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0.概要
TurboLinuxでは、TrueTypeフォント利用の調整が予想外に大変だった(やり方がわかってしまえば設定作業そのものは大したことはないが)。 また、通常の設定ではキーボードの挙動に異常があった(Librettoに固有の現象)ので、修正した。
インストール後、xf86cfgかxf86configで行う。XF86Setupはインストールされていない。 xf86cfgでは、ほとんど自動化されており、何も作業しなくてもあっけないほど簡単に設定が完了し、以後問題なく起動した。画面サイズを1280x600に指定しなおす作業すら必要なかった。 なお、設定ファイルは、TurboLinuxでは/etc/X11/XF86Configであるが、Vineでは/etc/X11/XF86Config-4である。これは、VineではXFree86の旧バージョン3も利用できるようになっており、このバージョンの利用時、/etcX11//XF86Configファイルが参照されるからである。TurboLinuxではバージョン4のみのインストールであり、/etc/X11/XF86Configというディフォルトの名称が使用されている。
DefaultDepth 24
一文字ずつゆっくり行えばこうしたことは起きないので、何らかの無駄なアクションを行っている可能性はあるが、コンソールのキーボードではこれは起きないので、X側の問題と言ってもよいと思われる。この現象は、Vineをインストールした際にも起きていた。 オートリピート機能の問題ではないことは確認した。 コンソールのキーボードで問題がないとすれば、Xkbの機能の問題と考えられる。 そこで、XF86Configの、キーボードのSection "InputDevice"(マウスも同じセクション名なので注意)に、以下の行を加える。 Option "XkbDisable" なお、Xkbの機能を要求するアプリもあり、それが使えなくなる場合があるので注意すること。
そこで、コンソールのシステムキーそのものから入れ替えてやる。RedHat系には、kbdconfigというツールで簡単に行えるが、手作業でも別段ややこしくはない。/etc/sysconfig/keyboardのKEYTABLEエントリを、下記のようにjp106からjp106_Ctrl_CAPSに変更するだけである。 KEYTABLE="jp106_Ctrl_CAPS" これにより、システムコンソールも含めてCtrlキーとCaps Lockキーを入れ替えて使えるようになる。 なお、ここで選択可能なテーブルは、/usr/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/の下に、「キーマップ名称+.kmap.gz」(jp106ならjp106.kmap.gz)という名前のファイルで格納されている。 もっといろいろなキーマップ変更が必要な場合は、Xmodmapを利用する。
ただし、xf86cfgの設定では、本体のポインティングデバイスのみ有効となるよう記述され、外付けのUSBマウスは認識してもそのままではX-Windowでは利用できない。 常にUSBマウスのみを使用するのであれば話は簡単で、XF86Configファイルのマウスのセクションを、以下のように書き換える。
Section "InputDevice"
Option "Protocol" "PS/2"
Option "Device" "/dev/mouse"
↓
Section "InputDevice"
Option "Protocol" "IMPS/2"
Option "Device" "/dev/input/mice"
しかし通常は、外出時は本体のポンイティングデバイスを、自宅やオフィスでは外付けUSBマウスを使うというようなパターンが多いと思われる。そこで、本体のデバイスのほか、USBマウスがつながればそちらが使えるように、以下の設定を行う。(1) XF86Configの設定-1
Section "InputDevice"
Identifier "Mouse9"
Driver "mouse"
Option "Protocol" "IMPS/2"
Option "Device" "/dev/input/mice"
Option "ZAxisMapping" "4 5"
Option "AlwaysCore"
EndSection
(2) XF86Configの設定-2
Section "ServerLayout"
Identifier "XFree86 Configured"
Screen 0 "Screen0" 0 0
InputDevice "Mouse0" "CorePointer"
InputDevice "Mouse9" "SendCoreEvents"
InputDevice "Keyboard0" "CoreKeyboard"
EndSection
(3) USBのpreload設定
mousedev
hid
uhci
uhci
ホイールスクロールについては、特に設定なくそのまま使用できる。6.TrueTypeフォントの使用
現在の洗練されたLinuxのデスクトップ環境では、WEBブラウジング一つとっても、TrueTypeフォントの利用は不可欠である。そのため、多少苦労しながら、問題なく利用できるところまで持ち込んだ。 結論的な設定のみ記述しても良いが、トラブルシューティングの参考としても活用できるよう、順を追って説明する。私が実際に行った方法のみ知りたい場合は、下記(5)をみていただきたい。 (1) フォントサーバの設定と起動
フォントサーバxfsの起動は、Vineでは/etc/rc.d/init.d/xfs(およびそのリンク)で行われるよう、ディフォルトで設定されている。これに対して、TurboLinuxでは、各種設定ファイルは設定済みであるものの、xfsの起動は自動で行われるようになっていない。このため、/etc/rc.d/rc.localなどに、 /usr/X11R6/bin/xfs -daemon -droppriv といった要領で記述して起動するのが一般的である。
フォントサーバの提供するフォントリソースを利用するには、XF86Configの"Files"セクションに、以下の行を追加しなければならない。 FontPath "unix/:7100" この設定の結果、gimpやMozillaなどXアプリケーションは、フォントサーバの提供するフォントにアクセスできるようになる。
Vineでは、標準でそのように設定されており、XF86Config-4に直接スケーラブルフォントのパスを指定すれば、直接TrueTypeの利用が可能となる。 一方TurboLinuxでは、Xサーバの設定が、スケーラブルフォント利用モジュールのロード指定を含んでいないので、フォントサーバを経由せずにスケーラブルフォントを利用するには、"Module"セクションに、 Load "xtt" の行を追加しなければならない。
理論的はどちらでもよく、Libretto L5並のパワーのあるハードならパフォーマンスという点で差異はないといってよいが、TurboLinuxの場合は、後者だと問題が生ずる。ディフォルトの日本語フォントの設定に失敗するのである。 この結果、gimpなどのアプリケーションのメニュー表示に使用されるフォントがシングルバイトフォントに設定されてしまい、日本語部分がすべて化けてしまう。 詳細な原因は不明だが、とりあえず本体サーバで利用する設定である限り問題はないので、深追いせずにこの方法でいくことにした。
MicrosoftがOSとともに提供しているフォント(Ms-gothic, Ms-minchoなど)は、MicrosoftがWin以外のOSでの利用を認めていないという話を聞いたことがある(これだけフォントが安くなれば、もう問題にもならないのかも知れないが…)。 サポートしないという条件付きでOS/2のフォント利用を認めたIBMと対照的な、いかにもMicrosoftらしい対応だが、それならマシンを買うたびに必要もないWinのOSライセンスを抱き合わせで買わされているPC-UNIXユーザたちに、ライセンス料を返金したらどうだと思うのは、私だけではないと思われる。そのお金で商用のフォントはいくらでも買えるのである。 |