無線LANネタ

. . . 無線LAN madwifi/linux-wlan-ng . . .






FIVA206は名機チャンドラと同様にA5という極小サイズです。
A5サイズにも拘わらず10/100BASE LAN内蔵で便利なのですが
小さいが故にLANケーブルをつないで使うのがシックリこない。
そこで自然と無線LAN IEEE802.11b/g に目が行くわけです。
通称ジャンク小屋こと我がマンションの一室にもIEEE802.11bの
アクセスポイントが常設されているため、無線LANクライアントアダプタ
(あえてカードではなくアダプタとする)がFedora Core3で使えれば
快適ネット生活になること間違いない。

ここで、Fedora Core1を振り返ると、orinoco_csで認識されないタイプの
無線LANクライアントアダプタがあることを思い出す。
orinoco_csと限定してはいけない、つまりFedora Core1/2が採用している
標準ドライバでは動作しないものがある。

  • CardBus 3.3V 専用のタイプ
  • USB接続のPrismチップ搭載タイプ
  • IEEE802.11g対応の無線LANカード

これらの条件に該当する手持ちの無線LANクライアントアダプタとして
BUFFALO WLI-USB-S11
コレガのPCC-11
ELECOM LD-WL54AG/CB がある。

そこで、
PCC-11, WLI-USB-S11 : linux-wlan-ng
LD-WL54AG/CB : madwifi
これをチャチャっとFedora Core3 on FIVA206でも取り込むことにした。


madwifi(Multiband Atheros Driver for WiFi)のインストール

LD-WL54AG/CBを使うためにmadwifiのドライバが必要になるため
以下のようにしてソースを取得する。

cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/madwifi co madwifi

madwifiディレクトリがカレントディレクトリ下に出切るので
makeおよびrootでmake installすれば利用中のカーネルに合わせて
ドライバがインストールされる。
→ /lib/modules/カーネルバージョン/net 下

システムを再起動するとAthros Comunications, Inc. AR5212が
自動認識され、コンフィギュレーションするか問い合わせてくる。
ここでコンフィギュレーションすれば使用可能となる。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ath0 が作成されているか
また、設定内容を確認すること。


linux-wlan-ngのインストール

prismチップを搭載している無線LANクライアントアダプタでも
USBタイプのものや、CardBusで3.3V専用カードのものはウマク動かない。
そこで、 The Linux-wlan Companyが配布しているlinux-wlan-ngのドライバを利用する。
ftpサーバから最新のドライバソースを入手する。

入手したソースを(tar.bz2 or tar.gz)を展開してコンパイルする。
./Configure 実行
Build Prism2.x PCMCIA Card Services (_cs) driver? (y/n) [y]:
Build Prism2 PLX9052 based PCI (_plx) adapter driver? (y/n) [n]:
Build Prism2.5 native PCI (_pci) driver? (y/n) [n]:
Build Prism2.5 USB (_usb) driver? (y/n) [n]: y

コンフィギュレーションが終了したら
make all
make install
これでドライバのインストールは完了。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0を作成する。
DEVICE=wlan0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp

固定アドレスにしたければ、IPADDR= にアドレスを指定。
./Configure実行時にLinux sources directory の問いでエラーになる場合は
利用しているカーネルソースの所在、/lib/modules/カーネルバージョン/build
を確認してみる必要があります。
Fedora Core3のyumでは、カーネル更新に合わせてソースを自動選択しないようです。
この場合は、ミラーサイトからカーネルソースを取得するかFedora Projectのサーバから
必要なカーネルソースパッケージを取得してインストールします。


結果
madwifiおよびlinux-lan-ngのドライバをインストールしたことにより
LD-WL54AG/CB, PCC-11, WLI-USB-S11の3種類のアダプタを無事に
利用することが可能になった。
特に、PCカードタイプであるLD-WL54AG/CB, PCC-11は極めて安定している。
WLI-USB-S11に関しては、USBケーブルを接続すると認識および使用が可能であるが
データ転送量が多い場合、あるいは暫く放置すると通信を停止する症状を確認した。
今のところ原因は特定できていない。
FIVA206の供給電力が不足しているのかも知れない。
このアダプタはUSBケーブルで接続するうえに、やや大型。
LANケーブルでネット接続するのと変わりがない。
FIVA206に接続して使うことは無いと考えている。
ふと調べてみると、 WLI-USB-KB11もlinux-wlan-ngのドライバで利用可能らしい。
これをお持ちの方はお試しあれ。

蛇足であるが、WLI-USB-S11を殻割りすると基板1枚ものであることがわかる。
USBケーブル接続の問題をウマクすると、省スペースパソコンなどで
筐体に組み込むことができるかもしれない。


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