いくつか試すべきことはあります。
- A)電源投入後、まったく表示されない
- ・配線上問題はないですか?
- ケーブル、コネクタ部、入力信号(BNCまたはD−SUB)
- ・NOTE型ですか?
- NOTE型のパソコンの場合、外部出力機器(外付けモニター)への接続・出力が可能です。
- モードは3種類(LCD:液晶のみ表示、CRT:外付モニターのみ表示、Simultaneous:同時表示)
- 何も表示されない場合は、外部出力モードになっている場合があります。
- マニュアルを参照してみてください。Fnキー&F10キーで切り替えられる機械もあります。
- B)BIOS認識以降表示されなくなった
- ディスプレイアダプタの設定がおかしい可能性があります。
- Safeモードで機械を起動し、ディスプレイアダプタを再確認してみてください。
- アダプタがわからない場合、VGAに設定することで切り分けが可能です。

画面に文字化け
起動途中、背景が黒色で、白い文字で文字化けしたような文字が羅列することがあります。部分的に判別可能な文字列がある場合もありますが、たいていの場合は読めません。
以下の順に対応してみてください。
- 機械をリセット
- Starting Windows9*〜の表示が出たら、F8キーを押す。
- 表示されるBoot Menu(Microsoft Windows9* Startup Menu)より、Command Pronpt Onlyを選択・実行。(STEP-BY-STEPでも可)
- コマンドプロンプト(c:\>)が表示される。
- コマンドラインでWINと入力し、Enterキーを押す。
- エラーメッセージが判別可能な状態で表示される。
よくあるエラーメッセージは、別途用意します

エラーウィンドウが表示される
Windowsの起動直前に、エラーウィンドウが表示され、起動ができない場合があります。
- A)フォント系のメッセージ
- これは、ワープロソフト(一太郎・OASYS)などを、不要になったからといって、エクプローラから消してしまった場合などに多く見られます。
- c:¥windows¥wifeman.iniの記述を参照してください。
- エディタなどで該当するフォントの記述をコメント(行頭にセミコロンをつける)にしてみてください。
- B)レジストリエラー
- このウィンドウが表示された場合、選択肢としてはバックアップを復元し、再起動しか選択できません。このメッセージに対しては以下の操作をすることをお勧めします。
- (Windowsの持っているバックアップファイルがいつの時点のものかわからないため)
- メイン電源を切断する。
- Starting Windows9*〜の表示が出たら、F8キーを押す。
- 表示されるBoot Menu(Microsoft Windows9* Startup Menu)より、Command Pronpt Onlyを選択・実行。(STEP-BY-STEPでも可)
- コマンドプロンプト(c:\>)が表示される。
- コマンドラインでWINと入力し、Enterキーを押す。

ログイン後、動作可能状態になるまで
- スタートアップ
- Windowsのプログラムメニュにあるスターアップ内のショートカットが影響している場合があります。Shiftキーを押しながら起動することで、スタートアップをバイパスすることができます。その後、手動で一つ一つのショートカットを実行してみてください。
- レジストリ
- アプリケーションによっては、レジストリ内に起動の記述を書き込むものがあります。
- これによるエラーが発生している場合は、当該アプリケーションを正規の方法でアンインストールしてみてください。
- REGEDIT.EXE等の編集ツールで、値の変更・編集が可能ですが、レジストリの直接編集は、非常に危険(間違った操作をした場合、最悪Windows事態が起動しなくなる)なので不用意にはやらないほうがいいと思います。
- 追加情報
- お使いのOSがWIN98以降であれば、以下の手順を試してください
- 1)ファイル名を指定して実行(R)
- 2)MSCONFIG と入力し、OKをクリックします
- 3)スタートアップタブをクリックし、不要な起動文のチェックを外します
- 復元する場合は、再度1〜2を実行し、復元する項目にチェックをつけます

終了を選択しても、再起動する
- ドライバ
- LANカードのドライバにバグがあると再起動してしまうという事例がありました。
- これはOSR2の機械に古いLANドライバを入れた場合発生しました。
- ハード障害
- メインボード(マザーボード)の障害の可能性があります。(最初に疑いますよね)

電源切断されない
メインボード(マザーボード)の障害の可能性があります。が、これ以外にも以下の事例があります。
- Note型の機械の場合
- ネットワーク共有サービスの組み込まれている機械で、PCカードのプロパティからカードの取り外しを行った場合(電源通電中)、自動的に電源は切断されません。
- このような機械では、電源切断後、LANカードを取り外します。
- IE4.0をインストールしている場合
- MicrosoftのインターネットエクスプローラVER.4.0以降をインストールしている場合、電源切断されないという事例がありました。(対応方法は忘れてしまいました)
覚えておきたい用語集
BIOS
電源投入時に最初に読みこまれる情報。日付時刻、ハードディスクなどの情報が記載されている。
設定画面の起動方法は、電源投入時に表示される。
F1キーまたはF2キーに割り当てられている場合が多い。
または、メッセージ表示中にAltキー&Ctrlキー&Deleteキーの3っつのキーを同時に押す。
Safeモード
正常に起動できない場合や前回の電源切断が異常終了した場合に起動するWindowsの診断モード。
Windows起動に必要な最低限の情報で起動するため、画面はVGA、ネットワークの参照などはできない。
手動での起動方法は、Starting Windows9*〜が表示された直後、F8キーを押す。
表示されるBoot Menu(Microsoft Windows9* Startup Menu)からSafe Modeを選択する。
Step-by-Step confirmation
機械が起動するときは、以下の順に読みこみ、起動する。
- BIOS
- (起動ドライブの)IO.SYS、MSDOS.SYS
- (起動ドライブの)CONFIG.SYS、AUTOEXEC.BAT
Step-By-Step Confirmationを選択すると、Config.Sys,Autoexe.Batを1行ずつ確認しながら起動できる。
起動方法は、Starting Windows9*〜が表示された直後、F8キーを押す。
表示されるBoot MenuからStep−by−step confirmationを選択する。
スタートアップ
Windowsにログイン後、最初に起動するプログラム。パソコンの起動時にいっしょに起動させたいプログラムがある場合は、ここにショートカットを登録する。
レジストリ
Windows及びセットアップされているアプリケーションの設定情報等が記録されているファイル。
拡張子とファイルの関連付けやセットアップ情報(含アンインストール情報)、履歴、ハードウェアリソースなどの情報がデータベース化されている。またユーザ固有の情報を持てるため、複数のユーザが1台のパソコンを共有することが可能。
SYSTEM.DAT、USER.DATが本体で、ある意味ではWindowsの心臓部。