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自作PCへの道 その2『予算』

 自作PC初心者である私が、組み立てる前にまず何をしたかというと「どういった部品を買い揃えればいいのか」という研究からだった。研究といっても、とりあえず右も左も分からないまま、PCパーツを取り扱ってるお店のHPを覗いてみる事にした。

 そこで種類別にカテゴリ分けされている各パーツを、まずは思い思いに組み合わせてみる事にした。この時点での私は、B.T.O.で培った「メモリ」「グラフィックカード」「サウンドカード」の基本的な知識しか持ってなかった。基盤選びにはCPUの形状に合わせた特定のマザーボードでないとダメだという、大ざっぱな知識しか持ち合わせてなかったので、AMDのAthlon対応のMBは何?と問われても即答出来ない状態であった。迷ってても仕方がないので、まずは肝心のCPUを選択…と言っても、この時(※このレポートの元になる原稿を書いてる時点ではAthlon XPは未発売だった)は選ぶほど種類が無かった。とりあえずAthlon 1.2Ghzをチョイスする。

 マザーボードをどれにするか選ぶ際、ちょっと分からなかったのが何種類かある規格の事だった。ATX・MicroATX・FlexATXなどなど、これまでノートパソコンしか使ったことの無かった私には馴染みの薄い用語ばかりだった。とりあえず聞いたことがあるATXから探してみる事にした。後から分かった事なんですが、この規格はケースの大きさや形状、基盤に付いてる拡張スロットの数などと密接な関係にあるらしい事と、現在市場に流通しているAthlon対応のSocketAマザーボード(に限りませんが、自作ユーザーに拡張性の高いミドルタワー志向が強いせいか?)はATX規格が多いという事だった。

 マザーボードを選ぶにも、どこの会社のどういった製品がいいのか、予備知識の無い私にはさっぱり分からなかった。とりあえずDDR SDRAMサポート(FSB233266Mhz※1)の中からお店のお薦め商品を選択してみた。今すぐ買うわけじゃないので、大体の値段が分かればいいのだ。(※実際に購入をする際にはCPUとマザーボードの選択がパソコンの性能を決める重要なファクターなので慎重に…)

 マザーボードの次はメモリだ。DDR SDRAMとだけ漠然と分かっていたが、いざメモリを選ぶとなると多くの種類があり、どれがいいのか正直迷った。メモリの容量ではなく、ここでも規格に悩まされた。CL2とCL2.5はどう違うのか。数字の大きい方が新しいに違いない※2)ということで、とりあえずCL2.5の256MB(PC2100対応)を選んでみた。うぅむ、ホントにこんな適当な事でいいんだろうか。実際に購入する時は、お店の人にじっくり相談した方が良さそうだ。

 次適当に選んだのはケースだった。デザイン優先なので、後から分かる「冷却」「騒音」「電源」といった問題をこの時は全く考えてなかった。とにかくAthlon対応、ATX電源と書かれてある、そこそこ拡張性の高そうなミドルタワーケースを選んでみた。デザインはちょっとPOPな感じのものだったが、値段がそこそこ安かったので、むしろそっちの方に魅力を感じたぐらいだった。

 ケースの次はグラフィックカードだ。3D性能の高いもんはやはりお値段も高い。ゲームやDVD鑑賞はしないが、2DのCGや将来的にはビデオ編集などをしたいと考えてた私だったが、それがVGAの性能にどのように関わるのか分からなかったので、Athlonと相性がいいという噂とCGに強いという宣伝文句を信じてATI RADEONのDDR 64MB(※しつこいようだが原稿執筆時点では新型のRADEON 8500は未発売だった)タイプを選んでみた。メモリが32MBタイプの廉価版もあったが、とりあえずVGAにもメモリを多く搭載してる方がパフォーマンスも良くなるだろうという判断からだ。ちなみにWinで人気のあるGeForceシリーズの凄さは知っていたが、どうもバリバリの3Dゲーマー向けという印象があった為、パソコンゲームをやらないだろうと考えた私は敢えて選ばなかったのだ。

 サウンドカードはあまり悩まなかった。というのも音に関してはあまり拘りを持ってないのだ。音が鳴っていればいいので、極端な話オンボードの音源で十分なのだが、自作音楽CDを焼く際のコーデックに影響があると良くないので、そこそこのお値段のものを選んでみた。関係ないが、こうした消費者の曖昧な商品知識が不況時の消費拡大に少しは貢献するんだろうなと思った。

 おっと大事なものを忘れていたじゃないか。HDDが無かったらパソコンが動かない。CD-RWも欲しいな。Windows XPがCD-ROMからインストール出来るとは言え、何だかんだとFDDも必須だろう。HDDは定評がある(と1年前に聞いた)、IBM社製の60GB/7200rpm/ATA100のものにした。先にも述べたが、DVDには今のところ魅力を感じていないので、コンポドライブは付けない予定だ。従ってデータ転送速度が割と高速だったBurn何とか機能搭載のCD-R/RWドライブを選択。FDDは2モードドライブのものでいいだろう。ここまで商品知識に乏しく、やや不安を覚えながらの選択だった割には、この辺のストレージデバイスは自信を持って選択出来た気がする。まあどうせ今すぐ買うわけじゃない、と再度自分に言い聞かせる。

 長いことDOS/Vとは別の路線を歩んでいた頃の某N社製のノートユーザーである私は、モニターとキーボード、それにマウスも新しく買わなければならない。個人的にモニターは何でも構わないのだが、設置スペース(高校時代から愛用してるライティングビューロー)の都合上、CRTディスプレーに比べてやや高価な液晶モニターを買わなくてはならないかもしれない。TVとコンポが置いてあった場所(現在はオーディオラックの上にゴチャゴチャと物が置いてあるだけ)を片づけて、そこにパソコンラックを置いて設置しても構わないのだが…インテリア性の高いラックを買うだけの予算があるなら、安い液晶モニターに手が届きそうな気がする。とりあえず液晶モニターを選択しておこう。

 キーボードは定評のあるロジクール製のワイヤレスのものにした。パームレストの付いてない仕様だが、必要なら後からパームレストだけ買い足せばいい。マウスはメンテナンス性を考えて光学マウスにしてみた。コードレスにする事で何の意味があるのか自分でもよく分からないが、あくまで予算を算定する為のシミュレーションなので、現段階では財布の紐が緩い(笑)実際に購入する際にはどこかで妥協しなければならないだろう…。

 最低限買い揃えなくてはならないのはこんなもんか。とりあえず幾らになったか確認してみると、ふむふむ15万円強で何とか収まりそうだ。これにWindows XPをインストールするからプラス2万弱と。ウィルス対策ソフトの2002年版は、先日優待アップグレード価格で手に入れたので心配なし。これにあと細々したソフトやサプライなんかも含めると、総額で20万円弱になるだろうか。B.T.O.でチョイスしたPentium4マシンより安く上がりそうな気配に思わずニンマリしてしまった。(つづく)

※1 正確にはFSB266Mhz(133Mhz*2)
※2 CLとはCasLatencyの略で、データが読み出されるまでに要する待ち時間を指す。数値が低い方が高性能。

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ベル&しん

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