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・予算は? ・迷い道 ・部品調達
番外編 ・過剰装備
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番外編その6『HDDクラッシュ!!』 先日のこの日記で、「自作パソコンとは組み立てた後が大変」と説いたばかりなのに、その困難に自ら直面してしまうとは夢にも思ってなかった。油断大敵とは当にこのことを指すのではないだろうか。「自分だけは大丈夫」とは思ってなかったが、まさかこれほど早く体験してしまうとは…。そう、パソコントラブルでBIOSデータ消失に次いで2番目に恐い、HDDクラッシュの憂き目にあってしまったのだ。 事の発端は実に些細な出来事だった。とあるゲームをやっている最中、突然HDDから奇妙な音(「ジジジ…ボン」とか「ボッ」とか言う感じの何かが発火したような音)がしたと思った次の瞬間、パソコンが制御不能に陥ってしまったのだ。この時あまりの出来事に動揺していたのか、思わず電源ボタンから終了させてしまったのだが、後から思えばこれがまずかったのかも。 気分が落ち着いた後、ケースを開けてCPU付近(最初は噂に聞く例の“コア焼け”だと思った)の異常が見あたらない事を確認した後、パソコンを起動させたところ、いっこうにWindowsが起動しないではないか。ブートドライブを探している風なメッセージが表示されたので、とりあえずDELキーを押しBIOSを確認してみると…どうやらBIOS自体がHDDを認識してないようだった。 ここで私は「IDEケーブル」の接触不良(或いは接続不良)が怪しいと睨んだ。何かの弾みで接続が緩んでしまったか、ひょっとするとケーブル自体が断線してしまったか、とにかく別のIDEケーブルと取り替えてみようと思ったわけだ。 ケーブル交換後、BIOSで確認してみるとまだHDDが認識されてなかった。うむむ、これはちと深刻なトラブルなようだぞ。とりあえず、ATAPIのもう片方に繋いでいたCD-R/RWドライブは認識されていたので、プライマリとセカンダリを入れ替えてIDEケーブルを繋ぎ変えてみた。しかしHDDだけはやはり認識されなかった。 ということは…マザーボードのIDEコントローラのトラブルでは無さそうだ。ケーブルも幾つか試してみたが、どれも結果は同じだったことから、ケーブルの断線や接触不良では無さそうだった。とりあえず、一番程度の良さそうなケーブルを接続しておいて、その他の原因/対処法が無いものかネット上で探してみる事にした。 自分なりに探してみて見つかった「HDDが認識されない場合の対処法」は、「ケーブルを確認(これは既に実行済み)」「ジャンパーピンの確認(これも先ほど確認済み)」「CMOSクリア(=やってみたが認識されず)」「電気周りをチェック&最小構成で起動(=ケースファンを直接電源から取り、CD-R/RWを外してその4ピンコードを繋いでみるもダメ)」「セーフモードで起動(=元より反応なし)」「MBR(マスターブートレコード)の修復(=起動ディスクもNG、CD-ROMを使った修復セットアップにも無反応)」などなど、他にも幾つか試してみたがどれも効果は見られなかった。 うむむむ…これはもしかしてHDDクラッシュというやつ?今まで長いことパソコンやってきたけど、再起不能のクラッシュ状態というのは体験したことが無かっただけに、あまり信じられない…いや、信じたくない結果だった。こんなにも早く別れが訪れると分かっていれば、バックアップを取っていたのに…と後悔先に立たず。仕方がない、こうなれば販売店に持ち込んで相談するしか無さそうだ。 1日がかりで原因究明と対象法を探し続けたため、起動しなくなったHDDを販売店に持ち込んだのは翌日となった。店員さんに事情を包み隠さず話すと、ちょっと信じられないといった顔つきで「新しいものと交換いたします」という事になった。その前に検査して頂いたのだが、もしかしてこれで動いてくれれば…などと淡い期待を抱いていたが、やっぱりお店の方でも認識されなかったようだ。平謝りの店員さんだったが、申し訳ない気分だったのはむしろ私の方だ。通常だと不良返品は1週間しか効かないところを、2ヶ月も使い倒した中古のHDDを新品と交換してくれるだけでも有り難い。 しかし交換して貰っておきながら言うのも何だが、私には一抹の不安が拭えきれずにいた。交換して貰ったのは同じ会社の同じ型のHDDだったので、もしかするとまた使用中に突然壊れてしまう恐れがあるやもしれない。私が調べたところ、「Baracuda ATA IVを使っていて壊れた」という報告はほとんど聞いたことが無かったのだが、全く無いわけでも無かった。分解して中を確認してないので分からないが、ディスクに傷が付いたというレベルでなく、おそらく基盤がショートした感じなので、過電圧か高負荷が原因か?しかし今回の場合、過電圧の主たる原因である雷は鳴っておらず、高負荷がかかる程強力な3Dゲームでも無いのだ。残された原因は、HDD周りが異常な高温になった事による基盤の損傷だろうか。どうせ交換されるんだったら、中身を開けておくべきだったかな。 原因が特定できないので、またクラッシュしてしまう恐れはあるわけだ。いっそシステム用とデータ用と2つのHDDを用意しようかとも考えたが、2つのHDDを回せるだけの電源容量にいささか自信が持てなかった事もあり、交換して頂いた同製品で何とかするしか無かった。 家に帰ってから、早速交換したHDDを取り付けた。今度は過電圧に配慮するため、雷サージ防止装置付きの電源タップを購入して、そこから電源を取ることにした。更に熱対策に前面吸気ファンの前へHDDを設置してみた。これで大丈夫とは思えなかったが、何もやらないよりは遙かにマシだろう。 しかしシステムの再インストールというのは面倒くさい。旧来のWindowsであれば、HDDが変わろうが変わるまいが、再インストールにかかる手間というのはほとんど同じであった。しかしWindowsXPでは「アクティベーション(認証)」がそれに待ったをかけるのだ。多少システム構成が変わったところで再アクティベーションは求められないのだが、HDDだけはしっかりとチェックが入ったようだ。結局、マイクロソフトに電話して手動でアクティベーションを行う羽目になったのだが、これがもう実に面倒くさいの一言に尽きるのだ。受付のお姉さんの応対には不手際は無いものの、いちいち確認する作業から来る煩わしさも手伝ってか、疑われているようで実に気分が悪かった。HDDが古くなったから交換して再インストールをしようと考えてる方は、セットアップしてから120日(※この期間を過ぎると一旦システム情報がクリアされるらしい)は我慢した方が良いでしょう。 今回のトラブルで失ったデータは二度と取り戻せないものばかりだったが、同時にかけがいの無い“経験”というものも手に入れる事が出来た。自作派の方も、メーカー製のパソコンを使用してる方も、HDDはいつかは壊れるものとして普段から大切なデータはバックアップしておくと良いでしょう。私のように、何の前触れもなく(ただ見逃してただけかも分かりませんが ^^;)災難が訪れることもあるので、その時になってから後悔しても遅いですよ。今日の教訓:転ばぬ先のバックアップ ---- |
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