なぜFreeBSD?linuxではだめなの?
※UNIX初心者でも分かるように、専門的な用語にはおいおい
解説をつけていく予定です。
linuxでもよかったのです
linuxというは、世界でもっとも使われているフリーのPC-UNIXです。
結論から言えば、linuxではだめで、FreeBSDがいい、ということは全然ありません。
自分が気に入った方を選べばいいのであって、両者は競合関係というより、協調関係だと
思います。大概のUNIX用のフリーソフトは、どちらででも動きます。
私がFreeBSDを使うようになったのは、あくまでタイミングの問題であって、どうしてもFreeBSD
でなければ、とか、絶対linuxはだめ、とかいうものではありません。
タイミングとOSの選択
タイミングとはどういう意味か。
アメリカでは、今でも多くのパソコンユーザがWindows95でなく、Windows3.1を使っています。
その理由は、これは私の推測ですが、日本より数年早く、パソコンが広く普及したためでは
ないかと思います。当時Win3.1でシステムを構成した人の多くは、それで十分満足していて、
あえてWin95にシフトすることはしなかったのではないでしょうか。
これに対して日本では、むしろWin95の登場を、パソコンメーカーも販売店も利用して、
せっせとパソコンを売ったという感じで、結果的にWin95がWin3.1に対して相対的に非常に高いシェア
となり、日本でソフトを販売する場合、Win3.1対応は無視できるくらいの状況になってしまいました。
アメリカでは、Win3.1への対応というのは、大半のソフトにとって至上命題のようで、この10月に
アメリカとカナダに出張したときも、相当の労力を使って、Win95とともにWin3.1版を製作していました。
この辺りの状況は、ちょっとアメリカのホームページにアクセスしてみるだけでも、容易に理解
できます。
R2.0の登場
話が長くなりましたが、私がFreeBSDにするか、linuxにするか、迷ったとき、ちょうど、
FreeBSDのR2.0が登場したのです。
それまでのFreeBSDは、著作権の問題で訴訟が長引いたこともあり、開発と普及がなかなか進まず、
安定性、機能性、周辺機器への対応など、どれをとってもlinuxに遠く及びませんでした。ところが、
それがなんとか落ち着き、性能が向上するとともに、インストーラーなどの改善で、一般ユーザにも
使いやすくなってきて、高い評価を受けたのがこのR2.0だったのです。(注:バージョンのマイナ番号などは
ちょっと正確でないかも知れません)
それまでも私は、UNIXをずっと使ってきていましたから、正直言って、linuxは貧弱なパソコンでも
動かせる、UNIXもどきなのではないか、という多少の偏見を持つとともに、BSDというひびきには
強いあこがれがありました。
それでも、もしFreeBSDが、それ以前のバージョンのようにハードのサポート
が少なく、使いにくくて不安定なものであれば、linuxを選んだでしょう。また、実際、パソコンとともに
購入したSCSIボードは、そこそこメジャーな製品でしたが、linuxではサポートされ、FreeBSDでは
サポートされていませんでした。それが分かったときには、もうすでにFreeBSDでかなり環境構築が進んで
いたため、もう乗り換えるより、SCSIボードを買い直す方を選択しました。
今でも強いlinux
現在でも、linuxは圧倒的に強いです。
一説では、アメリカでは9:1でlinuxユーザが多いとのこと、これも上述のパソコン普及のタイミングと
無縁ではないでしょう。日本でもlinuxが優勢ですが、それでも6:4とFreeBSDは健闘しています。
健闘なんて言葉を使うと、先に書いた協調関係を否定するように聞こえますが、現実問題として、
ある程度のユーザ数がないと、OS新バージョンの開発にも影響が出てきます。
日本ではとりわけ、FreeBSDに関する有力なコントリビューター(開発などに関する貢献者)が多いので、
これからまだまだ伸ていくことが期待されます。また、linuxも含め、私がほんの僅かでもその助力が
できれば・・・と思っています。
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