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その8『冷却問題』

 待ちに待った(本当に待った人からすれば、そんなに待ってないけど ^^;)nForce搭載マザーボードが、ASUSから遂に発売される見通しとなった。日本での代理店の広報によると、音源搭載タイプ(A7N266/WA)とLAN搭載タイプ(A7N266-E/WA/LAN)の2種類※注1あり、発売は11月下旬の予定だそうだ。やった!年末まで待たされるんじゃないかと、一時はやきもきしたものだが、何とか年を越す前に新しいマシンが組み立てられそうだ。こうなるとGIGABYTE製nForce(GA7NTX)が出るまで待ちたくなるのが人情ってもんですが、こっちの方はまだ情報らしい情報が入ってきてないので、発売は暮れか来年かもですね。とにかく、今から首を長くして発売を待ってる状態なのだ。

 しかしその前にやっておかねばならない事がある。それは先日購入したケース「MT-PRO1100 SUPREMO(blue)」の改良だ。別にやらなくても組み立てられるとは思いますが、マザーボードを組み込む前に下工作しておきたい部分があるのだ。

 ショップの店員も言っていたが、このケースには構造上の欠点がある。欠陥ではなく、欠点です。使用上、それによって深刻な問題が発生するワケじゃないが、改良すればパフォーマンスアップが見込める…それゆえに欠点と言わねばならない。そう、前面の吸気ファン周りの加工なのだ。余談ですが、冷却には2種類ありまして、それぞれ「ケース」と「CPU」温度を下げるには、それぞれ別々の対処法が存在するのだ。今回お話しするのは「ケースの冷却」問題であり、CPUの冷却性能とはまた別の問題なのだ。マクロ的に見ればケースの温度が下がればCPU温度も下がりやすくなる。

 さて話を元に戻しますが、私が購入したケース「MT-PRO1100 SUPREMO」の吸気ファン前には前面パネルがピッタリと装着されている。一応、パネル下部にはエアインテーク(空気の入口)が設けられているが、実に頼りないぐらいの開口部なのだ。せっかく前面ファンを取り付けていても、吸気効率が悪いために冷却効果はあまり望めないだろう。厳しい見方をすれば、ケース内で空気の流れを発生させる役割を担ってるに過ぎないのだ。

 そこでどこかに吸気用の穴を空けようと考えている。MT-PRO1100シリーズ最新ロットである「ピーチスキンブラック」モデルでは、前面パネルの吸気ファン前にメッシュ状の無数の穴が空いている。一見すると大型スピーカーのフロントグリルのような形状である。メーカーの説明寄れば、「従来のMT-PRO1100シリーズに比べ400%の吸気率アップ…」だそうな。この程度の仕様変更で4倍も違うのかと愕然としたが、考えてみれば頼りないエアインテークの吸気効率が悪すぎるだけなのかもしれない。しかしそれで改造する気持ちに火がついた事だけは確かだ。

 いきなり改造に着手する前に、まずは工作プランを立てねばなるまい。一番手っ取り早いのは、ドリルでいくつか穴を空ける事だろう。「ピーチスキンブラック」モデルと同様の加工を施せば良いのだ。ただしここで問題なのは、ケースの美観を著しく損ねるという点。加えて新品のケースに傷を付けるのは実に忍びないのだ。

 美観を保ちつつ、なるべく心が痛まない加工方法は無いものかともう少し考えてみた。一番いいのは、「MT-PRO1100plus(pb)」で使われている前面パネルを入手し、ALTEZZAブルーに染め上げる方法。或いはソルダム社からSUPREMO用オプショナルパーツとして件のパネルが発売されるのをひたすら待つとか。しかしどちらも単体販売されてない「手に入れるのが困難」なパーツなので、この方法は諦めざるを得ないだろう。ならばいっそのこと自分で作ってしまうというのは?しかし、お世辞にも手先が器用だとは言えない私がうまく作成出来るとは思えないのだ。

 仮に手先が器用だったとして、且つ容易にパーツが用意できる環境であったとしたならこんな風に改造したいのだ。フロントパネルのHDDランプ下部に四角く穴を空け、そこにアルミ製のメッシュグリル(出来れば表面にメッキ加工を施したものがいい)を装着。想像していただくと、自動車のフロントマスクに似た感じの雰囲気だ。ついでに緑色のLEDを白色LEDに交換して、メインスイッチをシルバーカラーが実にシブイ、別売りのアルミ削り出しにするってのはどないでしょ?ふふふ、メカニカルな感じが実にカッコイイ。

 けどまあ、白色LEDとメインスイッチの交換ぐらいなら簡単に出来そうだが、さすがに自動車のフロントマスク風メッシュグリルの作成は無理がある。そういうパーツが売ってるならまだしも、サイズまでピッタリのものがあるハズもない。ケースメーカーさんに要望書でも出そうかな…。だとしてもラフスケッチぐらいは描かんとダメでしょうね。あ〜あ、やっぱり出来そうに無いですかねぇ。

 そんなとき、要望書を出そうかとソルダムのWEBサイトで連絡先を探していたら、ふと目に止まったものがあったのだ。な、な、何と、足りなくなったり壊してしまったパーツを単品で譲ってくれると書いてあるじゃないですか。考えてみれば当然のサポートだと思うが、ここでニョキニョキと良からぬ企みが芽生えてきた。当初諦めていた「MT-PRO1100(pb)用のフロントマスク」を注文し、ALTEZZAブルーに染め上げちゃおう作戦だ。

 注文先はケースを作成したメーカー自身なので、うまく行けばアチラでブルーに染め上げてくれるかも知れない。SUPREMOシリーズはまだ生産されているので、塗料が残っていれば理論上は簡単な作業でしょうし。ついでにアルミ削りだしのスイッチも付けて貰えれば言うこと無しだ。ワハハハ、我ながらナイスアイデア。

 しかしこのプランで最も恐いのは、ゼニの問題でしょうね。まあ言うなれば特注品なので、一体幾らかかるのか知れたもんじゃない。下手したら「ケースもう1台買えちゃうよ」ってぐらいかかるかもしれない。生憎だが、青天井に予算が組めるほど裕福では無いのだ。

 「グズグズ言うとらんで、早よアクション起こさんかい」て叱咤されそうですが、こんな風にあれこれ考えているのも結構楽しいんですよ。一人プロジェクトXとでも言うべきか…エンディングに中島みゆきはかからないが、あぁでもない、こうでもないと試行錯誤する(しかもムダな出費をしないで)のが楽しく感じたりするのだ。もはや末期的症状も近いかと思われたが、突然脳裏によぎった「ま、側面ファンもあることだし、とりあえず様子を見てからでも遅くないか」という素晴らしき(?)妥協精神が、私を改造野郎からノーマルボーイへと引き戻してくれたのだった。

 とりあえず、冷却問題は後回し。出費もかさまず、簡単に出来そうなIDEケーブルを丸ケーブルに替えたり、電源ケーブルにスパイラルチューブを装着する程度に収まりそうな予感。これでもへタレ改造精神を満たすには充分なのだ。今度パーツショップ寄ったついでに例のコア欠け防止板と一緒に買うとするか。

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ベル&しん

 

※注1:

正式には「A7N266/PA」がnForce420仕様の音源にCMI8738を搭載した廉価版で、「A7N266-E/PA/LAN」がnForce420D仕様+LANポート搭載の上位版となる。この他に「A7N266/SE」という初期ロット限定の超廉価版ボードやMicroATX/nForce220Dチップセット搭載の「A7N266-VM」も発売された。

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