うなぎは本当にうまいのか?

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苺という果物がありますね。みなさんは、苺をどうやって食べます? まあ大体、砂糖やコンデンスミルクをかけて食べるのが主流でしょう。

で、僕は甘い物、特に甘ったるい感じの食べ物が嫌いなんですが、 そういう意味では僕にとって苺のイメージはあまり良くないです。 世間一般が砂糖等をかけて食べる事や、イチゴクレープ、イチゴチョコ、イチゴジャム ... 等、苺関連の食べ物というと何故か甘ったるい物ばかりですからね。

じゃあ、お前は苺が嫌いで一切食べないのか? というとそうでもありません。 ちゃんと食べます。確かにイメージは悪いけど、嫌いなわけじゃ無い。 むしろ好きな方ですね。 というのは、僕は苺本来の甘味や酸味が醸し出すおいしさを知っているからです。 要するに、僕が苺を食べる時は、生のまま、塩を振りかけて食べます。

苺を塩で食べた事の無い人にとっては、意外というか違和感を感じるだろうと思います。 だけど、スイカに塩をかけるのと同じ理屈だ ... と考えればそれほど意外でも無いでしょう。 本来、苺は生のままでも十分な甘味がありますし、酸味とのバランスも丁度良い。 塩で甘味を増して、さっぱりした食感を出せば、もうそれで十分なわけです。 むしろ、最近の苺は糖度を増やして酸味を抑える傾向があるので、へたをすると、 生のままでも甘すぎる場合があります。

... で、話は急に変わりますが、もうじき土用の丑ですね。 と来れば当然うなぎですね。 もうデパートやスパーマーッケトでは恒例の行事が始まっています。 で、こういう世間の罪の無い行事に水をさすようで悪いけど、 僕は以前からうなぎについては疑問を持っています。 タイトルを復唱すれば「うなぎは本当にうまいのか?」という疑問ですね。

いや、といっても、別にうなぎがまずいと言いたいわけじゃ無いです。 僕も食べた事が無いわけじゃあ無いから分かっています。 多分世間様が仰しゃる通りうまいんでしょう。 日本全国子供から御年輩の方までおいしそうに食べているから、異論の余地は無さそうですね。 失礼しました ... と、言いたいところなんだけど、やっぱり疑問を払拭できないんですよね、僕は。

まず、うなぎといえば、蒲焼が定番ですよね。 統計を調べたわけじゃ無いけど、一般の日本人が意図的にうなぎを食べる場合、 8割位は蒲焼(うな丼も含む)を食べるんじゃないかと思います。 他にも、白焼だとか、うなぎパイだとか色々あるんだろうけど、 うなぎ事情に疎い僕には、うなぎの調理法としては蒲焼しか思い浮かばないのが本音です。 (実際、蒲焼しか食べた事ないし)

で、この蒲焼という奴が、僕のうなぎに対する疑問の発端です。 良く知らないし、関東と関西で調理法が違うらしいけど、 蒲焼というのは要するに、焼いたり、蒸したり、ひっくり返したり、焼いたり ... なわけですよね。 つまり、良く考えてみると、その工程の積み重ねは、 うなぎ本来の旨味やエキスを削ぎ落とす方向に働いているんでは無いか? という疑問が発生するわけです。 焼く事でうなぎのエキスを落とし、蒸してエキスを消し、さらに焼いてさらにエキスを落とし、 最後の仕上げに、シロップのように甘いタレを何重にも塗りたくって出来上がり ... なわけですから、 うなぎ本来の味なんか既に分からないんでないの? というか、そんな調理法だったら

ムカデだろうがゲジゲジだろうが何でもOKでないの?

白焼の調理法は知らないけど、 イメージ的には蒲焼よりはうなぎ本来の味を残しているみたいですね。 ところが、先程の8割という数字が正しいと仮定すれば、 日本人の8割が白焼よりも蒲焼を支持しているわけです。 つまり、 「うなぎ本来の味を残している白焼」よりは「うなぎ本来の味を抹消した蒲焼」 のほうが国民投票の結果「うまい」と判断されたわけですね。 この事から判断すると、実はうなぎという奴は

本当はとてつもなくマズイんでないの?

という疑惑が発生するわけです。 そう。もう「疑問」なんていう生易しい言葉ではなく「疑惑」ですね。 もちろん、この論法が強引なのは自分でも分かっています。 単に現象面だけで判断しているわけですから、 「一般国民の味覚のほうが間違っている!」という様な白焼好みの方からの反論も予想されます。

で、また話が急に変わって申し訳ないけど、再び果物の話です。 僕が世の中で一番嫌悪している果物は、グレープフルーツです。 その詐欺的呼称も問題ですが、最も我慢できないのは、その世間からの待遇のされようです。 この、グレープフルーツという奴、なんと、砂糖をかけて食べるんだそうです。 つまり、こいつは、

自分自身の甘味で勝負できない奴

なんですね。冒頭の苺も世間から同様の待遇を受けていますが、苺は許せます。 僕は苺の実力を知っていますし、胸を張って「世間の方がおかしい」と言えますし、 苺はとっても可愛いです。 ところがグレープフルーツという奴は、確かに砂糖をかけたくなる気持ちが分かる程、 薄呆けた貧弱な味しかしません。まさに「薄ら馬鹿」という言葉がぴったりです。 にもかかわらず、 こいつは「グレープフルーツ専用スプーン」なんていう大袈裟な食器まで人間様に作らせる始末。 その上、「砂糖をかけて食え」と仰せられる。

お前は一体何様だ?!

というか、世間の人々は何故こんな奴にそこまで卑屈になる必用があるんだろうか? 少なくとも日本には温州蜜柑という世界(特にカナダあたり)に誇れる果物があるではないか。 いつまでこんな奴の足の裏をなめる様な事をすれば気が済むんだ?

で、またまた急にうなぎの話に戻るけど、要するに僕がうなぎに対して言いたいのは、 「まさかお前もグレープフルーツような薄ら馬鹿だとは思いたくない」 ... 「悔しかったら、そろそろ勝負に出ろ」という事ですね。

例えば、僕のイメージの中でうなぎの対極にあるのが秋刀魚です。 秋刀魚は立派な奴です。 こいつも、たまに蒲焼にされてみたり、アイスクリームにされてみたり ... と普段は色々愛敬を振る舞っていますが、ここ一番の勝負では必ず塩焼きです。

例えば、腹が減って死にそうな時に、目の前に「ごはん+秋刀魚の塩焼」と、 「ごはん+秋刀魚の蒲焼」があった場合、あなたなら、どちらを食べます? もちろん大多数の人は前者ですよね ... って、これは強引だよね。 そんじゃあ、同じ情況で「ごはん+うなぎの蒲焼」と「ごはん+うなぎの白焼」 があった場合は?

さあ、そろそろお分かりだろう。 要するに、今のところうなぎという奴は、 鎧兜、ガスマスクを装着した上に、刀剣、機関銃、バズーカ砲、 全身フル装備した状態でしか勝負していないわけです。 一方、秋刀魚はフンドシ一丁で戦っているわけですね。

だからよ〜〜。うなぎさんよ〜〜。そろそろ

素手でかかって来いよ!

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