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その1 『覚醒』(2001年10月17日)

 今日から『自作PCへの道(仮題)』と称して、著者が初めて挑戦する自作DOS/Vパソコンを作ろうと決意した経緯から、無事に理想のマシーンが動く(予定)までを不定期の日記形式でお届けしようと思う。

 さて、私が自作パソコンを欲するようになった記憶の大元を辿ると、約4年使ってる今のパソコンで動かせるソフトが少なくなってきたから、そろそろ新しいパソコンを買わなければいけない時期かな…と考え始めたのがそもそものキッカケでした。ただしその時点ではまだメーカー製のパソコンを考えていたのだ。B.T.O.(Built to Order)で好みの仕様に変更できる、直販系のさるメーカーのパソコンにしようと思ってたんですが、今年の8月に状況は一変した。そのメーカーの日本法人が日本でのパソコン販売を打ち切る事になったんです。これはかなりショックでしたね。何しろそこのメーカーにしようとほぼ決めていた矢先の出来事だったので、買わなくて良かったと言うより、買えなくて残念だという思いの方が強かった程。

 そこで仕方なく、同じくB.T.O.で販売しているライバルメーカーで再検討する事にしたのだった。ここのメーカー、信頼と実績は十分なんですが、デザインがゴツ過ぎて今イチ気に入らないんですよね。私個人の好みとしては、もう少し遊び心が入った柔らかな色彩とデザインが好きなんですよ。まあこれはMacに強いあこがれを抱いてるからなんでしょうけど。

 B.T.O.を手がけてるメーカーは他にもあるんですが、どれも似たり寄ったりのデザインだった。中身はほとんど同じなので、決め手はデザイン(とお値段)だけなんですが、どうも納得出来るものに巡り会えなかったせいか、今ひとつ決めあぐねていたのだ。

 もう一つ、決めあぐねる理由としてデザイン以外の問題も抱えていた。それはパソコンの頭脳とも言うべきCPUの問題だった。DOS/V系ではシェアNo.1のIntel社がリリースした最新鋭CPU『Pentium4』なんですが、このCPUでマシンを構築するとメモリ(市場ではあまり一般的でないRDRAM)などの部品代が高く付くため、そこそこ性能の良いマシンをオーダーすると20万円強(CRTモニター込み)ほどかかるのだ。

 Pentium4の売り上げが芳しくなかったIntel社は、『RDRAM』より安くてそこそこ同程度の性能が引き出せる『DDR SDRAM』のサポートを発表していた。しかしそれに対応するPentium4チップセット(i845D)が正式リリースされるのは来年の3月頃(※結局2001年12月に発売/正式発表された)らしい。それまでの間、リーズナブルにPentium4を手に入れられる『SDRAM』サポートのCPUとチップセット(i845)が発表されているが、RDRAMやDDR SDRAMほどの性能は発揮されないという「あまり良くない」評判ばかりあちこちで耳にする。そんなわけで、今敢えて中途半端なマシンを買う事も無かろうと私は暫く様子見をする事にしたのだった。

 そんな時、割とメカに強い人も集まるオフ会でたまたま私のパソコン購入話になって「だったら自作はどう?」と薦められたのだ。自作パソコンなら好きなパーツで好みのパソコンが仕上げられるし、CPUの制約を受けないとアドバイスされた。それまでIntel社のPentium4しか頭に無かった私だったが、言われてみればAMD社のAthlonという選択肢もあった。何かのパソコン雑誌で、性能もPentium4と同程度(同じクロック数ならAthlonの方が上)という記事を読んだことがある。「自作パソコンって難しいんとちゃう?」という尤もな質問にも「簡単だよ。」とあっさり返答された私は、自作パソコンもいいかも…と思い始めるに到ったのだ。(つづく)

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ベル&しん

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