(電○少年風に読んでください)
更新日 98/11/15
ご存知のようにPC110にはFDDが付いていないタイプがあります。この場合、フロッピーディスクで配布されるソフトウェアやドライバをインストールするのは一見不可能に思えますが、実はそれを可能にする方法があったりします。大抵のものはこの方法でインストールできます。ここではWebBoyのインストールを例にあげて説明します。
なおPC110とWebBoy、それから10MBクラスのフラッシュカードがあることを前提とします。
パターンその1
用意するもの: PCカードとFDが読めるPC
もしあなたがPCカードとFDが読めるPCを持っていれば(TP220のようなノートパソコンなら大抵、FDとPCカードの間でデータの受け渡しが出来ますし、PCカードスロットの付いたデスクトップ機でも構いません。ただPC98は未確認ですのでなんとも言えませんが、1.44MBフォーマットのFDが読めるのなら多分大丈夫だと思います。)それを使ってFDのデータをフラッシュディスクにコピーします。今回私はTP220を使って10MBフラッシュにデータをコピーしました。この場合、フロッピーディスクのルートディレクトリのデータがフラッシュのルートディレクトリにくるようにしてください。FDDがAドライブ、フラッシュカードがDドライブなら、
xcopy /e a:\ d:
とすれば良いでしょう。WebBoyにはフロッピーディスクが2枚ありますのでまず1枚目のディスクの内容をコピーします。1枚目のコピーが終わったら続けて2枚目もコピーしてください。この際、install0.bat lha.exe lha.doc の3つのファイルを上書きするか聞いてきますがDisk1のファイルとDisk2のファイルは同じものですので上書きしてもしなくても良いです。さらにフラッシュのボリュームラベルをDisk2と同じ名前に書き換えます。
label
と入力するとラベルが変更できますので webboy2 として下さい。
ここまできたら110に今のフラッシュディスクを挿し、システムを起動します。コマンドが入力できる状態になったら
install c:\webboy
と入力します。この際の webboy はWebBoyがインストールされる任意のディレクトリですので好きな名前をつけてください。するとGUIのインストール画面に移ります。
最初に「インストールの開始」画面になります。簡単なインストール画面の操作説明が出ますので「次画面ボタン」を押します。次にインストール時の設定項目の説明(ビデオの設定画面、接続の設定画面など)が出ますのでここも「次画面ボタン」で先に進みます。
そうすると「ビデオの設定」画面に移りますのでここでビデオドライバを選択します。ビデオドライバには「VGA」「SVGA(VESA)」「CT(Palm Top110)」の3項目ありますので迷わず「CT(Palm Top110)」を選択しましょう。
次に「接続の設定」画面に移りますのでここで「LAN」か「ダイアルアップ」を選択します。
そうするとそれぞれの選択項目ごとに「LAN接続の設定」「ダイアルアップ接続の設定」画面に移ります。私の場合LAN環境がありませんので「ダイアルアップ接続の設定」のみ説明させていただきます。ここでは接続プロバイダでの「ユーザーID」「パスワード」「電話番号」「DNSサーバー(プライマリ)」「DNSサーバー(セカンダリ)」「ゲートウェイアドレス」「IPアドレス」「サブネットマスク」「ドメインネーム」が聞かれますが最初の4項目さえ入力すれば次に進めます。ちなみに「DNSサーバー(プライマリ)」は「0.0.0.0」で大丈夫です。「次画面」ボタンを押すと「パスワードの確認」画面になりますのでサイドパスワードを入力します。
つぎに「モデムの設定」画面になりますが、WebBoyはPC110の内蔵モデムは使えませんのでPCカードモデムを使用することになります。というわけで「COMポート」は「COM2」、「速度(bps)」「初期化コマンド」はお使いのモデムに合わせて、「ダイヤル方式」はお使いの回線に合わせて入力してください。「初期化コマンド」についてはデフォルトの「ATZ」で多分大丈夫だと思います。
そうすると「WebBoyのインストール/構成を続行しますか?」と聞かれますので「了解」ボタンを押してください。そうするとしばらくして「WebBoyディスク2をドライブC:に挿入してください。」といわれますのでそのまま了解ボタンを押してください。そうするとconfig.sysとautoexec.batを書き換えたとメッセージが出ますのでここも「了解」ボタンを押してください。そうするとインストール完了メッセージが出て無事インストールが終了します。最後に「PC110ご使用の方へ」と注意事項が出ますので熟読してください。具体的には
IF EXIST C:\PW\PW.BAT C:\PW\PW.BAT
という行を最後尾に回してくださいということです。これでシステムを再起動して webboy と入力すればめでたくWebBoyが起動します。最後にフロッピーディスクからコピーしたファイルを削除し(2MB近くあります)、ボリュームラベルを元に戻せば完璧です。
パターンその2
用意するもの: ネットに接続でき、FDが読めるPC
実はこの方法は実際にやったことがないので詳しく説明できないのですが、どう言うことかというと、FDのファイルを添付ファイルとして自分宛にメールで送り、PC110で受信してファイルを110のフラッシュディスクに落とすという方法です。添付ファイルが扱えればパソコン通信のメールでも、e-mailでも構いません。ファイルをルートディレクトリに展開し、ボリュームラベルを変更したらあとはパターンその1と同じように通常にインストールしてください。
パターンその3
用意するもの: PCカードとFDが読めるPC
これはあまりお勧めできないのですが一応方法として紹介します。まずPCカードとFDが読めるPC(PC-Aとします)にWebBoyをインストールします。その後、PC-AのWebBoy関連ファイルをフラッシュディスクにコピーします。以上です。最初にFDからコピーする必要がない分簡単に思えますが自分で必要なファイルを判断したり、config.sysやautoexec.batを書き直さなければならないので結構面倒です。さらにビデオドライバの選択画面でCT(110用ドライバ)が選択できない可能性があるなどでうまく動作しない可能性もあります。またPC-Aも元の環境に戻すのが大変ですので、やはりお勧めできない方法ですね。この方法は例えばDOSとWindows3.1とMIDIシーケンスソフトを10MBのフラッシュディスクに収めようなどという普通のインストールでは物理的に無理な作業を、要するに無謀なことを実行するときに有効です。
パターンその4
用意するもの: PCカードとFDが読めるPCとフラッシュカードもう1枚
もしフラッシュディスクがもう1枚あればそれをFDに見立ててインストールすることが出来ます。つまりFDのファイルをフラッシュディスクにコピーしそこからインストールする方法です。メインのフラッシュディスクの空き容量が少ない場合など有効な方法です。また複数枚のフロッピーを切り替える際にいちいちボリュームラベルを調べられたり、同じ名前で違うファイルがある場合などはフロッピー差し替えのメッセージが出たらその都度新しいフロッピーのファイルをコピーして(ボリュームラベルも変更して)インストールする方法もあります。
というわけで非実用的なものまで含めて、4通りの方法を紹介しました。今回のWebBoyの場合はボリュームディスクを2枚目のフロッピーと同じにすることがポイントでした。(これを発見するまで何度か試行錯誤しています。)この4通りの方法を使えば大抵のドライバやソフトウェアがインストールできると思います。中にはインストールディスクのドライブを指定(例えばドライブAなど)しているものもありますが、それは assign コマンドを使えば何とかなります。
ただどんなにがんばってもFDDが必要なもの(16MBパッチはどうしてもだめでした)がありますし他にPCがない場合にはどうしようもないので、やはりFDD(+ぽとり)はあったほうが良いと思います。便利ですし、何よりこんな煩わしい思いをしなくてすみます。
おまけ: PC110でモデムカードを使うつぼ
PC110ではモデムカードはBIOSで認識できますが、Play At WillなどでPCカードを認識させる場合はPS2コマンドの通信ポート設定メニューで4項目あるうち内蔵モデムをCOM1にし、それ以外を使用しないにするとうまく認識できるようです。
おまけ2:
上の訂正。Win95環境ではPCMCIAモデムをCOM1にしたほうが良いみたいです。