製品概要
インテル(R) 830 チップセット・ファミリは、モバイル インテル(R) Pentium(R) III プロセッサ - M およびモバイル インテル(R) Celeron(R) プロセッサ・ベースのノートブック PC 向けチップセットとして、インテルの革新的テクノロジを投入した新製品です。スケーラビリティと堅牢性を兼ね備えたインテル(R) 830 チップセット・ファミリは、性能と価格の両方に厳しい目が向けられるモバイル・システムに特化されており、共通のプラットフォーム・アーキテクチャであらゆる価格帯のシステム向けに展開されています。また、優れた統合機能と低消費電力動作により、インテル 830 チップセットは、ミニノートブック、サブノートブック、タブレット PC をはじめとする小型フォームファクタ向けの最適なソリューションとなっています。
インテル 830 チップセットは、プロセッサとシステム間で133MHz のシステム・バスを採用しており、従来のノートブック PC と比較して33% の性能向上が図られています。高速メモリ (PC133 SDRAM) へのアクセスを高速化することで、システム全体のパフォーマンスが改善されています。また、I/O デバイスへのデータ・パス速度も倍速化されたため、オーディオ、ビデオなどのストリーミング・アプリケーションにおいても良好なパフォーマンスが得られます。
インテル(R) 830 チップセット・ファミリには3種類の製品があり、いずれも同じパッケージが採用されています。830MP チップセットは、外部 AGP2X/4X グラフィックスをサポートしています。830M チップセットは、性能を重視したインテルの次世代グラフィックス・コントローラを内蔵するほか、外部 AGP2X/4X グラフィックスもサポートしています。そして、価格重視のノートブック PC 市場を対象とする830MG チップセットは、グラフィックス機能を内蔵して、コスト削減に効果を発揮しています。830M および830MG チップセットの Direct AGP (統合グラフィックス) では DVMT (Dynamic Video Memory Technology) が採用されており、システムのメイン・メモリの使用状況が効果的に管理されています。このため、優れたグラフィックス機能とシステム・パフォーマンスの向上、およびディスクリート・タイプの製品をしのぐコスト削減が実現します。また、DRDRAM メモリ・ベースのローカル・グラフィックス・フレーム・バッファを使用すると、3D 性能およびビデオ品質を格段に進化させることもできます。
インテル 830 チップセット・ファミリは、柔軟性とコスト効果の高いソリューションを最新のノートブック PC 市場にもたらします。さらに、広範な開発支援、製品検証、厳密な製造基準などにより、開発および製品展開期間の短縮が可能になると同時に、インテルならではの品質と信頼性も実現されます。インテル(R) 830 チップセット・ファミリは、共通のボード・アーキテクチャおよびドライバを採用することで、さまざまな価格帯/フォームファクタの製品に対応し、OEM 各社の投資効果の向上に貢献しています。また、プラットフォーム評価の必要性が減り、TCO が低下するため、コスト削減効果は企業の IT 部門にもおよびます。
| 機能 | 利点 |
| 133MHz プロセッサ・システム・バス | プロセッサ、メモリ、I/O デバイスの間の帯域幅を従来に比べ33% 向上。 |
| PC-133 SDRAM (Synchronous Dynamic Random Access Memory) のサポート | 従来のモバイル PC 用メモリに比べ33% の高速化。低コストで高性能のメモリ性能を発揮。 |
| 最大1GB の SDRAM メモリをサポート | 従来のチップセットに比べ、システム・メモリの最大容量が倍増。 |
| 高性能を追求したメモリ・コントローラ | システム・レベルの消費電力を大幅に抑え、長時間のバッテリ駆動に貢献。 |
| チップセットの低消費電力モード | システム・レベルの消費電力を大幅に抑え、長時間のバッテリ駆動に貢献。 |
| 3ポート DVO (Digital Video Output) | 従来型の TV 出力や、デジタル・フラット・パネル機器の接続に対応。また、外部 CRT モニタも接続可能 (チップセット統合型グラフィックス使用時のみ)。 |
| I/O コントローラ・ハブ・アーキテクチャ | 従来のブリッジ・アーキテクチャ (133MB/s) に比べ、2倍の I/O 帯域幅 (266MB/s) を実現。I/O からメモリへのアクセスを専用パス化。並列データ・ストリームのサポート。アイソクロナス・プロトコルの採用により、マルチメディア・コンテンツの再生も円滑化。 |
| 6ポート USB | 従来の2〜4ポートに比べ、周辺機器の接続性が大幅に向上。 |
| 統合 LAN インターフェイス | コスト、実装面積を抑えた柔軟な LAN 接続を実現。 |
| 統合型 Deeper Sleep | ロジックを統合することで外部ロジックが不要となり、省スペース、省電力に貢献。 |
| 共通のドライバを使用したインテル・グラフィックス・テクノロジ** | 共通のドライバにより、さまざまな価格帯/フォームファクタの製品に対応。プラットフォーム評価の必要性が減り、TCO の低下も実現。 |
| DRDRAM ローカル・メモリを使用可能 | グラフィックス性能の向上と帯域幅の拡大により、ビデオ解像度がアップ。 |