危うし!!私のFreeBSDライフ

危うし!!私のFreeBSDライフ


2000.8/21



 もう、嫌というほどこのページもほったらかしにしてきました。いろいろ事情は あるにせよ、あまりに情けない。それでも少しずつカウンターが増えて行くので、 ビジターの方には本当に申し訳ないと反省しています。
 それはそれとして、今回は私の世界における、FreeBSDの危機についてちょっと報告します。

Linuxへのシフト

 私が圧倒的なFreeBSD派であることは、社内では周知の事実です。Windowsはもちろん、 Linuxをさわっていても「あれ?」という顔をされます。ところが、ここ半年程で、以前は 考えられないほどのLinuxへのシフトが進んでいます。

 まず、会社の開発用個人マシンから、マルチブートのWindows95が姿を消しました。代わって Vine1.1(Redhat系Linux)が入り、それが最近、2.0にバージョンアップされました。今現在、 この記事もそのVineの上で書いています。一応、FreeBSDの最新安定版である4.0Rは入って いますが、最近ではほとんど立ち上がっていません。
 次に、自宅のノートパソコン、HDDドライブを増設したのを機に、こちらもFreeBSDとVineを 載せました。しかし、これも大半はVineを立ち上げて使っています。FreeBSDは載っているだけで、 環境設定すらほとんど手付かずです。
 さらに、自宅のデスクトップ、こちらは現在、唯一と言っていいFreeBSD優位の環境ですが、 実のところ、4.0Rにバージョンアップした際、X-Window環境をGNOMEに変更し、また、 Wnn6をインストールしないまま、cannaでの日本語入力環境となっています。 cannaは、なかなか使いやすいのでそれでもいいのですが、まだ仮名入力の設定とか ユーザ登録ファイルの追加ができていません。さらに、GNOMEの環境設定は現状 極めて不完全で、手動でktermを起動しないと、日本語フォントも正しく表示しません。そのため 非常に使いにくく、正直、ストレスを感じています。といって、なかなか環境をしっかり 整える時間も気力もないのです。

こうしてLinuxは侵食した

 なぜこのような事態になってしまったのか。主な理由は次の通りです。  業務の都合上、Windows関連のファイル、具体的にはEXCELやWORDのファイルを 作成、参照できる機能は、今のところ不可欠です。といって、マルチブートでは いちいち不自由で仕方ありません。そこで、DOS/V機(正当ないい方をすれば IBM互換PC)のエミュレータであるVMwareの存在を知ったとき、直ちに 導入しました。ところが、このVMwareはLinuxしかサポートしていません。 最近、FreeBSDのLinuxエミュレーションでVMwareを動かせるパッチが 配布されていますが、これもブリッジネットワーク(詳細はいずれ…)が使えないという制約が あり、これは私の用途からすると致命的です。
 かくして、業務上の要請から、現在Linuxを使用せざるを得なくなっています。

 また、私のUNIX環境は、決してサーバとしてだけでなく、開発用の クライアントとしても使用しています。その場合、煩わされて来たことの 一つが、ネットスケープのテキストボックスへの入力と表示でした。 Xlib系のバグらしいのですが、Netscape社が直接サポートしていたSunなどは別にして、 Free UNIXでは、満足に動かなかったのです。
 具体的には、一応入力はできるものの、表示がおかしく、さらに別のページに 飛んで戻って来たりしたときは、入力した文字が、ASCIIの英数文字を除き、すべてご破算と なってしまっていました。ところが、Linuxでは、しばらく前のバージョンから、この テキストボックスの入出力のバグが解消していたのです。これで、 特定のプラグインが使えないなどの問題を別にして、概ねWindows 環境と同じWEBブラウジングが可能となったのです。
 ところが、どうしたことか、FreeBSDでは、4.0Rに至るも、このバグが解消されて いません。これは、クライアントユースとしては、かなり不便です。早い話、 Linuxなら掲示板の書き込みや、Netscapeのメーラでの送受信に支障がないのに対し、 FreeBSDでは日本語に関し、ほとんど実用にならないのです。

 それから、Linuxのvfatファイルシステムでは、マウントしたWindowsのドライブの 日本語ファイルやフォルダが、UNIXのEUC環境からそのまま日本語としてアクセスできるよう 変換してくれます(SambaなどでUNIXファイルをWindowsからアクセスする場合も同様)が、 FreeBSDではそのままなので、日本語が相互に化けてしまいます。 例外的に、Windows環境で作成した圧縮ファイルをUNIX環境でWindowsファイルシステム上に 解凍するような場合は、FreeBSDの方がWindowsでアクセスしたときに正しくファイル名を 展開するので便利ですが、通常はやはり直接マウントするにしろ、Sambaを経由するにしろ、 相互に日本語を意識せずに使える方がずっと便利なのは事実です。

 かくして、意に反しつつも、背に腹は変えられず、節を曲げたという非難覚悟で、 Linuxの侵食を許しつつあるこの頃です。


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