自作PCへの覚醒

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ケースの研究1

ケースの研究2

マザーボード談義

日本橋遠征1

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春モデルパソコンを斬る

自作パソコンの適正

HDDクラッシュ!!

過剰装備

2002年夏モデルレビュー

2002年秋モデルレビュー

マイマシン大手術

 

その6『第一次日本橋遠征』

 今回のお話は、自作PCを作ろうと思い立ってから初の日本橋電気街探訪記です。ホントは先週行く予定だったんですが、風邪ひいてちょっと外を自由に出歩ける体調ではなかったもので…1週間延期の日曜日になったのだ。ちなみに昨日は雨降りだったのと肌寒かったため、気持ちが萎え萎えになって行かなかった根性無しです。

 ウチから日本橋まで行くには大体1時間ちょっとかかるんですが、今回行くお店は初めて行く場所(堺筋沿いのメインストリート“でんでんタウン”からはずれた場所、難波と日本橋と恵美須町を結んだ中間地点)にあるので、時間の計算が出来ない…というか日本橋に来るのもかれこれ2年ぶりだろうか。前に来たときは心斎橋でPostPet EXPOが開催されていた時なので、随分と久しぶりになるわけでして、正直申しますと無事に目的地までたどり着けるか不安なのだ。

 地図で確認すると堺筋線の日本橋駅(※でんでんタウンへは恵美須町駅の方が直近)で降りた方が弱冠近めに感じたので、電気街の北側から向かうルートを選択した。しかしこの選択が後で大きな災いになるとは…。

 電車を乗り換え、乗り換え、ようやく辿り着いた日本橋。しかし今回はここから約500m程歩かねばならず、出口の選択ひとつで大きなロスに繋がるのだ。構内に貼られてある出口マップを確認し、一番近いと思われる出口付近から地上に出た。ん?面前に阪神高速が見えるぞ。右手には堺筋と思しき大通りが見えたので、高速道路を背にしてこの筋を真っ直ぐ下りていけば目的地付近に到着するはず…というわけで歩き始めたがどうも様子が変だ。眼前になぜか川(道頓堀?)が見えてきた。変だ。こんな所に道頓堀があるはずない。それに周りの景色がどうもおかしい…。昼過ぎの太陽が私の背中をじりじりと焼き付けるようにして暑い。ん?何で太陽が背中側から差し込んでんねん??電気街目指して南向いて歩いてるハズやで。

 …そうです、どういうワケか私は地下鉄構内の出口マップを南北真逆に見ていたようです。つうか、私の見たあの地図がおかしいねん。通路の進行方向に照らして掲載されていたらしく(まあその方が分かり易いわな ^^;)、方角を無視して書かれていたようです。というわけで約200m程の徒労に別れを告げ、回れ右をして正真正銘の日本橋電気街を目指して再び歩き出したのだった。

 目的地に到着すれば何のことはない、見慣れた場所からほど近い所にそのお店はあった。こんな事なら無理しないで恵美須町から来れば良かった、などと愚痴をこぼしても仕方ないので早速1店目の「ツクモなんばParts王国」に突入する。

 今回の目的はパーツを買い揃えることにあらず。ネット上やカタログスペックでは確認できない、ケースの細かい部分やフィーリングを確かめるためにやってきました。なので、多少安い程度では買わないつもりでいた。威勢良く挨拶してくれたショップの人には申し訳ないが、要するに冷やかしなのだ。

 ケースの品揃えはさすがといった感じだった。私の憧れケースである、「MT-Pro1100 plus SUPREMO(Blue-Black)」は置いてなかったが、代わりにクーラーマスター社のケース「ATC100B21」が置いてあった。おぉ、なんて綺麗なメタリックブルーなんだろう。高級オーディオのような仕上がりに暫しの間目を奪われてしまった。気になったのは、売り切れ中なのとお値段がやや高いという事だった。え?そんなもん実際に目で見たってしゃあないやろ?ごもっともです。いや、実は前面USBポートのアクセスが悪そうなのが気になりましたね。手回しネジで留めてあるんですが、気軽にパカパカ開閉出来るシロモノじゃなかったです(ネジを無くしたらさぞかしブサイクやろなと思った ^^;)。それとマザーボードによっては、USBケーブルが引き回せないらしい…。他の前面ポートを搭載したケースにも似たようなPOPが貼られてあり、これは想像すらしてなかった問題だと感じた。

 店員に話を聞こうと思ったが、一人のお客さんに捕まっててなかなか話を伺う事が出来なかった。待ってる間、他のケースを見て回っていたが、それも飽きてきたので同じフロアにある液晶モニターの具合を確かめてみる。この辺はまだ研究すらしてないので、どれも一緒のように感じたが…。ちなみに今現在の液晶モニター欲しいゾNO.1はギルモ(ヘラクレス)社「Prophetview 720」。ぱっと見て、青い筐体と三日月型のスタンドに惹かれただけです。お値段気にしなければ丸みのあるアクリルボディが超クールな「アップルスタジオディスプレー」…ってWindows対応機種ちゃうし。どちらも展示されてなかったので、この目で確認することは出来なかったのだ。

 店員はまだ先ほどのお客さんの質問責めにあっていた。聞きたいこと(Athlonで対応する電源かどうか、先ほどの前面USBポートの事などなど)はそのお客さんが粗方聞いてくれたこともあって、ここには用は無いと判断した私は階段を下りマザーボードの陳列してある1Fへと向かったのであった。

 マザボのコーナーでは、特筆すべきモノは何も無し。ただ間近で真剣にマザーボードを見たのは初めてだったので、やや新鮮な感動は覚えた。GIGABYTEの「GA7VTXH」はあったが、廉価版の「VTXE」は品切れ中で、ASUSの「A7V266-E」は置いてなかった。値段も高いんだか安いんだか分からない、微妙な価格。ふとCPUの価格表が目に入ったのだが、秋葉原の平均に比べると数千円割高であった。輸送コスト(大抵は成田経由で輸入されるらしい)の問題もあるし、やっぱり日本橋で秋葉原並のお値段を期待するのは無理があるのかも知れない。一通り冷やかしたので、次のショップへ移動する事にした。

 次のショップはここから歩いて100m程下った場所にあるのだが、途中にSofmapが見えたのでとりあえず用も無いのに吸い込まれるようにして入店する私。黄色い看板の入り口が入りやすいのか、はたまたコンパニオンのお姉さんに引き寄せられたのかは謎だが、この辺が大手ショップの大手たる所以かもしれんと変に感心してしまった。

 入店したからにはここでもケースとマザボをチェックしようと、混雑する店内を縫うようにして歩く私。途中何度か人にぶつかりながらも目的地に到着。これがバスケットだったらとっくに5ファール貰って退場してるところですが、それじゃ商売にならないのでsofmapの店員、客全てひっくるめて体当たりされても誰も文句言わない。いちいち謝らない私が言えた義理は無いが、都会って殺伐としていて恐いですからね…気を付けないと。

 ここでの品揃えも先ほどのツクモさんとあまり変わらなかったが、陳列スペースは広々としていて手にとって見やすかった。マザーボードの取り説が各種置いてあったので、パラパラと眺めてみると…ガビーン!GIGABYTEの取り説って、全部英語で書かれてるやん ^^;写真も交えて説明してあるので、何となく分からなくもないが…英語力に不安のある私としてはこれは痛いポイントなのだ。ASUSや他大手ベンダーのものは(一部怪しい訳もありますが)日本語のマニュアル揃えてるってのに。あぁ、そういやGIGABYTEの日本語ページも英語が多く、日本語訳もおかしな直訳だったなぁと、今更のように思い出しては打ちひしがれる私だった。

 ま、マザーボードはスグに買うものでもないし、英語マニュアルについてはこれからの研究課題としよう。気を取り直した私は、せっかくsofmapに来たのだからと何か買っていくことにした。一部予定外ではあったが、先日発売されたBOOWY「LAST GIGS」のDVDとデジカメアクセサリーを購入。DVDプレーヤーは持ってないのだが、将来に備えて…というより単なるファン心理です。これのCDは持ってるので、パッケージを見ながらCD聴いて思い出に浸るのも悪くない。

 sofmapを後にした私は、次なるSHOP目指して歩くわけですが、途中目に付いたPCパーツショップを次から次へとはしごして回った。さすがに小さなお店でケースを探すのは無理があり、専らマザーボードの値段調査に徹するだけだった。そうこうするうちに当初立ち寄る予定であったフェイス日本橋店に到着。想像していたより店内は狭かったが、ここでASUSの「A7V266-E」を発見。KT266A系ボードの割には少々割高であったが、それでも同社製AMD760系の「A7M266」より安かったのは魅力的だ。ちょっと欲しくなってきたが、今はガマンだ。期待のnForceが出るまでは…。ただ気になったのは、パッケージに日本語ラベルが印刷されてない点。もしかして、英語版の並行輸入品なのか?店員に確かめてみたかったが、ちょっと近寄りがたい雰囲気だったのでやめといた。混雑している店内は、さしずめ人気アパレルブランドのバーゲンセールの様だ。レジには10人ほどの客が途切れる事なく並んでおり、この界隈で一番相場が安い(と評判の)お店なのかもしれないと勝手に想像して楽しむ私であった。

 ケースの種類が思ったより乏しかったので、ここのお店からそそくさと退散する。大体のお店は見て回ったのでそろそろ引き上げても良かったのだが、時計を見るとまだ午後3時過ぎであった。疲れてないし、もう1軒ぐらい見て回っても構わないだろうと、眼前に大きく迫るT-ZONE日本橋店に軽い気持ちで入店した。

 ここも大手ショップらしく、各フロア事に取り扱い商品別に区画整理されていた。とりあえずケースとマザーボードが置いてあるパーツ関連フロアに向かう私。階段を上りきり、売り場に入ったすぐ左手にケースが沢山陳列されていたのだが、ここで予想もしない驚くべき出会いがあったのだ。

 この日初めて、いや生まれて初めて憧れのケース「MT-PRO1100 plus SUPREMO(blue)」を発見したのだ。しかも展示品処分とやらで破格値の25800円(通常は5万円以上)ではないか。や、安い!他のケースも軒並み安くなっており、これは夢では無いかと一瞬我を疑いたくなった程だ。冷静に考えれば展示品だからだろう…。オマケに内部アルマイト処理された(blue-black)モデルでもない。しかしこれは「3万円以内で高級アルミケースを入手する」ビッグチャンスだった。こんな機会にはそう滅多に巡り会えるものでもなかろう。展示品だが、買うべきか買わざるべきか…。暫く考えた後、店員さんに話を伺ってみる事に決めた。

 キョロキョロと辺りを見回してみるも、レジに詰めている店員さんは1人、接客中の店員が2人、奥で何やら説明してる店員が1人居るだけで、話を聞けそうなのは誰も居なかった。仕方ないので奥で何やら説明している店員の方へ向かった。すると自作パソコンの実演講習会の真っ最中であった。為になりそうだったので、ケースの事も忘れて暫し講習に聞き入る私であった。講習は途中から参加したため、肝心のマザーボードにCPUを取り付ける行程を見てなかったのだが、BIOSの設定やドライバのインストール手順などを直に見られたのは収穫であった。30分ほど過ぎたであろうか、講習会はお開きとなり、再び私はケースの方へと向かったのだ。

 展示品処分であったため、売り切れてやしないかやや心配であったが、先ほどと何ら変わらない状態で展示してあった。40代ぐらいのオジサンが私と同じ思いなのだろうか、例のSUPREMOをしげしげと眺めていた。世代を越えた趣味の一致に微笑ましくもあったが、よくよく考えてみればこれは一刻を争う状況ではないのか?即座に手の空いてそうな店員を捜し、ケース売り場まで引っ張ってきた私。まずはケースの配達は可能かどうか確認し、店員に「冷やかし」で無い所を好アピールする。この時点ではまだ買うかどうか決めかねていたが、店員の「確か同じもので在庫品があったはず」の一言で私の心は一気に購入へと加速度を増したのであった。

 聞けば「展示品処分」だから安いのではなく、展示品以外の在庫品も在庫一掃(※旧版になった事と、電源がPentium4に対応してない)のため、展示品と同じ値段で売ってくれるとの事。Athlonの1.4Ghzまでなら動作確認しているとの事なので、在庫が確認出来た時点で購入を即決してしまったのだ。今にして思えばもう少しごねて値引きさせても良かったが、大手ショップのT-ZONEでセール品の値引きが効くのか謎だし、この時は「新品にしてこのお値段」にアドレナリン噴出しまくりの興奮状態だったため、細かいことは一切考えられなかったのだ。もう配送料が1000円かかるとか、(この型番の製品は)前面のエアインテークにやや難があるだとか、そういう事も全然お構いなしなのだ。

 ともあれ、憧れのSUPREMO(blue)を手に入れた私は、ほくほくした気分でT-ZONEを後にするのだった。あまりに高揚した気分だったため、勢いでDVD再生用にプレステ2を衝動買いするところであったが、日本橋にも関わらず大して安くなかった為にようやく我にかえった程、この時の私は舞い上がっていたかもしれない。ついでに購入しようと考えていた自作PC関連の教則本もうっかり買い忘れたが、梅田の“紀伊国屋”で買い揃えればいいやと、興奮覚めやらぬまま地下鉄に乗り込む私であった。

 帰宅後、ソルダム社の通販サイトで「タイムカウントセール」中だった青色ベゼルの書き換え24倍速CD-R/RWとFDドライブのセットを割引価格18800円で即Getするという、日本橋での興奮とは対照的なそつの無さも見せる。現在までの小計44600円プラス送料1000円。消費税込みでも5万円以内でケースとCD-R/RWとFDドライブをGet出来たのは、最初の災難からすると誰も予想出来なかった大収穫だろう。しかしこれで自作PCへの道は、もう後戻り出来ないかと思うとやや複雑な思いではあるが、少なくてもまだ見ぬNewマシンへ大きな一歩を踏み出した事だけは確かだ。あぁ、早くnForceが発売されないかな。(つづく)

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ベル&しん

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