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番外編4『春モデルパソコンを斬る』

 自作関連のニュースを拾い読みしていたら、メーカー製パソコンの「2002年春モデルのラインアップ」に目が留まった。各社趣向を凝らしたモデルを取り揃えており、私に限らず、この春新入学や就職などを控えそれを機にパソコン購入を考えてる皆さんには大いに気になるニュースでしょう。そこで今回の日記では、自作パソコンユーザーの観点からメーカー製春モデルパソコンを斜め切りにしてみようと思います。

 その前に、何を基準に選べばいいのか迷ってる皆さんに、「これだけは押さえといた方がいい」というポイントを幾つか伝授いたします。と言いましても、基本的な装備品は各人の用途や好みなどもあると思うので、もっとパソコンの根本的な性能を測る大切なポイントに絞ってお教えします。

 まず一つ目。ひとくちに「Pentium4」搭載と謳っていても、クロック周波数以外に大きく異なる性能というのが存在するんですよ。新しいPentium4(Northwood)では、CPUに搭載されている2次キャッシュメモリの容量が倍(512KB)になってます。更に同じ周波数でなら、消費電力や発熱量も抑えられており、選ぶのであれば「新Pentium4」が断然オススメなんですが…メーカーのHPなどにはその辺は全く書かれておらず、たぶん普通の人には分かりづらいかと思われます。

 新しいか古いか見極めるポイントは「クロック」です。「クロック」の方は、古いPentium4は2Ghzまでしかリリースされていないので、それ以上高い周波数のPen4は「新製品」だと言えます。見極めが難しいのは2Ghz以下のPen4なんですよ。しかし案ずること無かれ、法則を知っていれば何てことは無い、クロック周波数に「A」が付いていれば「新製品」で、それ以外は「旧製品」なんですね。具体的に言えば「1.60AGhz」とあれば新Pen4で、「1.6Ghz」とあれば旧Pen4となります。今選ぶのであれば、「A」の付いたほうを選べば間違いが無いと言えます(2.2GhzにはAが付いてませんが、新Pen4です)。

 次に見極めるはマザーボードの基本性能…というより、サポートするメモリの種類ですね。Pen4マザーが対応しているメモリーには大きく分けて3タイプあり、性能が上の方から順に「RDRAM(i850)」「DDR SDRAM(i845B)」「SDRAM(i845)」となります。このうち「SDRAM」は、2001年秋冬モデルを選んでも性能的にはほぼ同等となります(せいぜいHDDの容量の違いかDVD-R/RWがつくか付かないかの違い)。メモリの容量からは区別がつきにくいので、この辺はメーカーのHPに行ってみて「仕様」欄にあるメモリの項目をよく観察してみると良いでしょう。春モデルの中にはハイエンドでも「SDRAM」モデルしか出さないメーカーもあり、1社でしか検討してない方はよくよく注意しましょうね。「RDRAM」か「DDR SDRAM」かは、値段と相談しながら決めると良いでしょう。もちろん「最高性能」を求めるのであれば「RDRAM」である事は間違いないです。

 メーカー製パソコンのスペック表を見ていて感じたことは、コストを抑えるため「どこかで妥協」している点が気になりましたね。消費傾向としてCRTモニターより大画面液晶モニターを求める傾向があるのか、各社その辺の装備は充実してます。が、その反面グラフィックカードなどが最新鋭のものではなく、主に最新の3Dゲームや3DCGをやるのであればオススメ出来ません(※普通に使う分には全く遜色無い性能なんですが ^^;)。お金に余裕のある方は、メーカー製パソコンを購入したあとにグラフィックカードなどを新たに買いなおせば良いのですが…コスト的に考えて非常にムダが多いかと思われます。とりあえず、今は購入した装備でなんとか動かしてみて、どうしても我慢できない場合のみ、後日(半年〜1年後)に最新グラフィックカードを買い足せば良いでしょう。ちなみにnVIDIAの最新グラフィックカード「GeForce4」シリーズが2月に発表予定、3月ごろには日本市場に出回ってくると思われますので、そちらを狙ってみる(或いは安くなった旧製品を狙う)のもいいでしょう。


 というわけで、私が2002年春モデルメーカー製パソコンを1つだけ選ぶとするならば…。Pentium4 2.0AGhz、RDRAM 256MB、U-ATA 80GB HDD、DVD-RW、NVIDIA GeForce2 Ti搭載のSONY VAIO「PCV-RX65」で決まりですね。空きPCIスロットが1つしか無いのと、56kモデムやMPEG2キャプチャーボード&TVチュナーユニットが不要という点、それにUSB2.0未対応という点が個人的にマイナスポイントですが…。更に欲を言えばVAIO JX10シリーズのスタイリッシュで小さな筐体に収めて欲しかったですが…(そういう意味ではFujitu DeskPower「C9/200WLT」も捨てがたいですが、i845チップセットなのが若干のマイナスポイント)。液晶モニター無しモデルで27万円を「妥当な値段」と思われるなら買って損は無いと思います。

 今回の日記では、あくまで「最高性能」を求めるハイエンドユーザーに限ってのお話なので、30万円近いそのお値段に引いてしまわれた方は、無難にCeleron1.2Ghz搭載のミッドレンジパソコンを狙えば良いでしょう。いやいや、同性能でちょっとでも安くあげたいと思うのなら、B.T.O.などの直販パソコンかショップブランドパソコン(1.60AGhzなら20万円を少し超える程度かと思われます)を見積もりましょう。しかしそうまでして徹底的にコストパフォーマンスを追い求めるなら、断然AthlonXPがオススメであります。メーカー製なら組み立て上の失敗も無いし、保証も利くしね。

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ベル&しん

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