おいら自炊はするけど、未だに電子レンジって持っていないんです。その主な理由は2つ。
さて、僕は電子レンジで暖めた物は「旨く無い」と思っているんだが、世間ではそうでも無いようだ。 まあ、こんな事は「味覚の違い」という事で片付けてしまえば良いんだろうけど、果たしてそうなんだろうか?
冷や飯というのは、少し固くなった分しっかり噛む必用があって、それだけに独特の甘味があるんですわ。 米のエキスを最後まで絞り取る ... という感じですね。 夏の暑い日に、キュウリの漬物なんかをオカズにして冷えたお茶をかけた冷や飯 ... なんていうのも風流ですね。
んで、この「炊きたて御飯でなきゃ嫌だ」派の人達って、単なる好みならそれはそれでいいんだけど、 その裏に日本人の歪んだ歴史観が見え隠れしてしまうんですな。
たまに居ますよね。「男子厨房に入るべからず」とか「男は魚の尻尾を喰うな」とか「新米じゃなきゃダメだ」とか言い張る輩。 いわば武士気取りの連中。この連中と「炊きたて御飯でなきゃ嫌だ」派とはどうしてもダブッて見えてしまう。
んで、武士気取りで悦に入るのは勝手なんだけど、その内容が支離滅裂。 そもそも武士(もののふ)というのは戦士です。戦場での賄い事は、他人(女性)に頼らず全て自分で用を足すのが基本です。 武士(もののふ)は当然自分で食事を調理していて、厨房なんていう立派な設備を利用できれば良い方だった筈です。 毎食炊きたて御飯が食べられるなんていうのは非現実的な話で、冷や飯が当たり前です。 せっかくの魚の尻尾を食べ残すなんていうのは、武士道に反するどころか、犯罪的行為ですね。
まあいいや、イヤミはこれ位にして置こう。 要するに、この武士気取りの連中が気取っているのは実は武士(もののふ)では無く、武家(お役人)であるという事ですね。 そう、江戸時代の武家(お役人)という意味ならなんとなく辻妻が合いますね。 だけど、江戸時代の足軽等の下位クラスを含めた武家(お役人)が毎食炊きたて御飯を食べていたかというと ... それも疑わしい。 という事は、この武士気取りの連中がシミュレートしているのは、もっと上の公家階層なんだろうか?
とは言っても答えは自明ですね。俺達の御先祖様なんて「どうせ、そこらのドン百姓」というのが答えです。 差別的用語は使いたくは無いけど、問題の本質を強調する為の事として御了承願いたい。 圧倒的小数階層が圧倒的多数平民を支配していた時代が、かつて日本にはあったわけだから、 おいらみたいな、しがないサラリーマンの御先祖様なんて圧倒的な確率でドン百姓だったに違いありませんね。 ドン百姓で無かったとしても、せいぜい漁師か商人か町民クラスでしょう。
御先祖様を大切にする為の第二歩として、御先祖様の生活習慣を踏襲してみよう。
炊きたての御飯? 何それ? 俺達の御先祖様なんて、そもそも炊きたてどころか、米を常食する習慣すら無かったんだぜ!
イカンぜよ! イカンぜよ! そんなこっちゃ御先祖様がお嘆きですゼ!
おいらの御先祖様は確か「そこらのドン百姓」だった筈ですゼ。 家なんていうのは、お武家(お役人)の様な、お偉い方々の制度ですよね? おいらの御先祖様には、家どころか苗字すら無かった筈ですゼ。 そんなおいらに「家を継げ」とは、これ如何に?
あ〜〜、そういえば、明治になってから日本全国民に苗字を押し付けるという、今なお非民主主義国家を誇る我が日本らしい事変がありましたなぁ〜〜。 こりゃ失礼しました。だけど依然として家っていうのは何の事だかサッパリ分かりまへんな。
はっきり言えば、電子レンジで暖め直した焼き魚より、冷めたままの焼き魚の方が遥かに旨い。 電子ジャーに入れっぱなしにした暖かい御飯より、冷や飯の方が遥かに旨い ... という事ですね。
う〜〜ん。今回はちょっと無理があったか? まあいいや、次回をお楽しみに。
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