汎用グラフィックスファイルフォーマットの一種.GIFフォーマットは,InternetのWWW(World Wide Web)でビットマップ表示を行なう際に利用されるグラフィックスフォーマットの1つである.もともとは CompuServeにおけるデータ交換用として決められたフォーマット.
静止画像を1/10〜1/100に圧縮する技術.または,画像圧縮アルゴリズムを制定する目的で設立された団体(JPEG:Joint Photographic Coding Experts Group).JPEG方式は,本来フルカラーから白黒2値の画像を効率よく圧縮するために策定された画像圧縮方式で,風景や写真データなどでは 効果的だがコンピュータグラフィックスの圧縮には向かない.圧縮過程で情報の一部を切り捨てる(Lossy)方式と,オリジナル画像からの劣化がない(Lossless)方式がある.JPEGの技術は電子スチルカメラ/画像データベース/テレビ会議/カラープリンタの印刷処理などに応用されている.
GIFが採用している圧縮アルゴリズムのLZWの特許元の 米Unisys社が、1994年12月にLWZの特許料の支払いを商用ソフト製作者に求めたことで、GIFを取り巻く状況は大きく変化した。
ライセンスフリーな GIFの後継者として、新たにPNG(ピング)フォーマットが誕生した。PNGはWWWの標準化団体であるW3CからWWWでの画像フォーマットの標準として推奨されている。特徴としては、
ただし、アニメGIFに相当する機能がない点が欠点と指摘する向きもある。PNGは単一静止画像しかサポートしていない。複数画像としては、MNG (Multi-image Network Graphic)フォーマットが提案されている。
γ補整とは、色の補整を行う機能なのだがシステムによって持っているγ値が違う。Windowsでは γ=1 と、まったく補正されずに画像が表示される。これに対して、Macintoshでは、γ=1.8 と、通常より大きい値が設定されているため、同じ画像でも Windows上で見るよりMacintosh上で見たほうが明るく見え、印象がかわってしまう。
PNGフォーマットでは、画像を作成した際のγ値を埋め込むことができる。これにより、どのシステムで画像を見ても、同じコントラストで画像が見ることができる。
ただし、PNGをサポートするアプリケーションが少ないのが、難点だ。PNGをサポートしているアプリケーションはいくつかあるが、実際は、ごく基本的な部分だけしか実装されていないことが珍しくない。PNGの特徴であるγ補整やαチャネルに関しては、RGBチャネルのみを扱っていた従来のプログラム・アーキテクチャを大きく変更する必要があるためか、ブラウザでサポートしているものは皆無に等しい(IE4やNavigator4では、一応表示はできるが色がおかしくなる)。
画像ファイルについて甘く考えるのは禁物である。WWWページの全データの内に占める画像データの割合は、かなり大きいのが普通だ。日本国内の回線使用料が安くないことを考えると、ユーザの側に無意味なコスト負担を強いているわけであり、問題である。
美しさとコストを秤にかけ、適切な画像ファイルを選択することが必要になってくる。同じデータでもフォーマットや圧縮率でファイルサイズは大きく変わる。選択には慎重な判断が必要だ。
ところが、実際には商売をしているはずの企業サイトに、画像の「コスト計算」ができていないところが多いようだ。