基本的に私の回答した物はハードウェアに関するものが殆どで、 こういった分類はあまり適切でないかもしれません。 一応、その中でも特に一般的な原理や仕組みに関する物が集めてあります。
Subject: Re: [PC 09171] Would you tell me the diffrences between FP, EDO and SD RAM? Date: Wed, 28 May 1997 05:36:19 +0900 > FP-DRAMとEDORAM(よく江戸RAMと読んでいます)と、 > SDRAMというメモリの種類を良く聞くんですが、 > そんなに性能が変るもんなのでしょうか? これらは基本的には同一の DRAM 部に、異なる外部インターフェース回 路を付加したもので、本質的な DRAM としての特性に差はありません。 差はそのインターフェースに関するものです。 > わかりません。一応、素人的には、最近話題の、 > SDRAMがすごいのかなと、感じています 上記の通りなので、あまり過大な期待をすると裏切られますよ。 確かにバースト転送は早くなる可能性がありますが、若干アクセスタイ ムが悪化する傾向があるようです。 > (なんか10nsアクセスって聞いたことがあるんですが?) これは間違いです。 メモリの速度は「アクセスタイム」と「サイクルタイム」に分けられま す。この「10ns」というのは後者を差すものだと思われます。 「アクセスタイム」とは任意のアドレスを読み出した時に掛かる時間の 事を差します。車に例えれば、加速性能の事になるでしょう。 「サイクルタイム」は連続したアドレスを続けて読み出す時に掛かる時 間の事です。同じく車に例えれば、最高速度の事になると思います。 一般的な DRAM の場合、アクセスタイムはそれ程早くはなりません。 なので、それを補うためにキャッシュが広く利用されています。 更に、DRAM とキャッシュの間の転送を高速化する為(等)に、バースト 転送が良く用いられています。これは連続する 4word をひと纏めにし て読み書きするもので、2〜4word 目の転送はより高速なサイクルタイ ムで行なう事が出来るので、全体としての性能が向上します。 FPM/EDO DRAM はバースト転送時のサイクルタイムも DRAM の性能に依 存しますが、SDRAM の場合は直接関係有りません。chip 内で別回路に なっているので、DRAM 部と独立に速度を上げる事が可能です。 なので、SDRAM のサイクルタイムは他の DRAM に対し、非常に高速な物 が多いですが、アクセスタイム自体は殆ど差がありません。 # 同一設計水準では SDRAM の方が若干アクセスタイムが悪化します。 これは余談ですが、例外的にアクセスタイムが早い DRAM として、 MoSys 社の MDRAM があります。ET6000 で採用されたものです。 これの変種の M-Cache は PBSRAM の代りに使われたりもしてます。 又、Nintendo64 で有名になった Rambus DRAM ですが、これはサイクル タイムが非常に高速なのですが、アクセスタイムは上記の DRAM 類に比 べ「ダントツ」に遅かったりします。 # 性能比較は難しいよね、という話です。 さて、上記は DRAM 単体の性能についての話で、実際のシステム上の性 能とは等価でないです。具体的には、Chipset の能力が重要になります。 > それと、付け加えになるんですが、 > チップセットのVX,HXはどっちがいいんでしょうか? まず、VX は SDRAM 対応ですが、HX は未対応です。 なので、SDRAM が使いたければ VX を選ぶことになるのですが、VX は SDRAM 使用時の最短メモリサイクルが 7-1-1-1 と少々遅いです。 これは HX + EDO の 5-2-2-2 と 合計で 1clock しか差が無く、最初の 1word が 2clock 遅いという事で、HX + EDO に負けるかもしれません。 また、VX は2次キャッシュが 64MB までしか効きません。 HX は TAG RAM の拡張により 512MB まで効くようになりますので、メ モリを大量に積む可能性が高ければ HX のメリットが効いてきます。 # Motherboard によっては TAG が拡張不可の物もあるので御注意。 SDRAM を使いたい場合、現状では TX を選択するのが良いでしょう。 VX の後継 chipset であるこれは、SDRAM 使用時に 5-1-1-1 と高速化 が計られており、SDRAM を使用する価値があると思います。 ただ、これも VX 同様 2次キャッシュは 64MB までしか効かないため、 メモリを多量に積むハイエンド機やサーバーには向かないと思います。 個人的には AM640 に期待してますが、製品はまだまだ先でしょうね。 > メモリ同士では、あまり価格に差がないし、おまけに > 円高のせいか若干価格も落ちてきていますの、 > 買いかと考えています。何が問題かというと、 そうですね、最近価格差がかなり小さくなりましたね。 少し前なら HX + EDO で決まりだったんですが。 > SDRAMのスロットがついたマザーボードがちょっと高いので、 > それでメモリ同士の性能の差があるのかどうかを、 > 質問させて頂きました。 実際の機械ではどのような差があるんでしょうね。 こればっかりは実機の上で実アプリケーションのベンチマークを取らな い事には何とも云えないですから... この辺は他の方にオマカセします。 # ウチは未だに 120ns の 30pin SIMM が現役だったりするので。:-) という訳で、あまり結論には関係のない、参考情報でした。 多少なりとも役に立てば良いのですけど。 # 私のメールはこんなのばっかり...
Subject: Re: [PC 09205] Re: Would you tell me the diffrences between FP, EDO and SD RAM? Date: Wed, 28 May 1997 23:13:29 +0900 > ところでSDRAMには現在100Mhzと87MHZの2種類が出回っているように聞きましたが > 現物のどこを見れば分かるのでしょうか?以前70nsとか60nsはチップを見ると-7 > とか-6と明記されていて分かりやすかったのですが、SDRAMはやたら数字が並んで > いて見分けが付きません。よろしくご指導願います。 手元の富士通の SDRAM の Datasheet によると、少なくとも 67/84/100/125MHz の物があるようです。これらは EDO/FPM などと同様、 型番の後ろに付くサフィックスで識別可能です。(型番-100 とか) # もっと早いものもあるかもしれません。 もっともこれらの表記はメーカ毎に異なる場合が多いです。 うろ覚えですが、動作周波数ではなくサイクルタイム(ns)で表示されて いる物もあった様に思います。 # 15ns = 66.6MHz, 12ns = 83.3MHz, 10ns = 100MHz, 8ns = 125MHz 結局、確実なのは使われている石のメーカの Web から Datasheet を貰っ てきて確認するのが一番ですね。
Subject: Re: [PC 11178] Re: RAM_ni_tuite Date: Tue, 07 Oct 1997 07:32:53 +0900 > > メモリのことを分かり易く教えていただけないでしょうか? > まず形状ですが、SIMMとDIMMがあります。SIMM(72pin)はデータ幅が32 > bitのため、Pentium以降のCPUでは普通2枚一組でしか増減できません。 > 一方DIMM(168pin)なら、1枚単位で増設できます。これからはDIMMに置き > 換えられていくと予想されます。(あっ、一般的な場合です。ノート用は > DIMMといえど当然形状が違いますし、メーカー専用なんてのももしかした > らあるのだろうか。)あと以前30pin SIMMもありましたがこれはいいです > よね。今はほぼ絶滅しました。 Note 用には 144Pin SO-DIMM(Small Outline DIMM) が一般的ですね。 まだ PC 用としては使用されてないでしょうが、200Pin DIMM なんての も JEDEC で標準化されていた筈です。 # PC server なんかでは使用例もあるかも? > SIMMに使用されるメモリとしては、普通FastPage DRAM(最も一般的なPC > 用メインメモリ)とEDO RAM(Extended Data Output)があります。 日本では割と一般的な EDO RAM という表記何ですが... EDO というのは転送モードの事で、あくまでメモリの種類は DRAM です。 なので、EDO DRAM が正しいのではないでしょうか。 # 大元の Micron は↑こういう表記してますし。 又、国内メーカでは Hyper Page Mode などと呼ぶ場合もあるみたいです。 # 仕様が 100% 互換でないという話も聞きますが、詳細不明です。 > あとSDRAMにも2種類あったと思うのですが。 2CLK 品と 4CLK 品ですね。 標準化完了を待たずに商品化された初期の物は 2本の CLK 線を用いて いるそうですが、標準は 4本なのだそうです。 今後は 4CLK 品が流通する様になっていくのでしょうね。 具体的には初期の Gateway などが該当する様ですが、詳細は調査して ないです。 # まだ自分で SDRAM 利用出来る状態になっていないものでして。:-) おそらく出荷開始は来年以降になるでしょうが、韓国三星電子が clock の立ち上がり/立ち下がり両エッジでデータ転送する、DDR-SDRAM なる 物もあります。同じ clock で倍の転送帯域になります。
Subject: Re: [PC 11220] Re: RAM_ni_tuite Date: Wed, 08 Oct 1997 07:24:43 +0900 > 私の分かる範囲(+PC用語辞典+my初心者知識)でまとめてみましたので > 間違いなどあると思いますのでご指摘ください。 > SIMMは2枚一組でなければ増減できないが、DIMMは1枚単位で増減できる。 Pentium 以降は 64bit 幅なのでそうなります。 32bit 幅の 486 の場合は異なりますが、もう新規に購入する事は無い でしょうね。 > FastPage DRAMが現在最も一般的なPC用メインメモリである。 現時点では EDO の方が標準的かと。 今後、SDRAM に移行していきそうですが、その先は混沌としています。 > ほとんどのマザーボードがSDRAM対応である。 現在出回っている物の中では、430HX や 440FX を使ったものは未対応 ですね。どちらも後継機種が出てるので、次第に無くなって来てますが。 > 最近では50nsなどもよく見かけるようになってきている。 笑える物としては、Videocard に載っている DRAM が凄いです。 Sillicon Magic 社の物には 30ns 切ってる物もあると聞きます。 # 自分じゃ触りたくないです、こんなの。 > FastPageもEDOもSDRAMもDRAMに分類されるんですよね。 > ということはSRAMはPC用のメインメモリとしては > あまり使われていないのでしょうか? 容量の割に高価なので、メインメモリとしては使用されていません。 # 原理的には、同容量でも 4倍くらいの値段になる筈。 今時の普通のマザーボードなら、PBSRAM をキャッシュに使ってますが、 これは高速転送用の SRAM です。 # Pentium II の中でも用いられてますね。
Subject: Re: [PC 09892] About 440FX Max Cacheable DRAM Date: Fri, 27 Jun 1997 01:20:44 +0900 この辺の石には当分手が出せそうにないので、あまり真面目に Datasheet 読んでないのですが.... 間違ってたら御免なさい、です。 > 440FXのキャッシュの有効がメモリ搭載可能範囲 > 全域なのかあるいは、たとえば64MBなどのように > ある範囲までなのかその辺のところご教授ください えーと、440 という事は Pentium Pro / II 用の物ですね。 この系列の CPU はパッケージ内に2次キャッシュを内蔵しており、 chipset はキャッシュの制御に直接関与しておりません。 で、実際の制限ですが、Pentium Pro の場合は「無し」です。 対して、現行の Pentium II では 512MB までしか2次キャッシュが 効かない様です。この制限が問題になる場合は少ないでしょうけど。 # 将来の server 用 Pentium II では改善されるのかな? > それとも P6よりも K6又はM2の方が > 賢い選択ですか > OSはWIN95とWIN NT4.0 > アプリはCADと画像処理をメインに > 使用したいと思っています この用途なら、浮動小数点演算の比率が高そうなので、FPU の性能の 良い P6 系を選ぶのも悪くなさそうですけど。 Pentium II は初物価格で割高ですから、あまりコストパフォーマンス が良くなく、もうちょっと待った方が良いかもしれませんね。 かといって、今 Pro を買うと、この先 Up grade が困難になりますし。 # どうにも決定打に欠けますね。:-) なので、用途や費用などと相談して決めて下さい、です。 あんまり参考にならなくて御免なさい。
Subject: Re: [PC 11220] Re: RAM_ni_tuite Date: Wed, 08 Oct 1997 07:24:43 +0900 > それとチップセットという言葉がよく出てきましたが > これが何なのかいまいち分かりません。 広義の chipset は、機能を実現する石(LSI)の組み、という感じです。 PC 用語として使われている場合、大抵はマザーボード上に必要な機能 を纏めた石(LSI)の事を指しています。 # 具体的には、Intel の Triton とか呼ばれてるやつの事ですね。 # 最近は、430TX とか、440LX 等と型番で呼ぶ事が多い様です。 これらの石の中に CPU との接続をする回路や、メモリを操作する回路 などが入っており、細かい性能の話をする時などに出て来る訳です。
Subject: Re: [PC 11257] Re: RAM_ni_tuite Date: Wed, 08 Oct 1997 23:57:07 +0900 > どれがチップセットなのか見たいのですが > PCを開ければすぐに見れますか? マザーボード全体を見渡す事が出来れば大丈夫でしょうね。 基盤に張り付いてる石(IC)の中で、一番大きくって足の数の多い物がそ うだと思えば、多分正解でしょう。 最近は Intel の石が殆どなので、「Intel」と書いてある石がそうだと 思ってもいいかな?(さもなくば、VIA か SiS と書いてあるかも)
Subject: Re: [PC 11361] Re: What is A20lines? Date: Sun, 12 Oct 1997 10:40:56 +0900 > 「A20linesが使えない」、と表示されるのは > >config.sysをいじったからでは? > >config.sysにhimem.sysを入れてください。 > とのことですが、HIMEM.SYSはちゃんと入っているんですよ。 > その起動ディスクも他のPCではちゃんと立ち上がるんです。 > いや、そもそも「A20・・・・・」が表示されるPCで使えていた > のですから・・・。 そもそも、この A20lines という物は、元祖 IBM PC/AT 発売時に、 8088 から 80286 へと変更した際に互換性を保つために使われた物です。 8086/8088 では 1MB しかアドレス空間が無いので、1M + 10 番地をア クセスすると桁溢れを起こして 10 番地を外部に出力します。 アドレス空間が 16MB に拡張された 80286 では、1M + 10 番地を出力 してしまうので、外部回路で A20 という信号を殺し、8086/8088 と同 じ 10 番地にアクセスする様にしたものです。 しかし、そのままでは 80286 の機能である 16MB のメモリが使えない 事になります。なので、上記の回路を on/off する事が出来る様にする 必要があります。実際には Keyboard controller に含まれています。 # 具体的な石は 8042 系の Microcontroller です。 その後、386 以降では CPU 内部にも A20 の扱いを切り替える機構が付 加されましたが、伝統的に Keybord controller で処理している様です。 という訳で、HIMEM.SYS が A20lines を制御出来ないといっているのだ とすれば、このあたりに不具合があるという事なのでしょう。 # CPU が壊れてる可能性は非常に低いのではないでしょうか。 だとすると、個人ユーザレベルでは対処が困難だと思いますが、 1: Keyboard, PS/2 Mouse port に何か余計な物が付いていないか。 Keyboard connector から電源を取る Tablet や 多機能 Joystick 等、 そういった物の為に電力が喰われ動作がおかしくなっている可能性も あるかもしれません。 2: Keyboard, PS/2 Mouse などを激しく抜き差ししたのではないか。 この手のコネクタは非常に華奢に出来ています。 耐久性のある造りの物は少ないので、利用形態によっては壊れている のかもしれません。その影響で contoroller も壊れたかも。 3: 原因不明 あとはもう、おまじないくらいしか思い付きませんね。 何かの雑誌で、このエラーが出た時、何をやっても回復しなかったの だが、電源を落として Keyboard を逆さに振ってホコリを落として再 起動したら直ってしまった、との話を読んだ事があります。 これで直る可能性があるとは思えませんが、捨てる前に試すのも... 一番良いのは Motherboard の交換でしょうね。 現在、安価な物なら 10000円程度であるので、これ以下のコストで修理 が可能とも思えませんし。(あ、SP3AV だと Videocard も必要ですね) 以前、知人が別の障害で Keyboard controller の載せ換え修理を行なっ た事がありますが、結局他の不具合なども併発して回復させる事が出来 ませんでした。どこか壊れてる時は他も調子良くないかもしれないので、 自作の場合、壊れて来たら使い捨て、の覚悟がいるかもしれません。 ながながと書いて、結局解決の役に立つ内容ではないですね。 どーも済みませんです。
ハードウェア中心に回答している訳ですが、 全くソフトウェア関係の質問に回答していない訳でもありません。 ハードウェアに近いシステムやファームウェアなどの内容が多くなっています。
Subject: Re: [PC 06769] Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJV4lNyVzOGwbKEI=?=
Date: Sun, 23 Feb 1997 08:14:51 +0900
> というのは、WinでDelphiのインラインアセンブラやMSアセンブラ等
> ありますが、これでコード書いても仮想メモリ管理はOS側ですよね。
> でもアドレス指定はあるはずで、生々コードはx86でインタプリタでは
> ない...というあたりで訳わからなくなってコケて諦めたんです。
> 実際その辺ってどういう仕組みなのでしょう?
仮想記憶が何をしてるんだろう? って話ですね。
もの凄くおおざっぱに説明すると、単なるアドレス変換器です。
CPU の出力したアドレスを MMU が受け、変換テーブルに基づいてアドレスを
置き換えて出力します。この出力が CPU chip の出力ピンから出てきます。
で、これらの変換はハードウェアによって、自動的に処理されます。
OS 等が管理するのは、この自動処理に必要な管理情報の設定で、主にアドレ
ス変換テーブルの管理です。
つまり「アドレス変換をソフトウェアでしている訳ではない」のです。
# それだと、死ぬほど遅くなってしまう。:-)
...以上の説明は、乱暴なまでの簡略化がしてあります。
こういった「コンピュータの機能やその動作原理」などに興味があり、↑の様
なイイカゲンな説明に不満がありましたら、非常にハードですが、
「コンピュータの構成と設計
ハードウェアとソフトウェアのインターフェース」
David A. Patterson / John L. Hennessy 著
上巻:ISBN4-8222-8001-2 C3000 P3900E
下巻:ISBN4-8222-8002-0 C3000 P4900E
日経 BP 社
こちらの 2冊をお勧めします。
# DOS/V Magazine 10冊分だと思うと、判るところだけ拾い読みしても充分に
# 元が取れるのではないでしょーか? :-P
## つーても、全く読者層が一致しない気もしますが....
Subject: Re: [PC 05238] Re: NeXT -> Apple Date: Sun, 22 Dec 1996 22:10:23 +0900 > 又、NeXTStepの基礎になっているという「Machマイクロカーネル」 > って何なんでしょう? 余計なお世話の解説です。:-) OS には System call や割込みによって呼びだされる Kernel という核があり ます。これは Supervisor mode で実行されます。 例えば Linux の場合だと、この中に Device driver や、Filesystem driver、 OS が持つ資源管理機能などが含まれています。 この Kernel の機能を外部プロセスで行なう様にして、小さくした物が、 「Micro Kernel」です。 Micro Kernel には必要最小限の割込み処理やプロセス・スケジューリング、 プロセス間通信などのプロセスを実現する最小限度の物しかありません。 Filesystem や System call などの機能は Micro Kernel の外の、外部プロセ スによって行なわれます。 ですので、この外部プロセスを入れ換えれば、色々な OS が実現出来ます。 Filesystem に FAT, System call に DOS 互換な物を使えば DOS 互換 OS に なりますし、Unix 互換なものも可能ですね。 しかも、これらは同時に使用する事も可能です。 また、Micro Kernel 化は Multi Processor にも向きます。 複数の CPU で重複する機能を持つ大きな Kernel を実行するのは無駄です。 2CPU の機械で、それぞれ一つの Micro Kernel と一方で Filesystem を、も う一方で System call を実行すれば並列実行が出来る様になります。 しかし、これまで一つのプロセス(Kernel)で行なっていた事を、複数のプロセ スに分けるのですから、それだけオーバーヘッドが増えて速度は低下します。 これまで共有変数で済んでいたものも、プロセス間通信にする必要があります。 これも速度が低下する要因になります。 で、この様な Micro Kernel を研究していた CMU(カーネギー・メロン大学) のプロジェクトの産物が Mach です。 # CMU CS Project Mach Home Page # http://www.cs.cmu.edu/afs/cs.cmu.edu/project/mach/public/www/mach.html # これらの URL は古い Bookmark の物なので、なくなってたら御免なさい。 NeXT が Mach を採用した時点では、まだ完全なMicro Kernel 化は済んでいま せんでした。(Version 2.5) これを元に GUI や Application を独自に開発した物が NeXTStep です。 # 私は NeXTStep の本質は、これら独自開発された部分にあると思います。 # Solaris NEO や OpenSTEP などもありますし。 その後、Mach は Version 3.0 で Micro Kernel 化が進められました。 当時 Unix の標準化団体の一つである、OSF(Open Software Foundation) が、 自らの標準 Unix のベースとして採用しました。 Mac の MkLinux は、OSF の MK 上で動くものですね。 この MK が OSF によって Mach を元に拡張されたものです。 又、ユタ大の Flux というプロジェクトで、Mach 3.0 を元にした OS が開発 されていました。 # Flux Project Home Page # http://www.cs.utah.edu/projects/flexmach/ さらに、これを元にして、GNU Hurd が開発されたようです。 # GNU Hurd information # http://www.cs.pdx.edu/~trent/gnu/hurd/ もし Mach の詳細に興味があれば、トッパンから Mach Operating System と いう本の和訳が出てたと思いますので、そちらをどうぞ。 昔、OS/2 や MacOS なども OSF MK ベースになるという話もありました。 もしかしたら、ずっと継続的に開発されていたものが融合されるだけなのかも しれませんね。
Subject: Re: [PC 10249] TCP/IP & LAN & Optical Fiber Date: Mon, 21 Jul 1997 21:17:53 +0900 ネットワークは専門外なので、あまりあてにしないで読んで下さい。 > TCP/IP のそれぞれの層の役割とは? > IP、TCPの機能は? 上から順に、 1:アプリケーション層 2:トランスポート層 3:インターネット層 4:ネットワークアクセス層 と、4層に分かれている訳ですが.... 最下層のネットワークアクセス層は IP のデータを転送路に合わせた形 にしてネットワークに転送する役割を持ちます。 Ethernet や FDDI などの実際のネットワークとのインターフェースの 役割りを果たしています。 その上のインターネット層は、TCP/IP の根幹となる、パケット通信の 層です。このプロトコルが IP です。(ICMP もありますが。) 更に上のトランスポート層は、ホスト間の転送路を提供します。 TCP はエラー検出及び回復機能を持つ信頼性の有るデータ配送プロトコ ルです。それらの保証の無い、コネクションレスな UDP プロトコルも あります。 最上位のアプリケーション層は、個々のアプリケーションのプロトコル ですね。TELNET, FTP, SMTP, POP, NNTP... 等がそうです。 簡単に説明すると以上の様になりますが、よろしいでしょうか? 層構成について知っておられるのにこの辺が判らないという事なので、 これとは別の説明が必要な気もしますが.... > LANで複数の通信が混在しないで送れる仕組みは? それぞれの通信はパケットに分解されて、それぞれ独立に転送されます。 パケットには送り先と発信元が書いてあるので、混ざらないのです。 パケット同士がぶつからないのは、物理層ごとに異ります。 Ethernet では CSMA/CD という、「ぶつかったら引込めて出し直す」方 式を使っていますし、TokenRing や VG Any-LAN 等では Token による アクセス権の制御を行なっています。 > 光ファイバ通信の最高速度は? ....種類に依るので、何とも言えないです。 FDDI(100Mbps) や Fiber Chanel(600Mbps), ATM(135Mbps over) などは LAN でも使われてますね。転送方式などは常に改良されてるんで、最新 の動向までは判りませんです。 > 家庭に光ファイバをひくと何が問題となるか? NTT から光回線を引くって話ですか? それとも、光 LAN を家庭で使う話なんでしょうか....? 後者だとして、曲げに弱かったり、コネクタの汚れに弱かったりとかの 難点はありますね。その分、電磁波の飛び込みなんかは非常に少ないの で、工場内の LAN などにも用いられていると聞きます。 > 問題 ってやっぱり工事費とか?(^^ ;;) 金の問題は、何使っても出てきますよ。:-) メリット/デメリットを把握した上で、御自分で判断されるしかないと 思います。 > 参考になるホームページでもいいのでよろしくお願いします。 (1),(2) に関しては、RFC を読破すれば完璧なんですけどね。:-P 良くまとまった解説があれば、私も教えて欲しいです。
基本的に、趣味でコンピュータ触ってるだけのシロウトのタワゴトです。
間違い等の御指摘やアドバイス等ありましたら、
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