コンピュータ代数に関する一般的感想
最初、数式処理システムを触ったときはとても感動したものだ。プログラムで作っていた3次方程式の数値解なども簡単に出てくる。まるで、魔法の機械に思えたものだったが最近ではその感想もちょっと変わってきた。
まず、組み込まれている処理をするときはとても便利にできるのだが、ちょっと変わったことをしようとするとプログラムを書かなければならなくなる。これは、とても手間がかかるので手で計算したほうが速い場合が多い。まるで、コンピュータ代数はデータベースのような気がしてきた。
よく知らないことを計算するときは結果がすぐにでてくるためいいのだが、よく考えてみると何をやっているのかよく分からないということが多い。
結局、コンピュータ代数が非常に活きる場面というのは、計算の仕方自体よく熟知しているが、やたら計算量が多いといったときや、よく知らないが急にその計算が必要になりとりあえず結果がほしいとき、単に検算がしたいとき位に限られていると思う。
コンピュータ代数においては、数値計算とは違って、ほんの少しの式の変更により全く計算ができないといったことがよくでてくる。そのため、案外活きる場面が少ないのかも知れない。コンピュータが何もかもやってくれるなんてことは残念ながらないのだ。電卓を使えばどんな四則演算も一瞬でできるが、やっぱり手で計算した経験がないと役に立たないのと同じかもしれない。
コンピュータ代数システムの使い方を覚える手間も考えれば、必要なとき以外手を出さないのが正解かもしれない。