[ta-kun]自分のことでなんですが・・・前編

やっぱスポーツをいいねぇ。みなさんは「Number」っていう雑誌知ってる?あの山際淳司がデビューしたやつです。スポーツ雑誌やけど、俺の好きな裏の話が載ってるんよねぇ。
この雑誌は有名どころから無名な人までいろいろなスポーツの人達が出てくる。なにもドラマは現在活躍してる人だけが持ってるもんではない。確かに有名な人達はそれまでの大変な努力があってこそ、今の活躍があるのだが。
なぜこんな話は好きかというと、ta-kunもバリバリのスポーツマンだったからだ。これでも大阪でベスト8〜16に入るチームに所属していたのだ。ハンドボールというちょっとマイナーな競技やけど。
高校の時やけどね。しかも1年からレギュラーであった。もう大活躍で「国体に出てやる」って感じで打ち込んでいた。しかし・・・
調子に乗り過ぎたのか、試合中に接触プレーで左足脛を骨折。完全に折れた。1ヶ月寝たきりやったねぇ。それに入院中にもめごとが起きたみたいでエースの先輩が辞め、チームはもうボロボロ。そん時の大会は1回戦で敗退。
「はやく復帰したい」
そんな想いを胸に無理をしてリハビリに励んだせいか、くっつきかけた骨がまた動きだした。それによって少し曲がってくっついてしまった。
完全にギブスが取れたのは半年後。
「これでやっと思う存分やれる」
が見事に裏切られた。曲がってくっついた足は元に戻ったわけではなかった。
足首の動きがどうも悪い。もちろん左右の筋肉のバランスは悪いし、松葉杖の生活時についた癖、右側に重心を置いて歩くのは直らない。もちろん走ると痛みがある。
「満足にプレーができない」
それどころか試合に出してもらえるかどうかも危ない状況だった。これだけに打ち込んできただけに、ほんとにショックだった。
「試合に出たい」
こんな足でも自分にしかできないことを探すしかない。出した答えは「ムードメーカー」だった。試合中声を出しまくり、チームを盛り上げる。今までもその役割は果たしてきたが、プレーが伴ってないのでやれるかどうか。
「やるしかない」
そして2年生の冬がやってきた。

[後編へ][top]