デジカメ購入
1999.2/4
○デジカメに求める条件
デジカメは、実のところ、前々からもっともほしいアイテムの一つでした。しかし、
平成9年当時、私の求める条件を満たすものは、存在しないか、しても手が
届かないほど高価でした。
私の求めるデジカメの条件、それは以下のようなものでした。
- 高解像度であること。少なくとも1024×768ドット(80万画素程度)以上、
できれば1280×1024クラス(130万画素程度)。
- 光学ズームがついていること。
- 光学ファインダーと液晶ファインダー両方のついているもの。
- 電池の消耗が激しくないもの。
- 高画質モードで30枚以上撮れるメモリ容量のもの。
- 安価なこと。
あえていえば、ストロボ付きであることも条件ですが、ついてないものはまず
ないので、わざわざ考える必要はないでしょう。
このうち、光学ズームがついていること、という条件の最大の目的は、構図の
調整が容易であることです。デジカメは低コストで大量に撮影できる
ことが大きな魅力の一つなので、頻繁な撮影において、構図合わせに前に出たり
下がったりするのは、ばかにならない労力となるはずです。
また、安価なこと、については、特に基準はなかったのですが、パソコンとの
接続キットも含め、四万くらいが限度だろうと考えていました。もちろん、
それが非現実的で、実現するとすれば数年先であろうことは、当然のことと
して予測はしていました。
○FinePix700の衝撃
そもそもは、デジカメなど、正直いっておもちゃだと思っていたし、初期のモデル
では実際そういわれても仕方なかったでしょう。一度だけ会社のデジカメを触って
みましたが、解像度も発色もひどいし、電池はすぐ切れる、光学ファイ
ンダーがなくて写しにくいし、そのくせけっこうでかい。こんなの実用度ゼロ、と
感じました。また、最初の頃のデジカメの進歩は、ずいぶんとのろのろしたものだった
ように思います。
そんな状況だったので、デジカメそのものに対して興味がなく、
その性能向上についてもまったくといっていいほどフォローしていません
でした。
そんな私が、「衝撃を受ける」という大げさな言い方があながち的外れでない
ほど驚いたのが、ある量販店の大規模店舗新規開店で初めて目にした、
ばりばりの新製品、富士フィルムのFinePix700でした。
そもそも、150万画素などというとんでもないスペックのデジカメが、
10万円を切る価格で手に入れられる時代が来ていたなどとは夢にも思って
いないところにもってきて、そのコンパクトさと、撮影された画像の美しさは、
まさに驚異でした。
(実際、このカメラで撮った画像を見てデジカメを見直した人は多かった
ようですね。)
付属の2Mスマートメディアではほんの数枚しか撮影できないこと、
スマートメディアのパソコン取り込みには、別売りの高価なFDアダプタが必要で
あることなどのディメリットに目をつぶっても、思わず買ってしまいそうになる
ほど、それは魅力的でした。
辛うじてそれを思い止まった理由は、光学ズームがついていないということ
くらいだったかも知れません。(私がビンボーだという事実すら見失っていた)
○無期限待ちに突入
私とて衝動買いをすることはあります。しかし、それはやはり、自分の求める
条件を満たしていることが最低限の条件です。でないと、後悔することが目に
見えているからです。その点、私は冷静なほうだといえます。
さて、そうなると、得意の持久戦です。とにかく、機が熟すまで待つ。価格も
含め、私が受け入れられる条件のものが、世の中に出現するまでは、ひたすら
待ちです。
デジカメは、いかに便利とはいえ、とにかくカメラです。カメラなら立派な
一眼レフがうちにもあるし、レンズ付きフィルムというお手軽だって利用できます。
その意味では、焦る必要などないのでした。
そういうことを考えると、私が初めて出会ったメガピクセル機が、光学ズーム
付きのものでなかったことは、天に感謝すべきでしょう。でなければ、例えそれが
10万円だったとしても、衝動買いしてしまった可能性は極めて大です。
○えっ、メガピクセル機がさんきゅっぱ?
その後は、電機店やパソコンショップに入るたびに、デジカメコーナーを
覗いていました。そして、まだまだ私がデジカメを買える時代は遠い、という
ことを日々実感していたのです。(実のところ、平成11年の2月現在でも、
その状況は変わっていない)
さて、去年(平成10年)の初夏の頃、西宮のある店で、109万画素の
コダックが、39,800-で出ているのを見つけました。値段を見て最初、30万
画素クラスと思ったのですが、ボディにはMegaPixelの文字が。
よくスペックを見ると、109万画素、画像解像度で1152x864、しかも、
光学2倍ズームつき。
これはいい、いよいよメガピクセルも、手の届くところに近づいてきたか、
と思いましたが、残念ながらこれは、接続キットが付属していません。それも
合わせると、税込みで5万5千円を越えてしまいます。もう一息だな、と、
それでも期待しながら、その時を機に、無限待ちモードから
臨戦待ちモードに移行したのです。
ちなみに、このとき見かけた機種はKodac 210A Zoomというもの
でしたが、現在(平成11年2月)でも実売価格は、39,800-で、それでも依然、メガ
ピクセル機としてはもっとも安いものとなっています。
○やってきた千載一遇のチャンス
さて、その後しばらくして、ミドリ川西店(つまりごく普通の郊外型量販店)の
広告に、信じられない価格で、この機種が登場しました。なんと、Windows用接続
キット込みで、29,800-だというのです。しかも、ミドリの価格は、どれも
消費税込みです。
ただし、土日各10台限定。それはそうでしょう、にっきゅっぱっとは、どう
考えてもとんでもない客寄せバーゲン価格です。あれからいろいろ見てますが、
その値段でメガピクセル機が登場したことは、私の知る限りどこにもありません。
残念ながら、土曜日は仕事で会社に出なければならず、買うことはできません
でした。帰りに寄ってみましたが、もちろん売れ残っているはずもありません。
そこで、翌朝、朝いちででかけることにしました。
正直いって、だめもとではありました。なにしろ、これだけ魅力的な商品が
たったの10台です。10人しか手に入れられないわけです。でも、でもほしい。
その一心でした。
開店の10時より前に着いたのですが、案の定、という以上に、大変な人出
でした。入り口に続く駐車場に、数百人から並んでいます。「あ、こりゃやっぱり
だめだ」と、思いました。もし車で行っていたら、そのまま引き返していたでしょう。
しかし、混雑を予想して、電車で行ったので、ま、せっかくだし、もしかして
ほかになにかいいものがあるかも知れん、と、その数百人の最後尾に並んだのです。
人数が人数なので、入場制限で少しずつしか入れてくれません。ただ、うれしそうに
抱えて出てくる人の商品を見ると、ビデオとか、小型冷蔵庫とかで、みたところ、
デジカメとおぼしきものを買ってきている人は見当たりません。
あれ、これはあるいは・・・と、かすかな期待が膨らみます。お目当ての
デジカメを下げて出てくる人がいないことを、どきどきして祈ります。
幸いなことに、前日下見して、場所はわかっていたので、順番が来てまっしぐらに
そこへ向かうと、あった、まだ残っていたのです。
私にとって実に幸運だったことは、ターゲットのデジカメ以外に、35万画素
クラスのカシオのデジカメが、やはり台数限定で30台ほど用意されていたこと
です。デジカメがほしい、という人は多くても、画素数やズームなどについては
無頓着な人が大半らしく、そちらの方がどんどん売れていっていました。
事実、レジでカシオの方のカメラを手にしていたおじさんに、「そのカメラ、
いいの?値段は?」と聞かれました。何も知らずに選んでいたことが
よくわかります。(別に悪いといっているわけではない)
もし、その日、そのデジカメが併売されていなかったら、私がたどりつく前に、
お目当てのコダックは売り切れとなっていたに違いありません。
かくして私は、わずか29,800円で、光学ズーム付きメガピクセル機を、
接続キット付きで手に入れることに成功したのでした。(^_^)
メール
neyubacca@yahoo.co.jp
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