SCSI


SCSIはSmall Computer System Interfaceの頭文字をとったものでで「スカジー」と読みます。今回のCD-Rやハードディスク、スキャナーなど高速データ処理用のインターフェイスです。接続形態はディジーチェインとよばれる方式で、1台のコンピューターに対し最大7台まで数珠繋ぎ形式で周辺機器を接続する方式です。現在ではさまざまなSCSI規格が存在します。

EIDE


EIDEはEnhanced Integrated Device Electronicsの頭文字を取ったものでイーアイディーイーとそのまま読みます。通常パソコンにはSCSIインターフェイスはついていません。そのかわり「EIDE」と呼ばれるインターフェイスがマザーボードに組み込まれています。SCSI接続と比べケーブル距離が短いので内蔵のハードディスクやCD-ROM接続に使われます。


格規格の接続数、及びケーブル距離
規格 最大装置数 ケーブル距離
IDE 2台 20cm
EIDE 4台 20cm
SCSI-1 7台 80cm(MAX6m)
SCSI-2(WIDE) 15台 80cm(MAX6m)


速度比較


規格別転送速度

規格 速度
IDE 2MB/秒
EIDE 2MB/秒
SCSI-1 4MB/秒
SCSI-2
SCSI-2(WIDE)
10MB/秒
20MB/秒
Ultra SCSI 20MB/秒
Ultra Wide SCSI 40MB/秒


SCSI規格


SCSIにはさまざまな呼び名があります。一通り説明しておきましょう。

SCSI-1
1986年に採用されたオリジナルSCSI仕様のこと。内容としては

・非同期及び同期SCSIデバイスのサポート
・SCSIバスで最大7台までの8bitデバイスのサポート
・最大データ転送5MB/秒
・WORM(Write Once Reda Many)デバイスのサポート


SCSI-2
現在もっとも普及しているSCSIです。1992年にSCSI-1に以下の内容を付け加えた規格。

・小型、高密度ポートのサポート
・CD-ROM、スキャナのサポート
・SCSIバスパリティーチェック
・高速データ転送が可能なFastSCSI
・16ビットバスで最大15台のSCSIを使用できるWideSCSI
・タグキューイング


SCSI-3
現在、使用の確定はまだされていませんが、SCSI-2に以下の内容を付け加えた規格です今後さらに追加されていく模様

・高速UltraSCSIデータ転送
・ファイバチャンネルハードウェアーのサポート
・シリアルチャンネルハードルエアのサポート
・最高32台のSCSI機器をサポートするPケーブルワイドバス


FastSCSI
1992年、SCSI-2に追加されたオプション機能。最高10MB/秒の転送速度が可能です。現在製造されているSCSIデバイスはこのFastSCSIデータ転送をサポートしています。


WideSCSI
こちらもSCSI-2に追加されたオプション機能。通常8bitデータ転送が、WideSCSIを使用することにより16bitデータ転送ができるため、2倍の速度でデータを転送できます。


UltraSCSI
UltraSCSI(Double Speed SCSIとも呼ぶ)は8bitのSCSIバスで20MB/秒、16bitのWideSCSIバスで40MB/秒の速度でデータ転送が可能です。現状ではごくわずかな機器だけがUltraSCSIをサポートしていませんが、徐々に対応機器が増えつつあります。将来はこの方向が主流になるでしょう。


バス


CPUにさまざまな周辺機器を取り付ける通路のことをバスと呼びます。ついでなんでこちらも説明しておきます。

PCI(Peripheral Computer Interconnect)バス
現在、DOS/V、PC98、MACにおいての標準バス。インテルが中心になって取り決めた規格、32bitもしくは64bit転送が可能で速度は最速。


ISA(Industrial Standard Atchitecture)バス
古典的でシンプルなバス。速度が16bitでかなり低速だが低価格であるため、速度を必要としない用途では今でもよく使われています。


USB(Universal Serial bus)
USBは比較的新しいインターフェイスです。USBはキーボード、マウス、ディスプレイなど今まで専用のインターフェイスだったものを1つに統一し、どの機器も同じコネクタに接続できるようにしたものです。USBハブを経由することにより最大127台の機器を接続することが可能。


IEEE1394
こちらも新しいインターフェイス規格です。USBとの違いはUSBがパソコン接続を主体に考えられたものに対しIEEE1394はDVカメラなどの家庭用電化製品向けに考えられたものという違いがあります。


終端(ターミネーター)
ディジーチェン接続されたSCSI機器の、一番最後に「終端」(ターミネーター)と呼ばれる装置をつけなければなりません。機器によって違いがありますが最近ではディップスイッチなどで行うものが主流です。


コネクタの種類


●D-subハーフピッチ50ピン(ピン型)
Win98ではこの規格がメインです。           
●アンフェノールハーフピッチ50ピン(くし型)
上記コネクタが登場するまでメインのコネクタ
●アンフェノールフルピッチ50ピン(くし型)
最近では少ないインターファイスです。         
●アンフェノールフルピッチ25ピン(ピン型)
最近では少ないインターファイスです。         
(この他に68ピンや内蔵用のフラットケーブルなどのコネクタもあります。)


SCSIボード比較


以上のことを踏まえましてSCSIボードの紹介をしましょう。
メーカー 商品名 対応バス 特徴
adaptc AHA-2940/AU PCI/UltraSCSI 最も一般的なSCSI、相性の問題は起こりにくい。
AHA-2940UW PCI/UltraWideSCSI WideSCSI対応の高速SCSIボード。CD-Rだけではもったいないかも・・
AHA-3940U/AHA-3940UWD PCI/UltraSCSI  
AHA-1460A PCカード ノート用SCSIカード、相性の問題は起こりにくい。
メルコ IFC-WSP PCI/UltraWideSCSI 低価格高速SCSIボード。
IFC-USP-M PCI/UltraSCSI+EIDE SCSI+EIDE接続できる変り種。
IFC-USCD PCカード UltraSCSIのPCカード版。
Tekram DC-390 PCI/FastSCSI 安価だけど相性がいい。アダプテックの対抗馬。
DC-390F PCI/UltraWideSCSI 高速SCSIカード。
IODATA SC-UWPCI PCI/UltraWideSCSI 内部接続はUltraWideSCSIとUltraSCSIの両方を持つ。
SC-UPCI PCI/UltraSCSI SC-UWPCIのUltraSCSI版。
CBSCU PCカード 世界初CardBUS(UltraSCSI)とSCSI2の両方をもつPCカード。
Logitec LHA-521UA PCI/UltraSCSI 自動ターミネーター機能搭載
LHA-521UW PCI/UltraWideSCSI 自動ターミネーター機能搭載