自作PCへの覚醒

予算は?

ケースの研究1

ケースの研究2

マザーボード談義

日本橋遠征1

迷い道

ケース冷却問題

グラフィックボード

モニター&机

理想のHDD

モニターレビュー

部品調達

組み立て編

システム構成
各種ベンチ結果
整備記録

 

番外編

ヘルプウィンドウの嵐

自己満足に浸る

はじめてのBIOS更新

春モデルパソコンを斬る

自作パソコンの適正

HDDクラッシュ!!

過剰装備

2002年夏モデルレビュー

2002年秋モデルレビュー

マイマシン大手術

 

番外編その8『2002年夏モデルパソコン』

 若葉が日増しに色濃くなり、時折汗ばむ季節となりました今日この頃、ボーナス前の夏モデルパソコンが各社出揃ってきましたね。今回は製品情報やレビューをあまりよく読んでないので、(私の中辛レビューを期待されていた方には申し訳ないんですが)春モデルの時みたいにバッサリ斬れません。夏モデルのラインナップをざっと見た印象では春モデルとさほど変わらないと思うんですが、目新しいモノとしてPentium4システムならば「FSB 533Mhz」が挙げられるんでは無いかと思われます。ノートの方はほとんど勉強してないので分かりません。(ハイエンドに拘らないのであれば)携帯性と利便性、拡張性、デザイン、予算などを考慮して、ご自身で一番ピッタリくるのを選ばれると良いでしょう。
 
 個人的に“凄い”と感じたモデルは、デスクトップでは「VAIO RX 76/66」シリーズでしょうか。このシリーズ、先ほど少し触れた「FSB 533Mhz」に対応したマザーボード「i850E」を搭載(※廉価モデルRX 56はSiS 650を採用)してるんですね。以前までのモデルですとFSB 400Mhzだったんですが、2002年5月7日に発表されたばかりのFSB 533Mhz版新チップセットを、BTOを採用していないメーカーがいきなり搭載してきたのは驚きである。ここで「FSBって何?」と思われた方向けに簡単に説明すると、以前のモデルに比べて処理速度が速くなった(ベンチ結果によると10%程度)という事です(詳しくはこちらのページをご覧ください)。ただしメモリバスは旧来の「i850」と同じ400Mhz(PC800 RIMM)動作なので、本来的な意味でFSB 533Mhzの性能をフルに引き出しているとは言い難い。それでも現段階で最強のシステムである事には変わりは無いので、3D CGやビデオ編集などをちょっとやってみたくて且つメーカー製ハイエンドマシンを狙うなら迷わずこれですね。難点があるとすればコストパフォーマンス(※実売30万〜40万)でしょう。プロユースにしては中途半端な構成、コンシューマユースとしては高すぎるその価格設定をどう取るかは、エンドユーザーの実用途次第でしょう。欲を言えばグラボをGeForce4MX440からプラス4万円の差額でGeForce4Ti4400にすべきかと思いますが…まあ、ここを削ってでもコストを抑えたかったんだと思われます ^^;

 エントリーモデルでは「VAIO JX」が遂にバリューPC向けのプロセッサであるCeleronからメインストリーム向けのAthlon XP 1500+に変更となったのは耳目に値する。実クロックでは1.33Ghzと少々物足りなさを感じなくも無いが、最新鋭の3Dゲームをバリバリやらないのであればコンシューマユースの実用レベルを十分に満たしている。チップセット(SiS740)こそ異なるものの、私のメインマシン(Athlon XP 1600+ & nForce 420D)と比べてみても遜色ないほどだ。しかしカタログスペックを見て気になった点は「システムバス 200Mhz」という項目。通常使用におけるAthlon XPのシステムバスは266Mhzなんですが、省スペースパソコンに不向きな発熱量と、リリース当初には“安価で高性能だがトラブルが多い”と一部で不評だったSiS740を採用しているという、見逃せない2つの欠点を「システムバスのクロックダウン」で補ったエンジニアの苦慮の策と推測されます。ん?でもそれだとAthlon XP 1500+は100Mhz×10倍の1Ghzで動作すると思うんですが…カタログには確かに「1.3Ghz」と書かれてありますね。変ですね、やはり「システムバス 200Mhz」は誤植なんでしょうかね。若干の疑問は残るものの、製品として出荷するからには何らかの安定性は確保してるものと思われます(その後AMDより正式発表された省電力版AthlonXP1500+[FSB200Mhz/実クロック1.30Ghz]を使用している事が判明)。エントリーモデルなのに実売20万を超えてしまうのが許せないという方には、ソニースタイル・ドットコムにて販売されるCRTモデルを狙うのも悪くないでしょう。TVチュナー付きのハードウェアMPEG2エンコーダー/キャプチャカードがついてるモデルには「JX11−GBPx(xの部分には液晶ディスプレーのインチ数のうち下一桁が入る)」のモデルナンバーが付与されるので、狙っている方はよく覚えておくと良いだろう。


 同じAthlon XP搭載パソコンとしては、富士通から省スペース型デスクトップDeskPower「CE17WA」が発売予定となっている。CPUの性能はこちらの方が上で、VAIOには無い特徴として専用のワイド液晶ディスプレーにタイムドメイン社製スピーカーが内蔵されているのと、ワイヤレスマウス&キーボードが標準搭載されている点が評価できる。これらの付加価値に魅力を感じない、或いはパソコンでTVを録画しようと考えてる方は迷わず「VAIO JX11-GBPx」を選ぶのが賢明だろう。その他富士通では5/16日にIntelより発表されたばかりのCeleron1.7Ghz(旧Pentium4と同じWillametteコア)を搭載した「C17A」も気になるところである。こちらのチップセットはVAIO RXの廉価版モデルに搭載されているのと同じ、SiS650。元々はPentium4(Socket478)向けに開発されたチップセットなので、理屈上はWillamette/NorthwoodコアのPentium4(FSB400Mhz版)へ換装可能だが、それならば価格差を考慮しても最初からVAIO RX56(CPU代3万円+液晶モニター代5万円を含めて27万円)を選んだ方がお得だとも言える。しかしながらデザインや装備品の内容などに差違があるので、どちらを選ぶかは好みの問題と言えよう。この価格帯のモデルでは、AthlonXP1600+搭載、NetMD対応の日立プリウス「570C5SYA」なども面白い。

 一方ノートブックでは、これをノートというジャンルに位置づけて良いものか迷いますが、先月発売されたばかりの「VAIO U」シリーズに注目してます。キー配列にやや癖がありキー入力に難点があるかもしれませんが、女性のハンドバッグにも収まりそうな程携帯性に優れ、世界最小のWindowsXP搭載パソコンという売り文句、昔から小型化が得意なソニーならではの逸品でしょう。メインのパソコンとして使うにはかなり非力な感は否めませんが、旅のお供にCD/MDプレーヤーと文庫本を持ち歩く代わりとして使えば良いかもしれない。他に気になる機種は、同じソニーのNet MD搭載(※一部機種は別売オプション)「VAIO NV」シリーズとか面白そうですね。言うなれば、ノート版「VAIO MX」なんですが、仕様上仕方がないとは言えデザインに若干厚みが増してるのはやや頂けない。しかし、それを考慮に入れたとしても持ち運びが出来るポータブルMD付きパソコンとして見れば非常にユニークな機種でしょう。搭載されるCPUも、モバイルPentium4-M 1.6Ghzとパワーとしては申し分なし。

 う〜ん、こうしてみるとVAIOばっかりですね。私がSONY贔屓という点を差し引いても、消費者に欲しいと思わせるという意味において、この夏モデルではVAIOの健闘が目立つように思う。それと付け加えるならば、ここではご紹介できなかった製品にも、それなりに目を引くものも幾つかありました。結局どの製品でも自分で気に入ったものを選択すれば間違い無いでしょう。気を付けたいのは、デスクトップ向けPentium4プロセッサ搭載製品を謳ったものでも、2次キャッシュ容量の違い(旧コア:256KB、新コア:512KB)にはご注意を。もちろん新コア搭載品の方が、同クロックでは遙かに性能が上なのは言うまでもありません。それにしても我ながら定番過ぎて面白くないレビューだ(笑)

----
ベル&しん

  [HomeNextBack]