ノートパソコン購入
1999.2/20
話の概要
唐突に、中古のノートパソコンを購入しました。
全く予定外の買い物でしたが、なぜそんなものを買うに至ったか、そして
その価格と性能と使い出はどうなのか、我が家で
初めてのノートパソコンの購入に関するどたばたです。
○言い出したのは家内
例によって家内と一緒に日本橋をぶらついていたが、その日はちょっとした
買い物があり、某家電量販店のアウトレットコーナーを歩いていた。
そこで突如、「これ可愛い〜」といって家内が立ち止まったのが、中古の
リブレットの前。次に値札に目をやった家内が口にした言葉が、「え、こんなに安く
買えるの?」。
もとよりメモリのサイズもHDDの容量もよく理解しておらず、ましてや
液晶の解像度など知る由もない家内が、値段だけ見て安いと思うのも無理のない
ところ。そのリブレットは6万5千円という価格。モデルは30なので、
HDDが840MB、メモリは16MB。FDDがセットだったかどうかはもう
忘れてしまったが。
家内「これ買ったら、いち(私のこと)もリビングで仕事できる?」
私 「これはあかん。表示解像度が小さいし、ディスクの容量が少ないから
FreeBSDが(Win95と)一緒にはのらへん。おまえも使いたいんやろ」
家内「うーん、そうか」
私 「それに、ホームページを見るなら、モデムも別に買わないと。中古なら、
もう少し出せば使えるのを買えるやろけどな」
家内「ほんと!?」
実のところ、家内がノートパソコンなどに食指を動かすことなど考えたことも
なかったが、このくらいの値段で買えるなら、とかなり乗り気になったらしい。
理由はどうやら二つあって、一つは、休日などに家で仕事をする私がパソコン
部屋に籠もるのが嫌で、リビングで作業してもらいたい。
もう一つは、自分がいじり倒せるマシンがほしいということ。デスクトップ
機には私の大切なファイルが入っているし、もし下手に操作しておかしくなったら
大変なので、今ひとつ二の足を踏んでしまう。だから、今はせいぜい
メールの送受信しかしていないが、例えばネットサーフィンなんかもやってみたい、
ということらしい。
私は大体、大切なファイルはFreeBSDのファイルシステムに転送するか
MOにバックアップするので、基本的には家内が何をしても大丈夫なようには
なっている。だが、Windowsは何も知らない初心者が好き勝手にシステム
ファイルを消していけるようなOSだから、まああながち的外れな心配でもない。
実際、スキャナやOCRソフト、CDRなどでは、私もWinの世話になっては
いる。また、理論的には、fdiskを使えば、FreeBSDのファイルも
全滅させることも不可能ではない。
○私がノートに求めるもの
なにはともあれ、ノートパソコンが欲しくないといえばうそになる。価格性能比で
デスクトップとはあまりに差があるから、ついもったいないという気持ちが先に
立つが、リビングでステレオを聞きながらのんびり使ったり、面白いHPが
あったとき、外に持ち出して人に見せたりしたいということはつねづね
考えている。
といって、決して高望みはしていない。モバイルギアの記事でも書いたが、
今のノートパソコンの性能(主にサイズ・重量、バッテリー寿命)で、本当の
「モバイル」ができるとは思っていない。せいぜい、手軽に移動できる、程度で
十分なのである。居室に例えれば、デスクトップが家なら、ノートはキャンピング
カーというところ。
また、今デスクトップでできることを、すべてノートでもできるように
したい、などとも考えていない。重たいことはデスクトップを使えばいい。
エディットなど、負荷としては軽い作業に、実際は多くの
時間を費やしているのが実態なので、その多くの時間を、ノートを買うことで
リビングや他の場所に持ち出すことができるのである。
こうしたことを踏まえて、購入するノートの条件をまとめると、以下のようになる。
- 安い(上限10万程度)
- 最低Win95とFreeBSDがのり、X−Windowも含め、そこそこ
軽快に動かせる。
- メモリ16M以上
- ハードディスク1G以上
- 28800bps以上のモデム内蔵
- 表示800x600ドット、65000色以上
- CD−ROM内蔵
○意外に高い中古ノート
善は急げで、翌週末、さっそく日本橋に出かけた。主に中古・アウトレットを
回ったのはいうまでもないが、念のため新品も見た。しかし、手の出る価格では
ない。
ただ、驚いたのは、アウトレットはノートはほとんどなく、中古も思ったより
ずっと高いということ。
中古については、
・最近のノートは価格対性能比が高くなってきている。
・ノートの売り上げがデスクトップをしのぐほど伸びている。
という二つの事実を背景に、古くてそこそこの性能のノートが大量に出回って
安くなっているに違いない、と読んでいた。しかし、事実は少し違っていた。
おそらく、ノート人気ゆえに、中古やアウトレットの需要も高く、それゆえ
これらのマシンの価格が高止まりしているのだろう。下手をすると、数か月前より
高い。何のことはない、私自身、買う気になっている一人なのだから。
家内を引き回しながら、内心、参ったなあと思って、ほとんど最後の
頼みの綱で入ったのがソフマップ・ザウルス。ここでだめなら当分延期、そう
決めていた。
こことて市場原理の中、そんなに出物があるわけでもない。あーあ、やっぱり
だめかな、と思っていたところに、ちょうど予算ぎりぎり、99,800-の
’97夏モデルのFMVを発見。スペックはというと、
- CPU・・・Pentium133
- メモリ32MB
- ハードディスク1.3G
- 33600bpsモデム内蔵
- 表示DSTN、800x600ドット、65000色
- CD−ROM内蔵
で、測ったようにぎりぎりの線。逆にいうと、どの項目も少しずつ不満がある。
それと、このマシン、FDドライブが欠品ときた。うーむ、これって、もしかして
相当まずいのではないか。データ転送はメモリカードが使えるとして、OS
インストールの時どうしよう。まあマニュアルやソフトは揃っているから
盗品ではないだろうけど・・・。
私は買い物上手と自負しているので、スペックとFDDの欠品の割には
安くないなあ、と、その点で不満は残った。しかし、せっかく家内が珍しく
その気になっているんだし、ということで、ええい、この際だ、多少の
割高感は、使い倒すことで取り戻してやれ、と、えいやとばかりに購入を
決めたのだった。
○正解、かな?
その後、もろもろのセットアップもなんとか成功、
ノートパソコンライフは、イメージしたとおりの順調な滑り出しを見せている。
どれも要求すれすれではあったものの、許容範囲であったおかげで、致命的な
問題や不自由さもない。サイズが大型だったことは、私たちの使用目的からすると
かえって好都合で、ディスプレイは大きくて見やすいし、モデムやシリアル、パラレル
の端子もノート用の特殊なものでなく、標準端子なので、結果的に幅広い
使い方が可能となっている。
特によかったと思えるのが、32Mのメモリである。16Mだったとしたら、
かなりストレスがあったに違いないが、このおかげで、P133というCPU
であっても、なんら不自由を感じないですむ。
そう思ってほかのマシンをいろいろ見てみると、価格や機能、性能の面で、
なかなか今回のノートほどぴったりのものは見当たらない。家内も当初の
目的を両方とも達成し、すっかり満足、メールだけでなくネットサーフィンの
やり方も覚え、デスクトップには全く寄りつかなくなった。
「やや不満」つきの購入と思われたが、その実、とてもいい買い物だった
のではないかと思い直しているこの頃である。