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・予算は? ・迷い道 ・部品調達
番外編 ・過剰装備
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番外編その9『2002年秋モデルパソコンレビュー』 →→FMV ノート編 お久しぶりの自作PCへの道です。暑い夏もなんとか乗り越え、我がPCは深刻なトラブルも無く(2月に1回だけHDDクラッシュに遭いましたが ^^;)、元気に働いております。エアコン無しではやっていけそうに無かったので、ホントはPCケース内部のエアフローを見直した方が良かったんですが…ま、喉元過ぎれば熱さ忘るるの諺にありますように、涼しくなってきたから「まあいいか」で済ましてしまう私なのであった。 そんなこんなで季節はもう秋なんですよね、早いですね。ついこの間、メーカー製PC夏モデルのレビューを行ったばかりだと思っていたら、もうVAIOの秋モデルラインナップが発表されていました。考えてみれば9月末に発売されるんだから、スケジュール的に見ても例年通りなんですが…この1年に限ってPC関連ニュース(特に新製品のリリース)にずっと注視していたから余計にそう感じるのかも知れません。 というわけで、本日はVAIO秋モデルの短観などをお届けしたいと思います。性能や機能も気になる所ですが「PostPet V3が動くかどうか」を特に注目してお届けしたい思ってます。他のメーカー製PCについてはプレス発表が行われてから随時お届けしようと思ってますので、この秋PC買い換え(または新規購入)しようと考えていらっしゃる方は「あくまで自作ユーザーの目から見た視点」として参考までにどうぞ。 まずはデスクトップから。VAIOのデスクトップラインナップは夏モデルまでのそれとほぼ変化はありません。ただハイエンドに属する「RXシリーズ」が「RZシリーズ」に進化し、従来スタンダードPCラインナップだった「LXシリーズ」がハイスタンダードモデルを意味する「HSシリーズ」になった事、バリューモデルだった「JXシリーズ」はCPUをAthlon XPから廉価版のDuronに換装してより低価格となった事が挙げられます。全体的にオンボードグラフィックの占める割合が増えたんですが、その割にはメインメモリ搭載量がギリギリである印象があります。そろそろメーカー製PCも512MB搭載モデルが標準になっても良い頃では?秋モデルデスクトップ全ラインナップに付属するTVチュナー/MPEGエンコーダーボード「Giga Pocket Engine」のTVチュナー回路設計を同社のTV「WEGA」開発チームが担当したというのも見逃せないトピックだろう。 この秋モデルの中で私が一番注目しているのはやはりフラッグシップモデルの「RZシリーズ」でしょうか。中でも一番お高い「PCV-RZ70P」は、現段階で最高クロックであるPentium4 2.8Ghz搭載、DVD-R/RW&CD-R/RW対応コンボドライブ(※DVD-RAM、DVD+R/RWには非対応)も2基搭載(個人的にはムダな装備やと思いますが ^^;)、プロ用のビデオ編集ソフト「Adobe Premiere 6.0日本語版」がついているのが特徴。ビデオ編集ワークステーションを購入する程では無いが、少し本格的にビデオ編集/DVD作成をしたいと考えてる向きにはもってこいだろう。ケースのデザインも前シリーズから一新され、ちっちゃなスパコン然としたいでたちが近未来的。「DVDコンボドライブは1台でいいや」「OSはWindows XP Homeでも構わない」という方は「PCV-RZ60」を狙うと良いでしょう。ただしひとつだけ悩む事が。「RZ60」にバンドルされる「Adobe Premiere 6.0 LE」は、専用プラグインもLE版となりMPEG1/2のフレーム単位での編集が出来なくなる事。「ビデオ編集はしないが、HDDに録画したTV番組(MPEGファイル)だけは自由に編集したい」という向きには少々お高くなるが「RZ70P」をお求めになるしかなかろう(※やりようによってはRZ60でもMPEGファイルの編集が可能。しかし手間はかかるし画質も悪くなる ^^;)。Adobeとのライセンス契約上の問題なのかもしれませんが、ユーザーが求める用途を考慮すればSONYが開発したというプラグインぐらい奮発しても良かろうに。実売10万円以上(RZ70Pが39万円、RZ60が28万円)の価格差をそこに見いだせるかどうかが、購入モデルの重要な選択肢となるでしょう。「RZ70P/RZ60」に搭載される「Giga Pocket Engine DX」はDV←→アナログ変換にも威力を発揮する超スグレモノアイテム。おっと、書き忘れておりましたが、肝心のPostPet V3は余裕で動かせるでしょう。廉価版の「RZ50シリーズ」でもスペック上は動くかと思われますが、グラフィックドライバによっては相性問題を起こすかもしれません。 メインストリーム向けPC…と呼ぶにはちょっと毛色の変わった機種ですが、VAIO MXS5シリーズは最初に登場した頃から人気のラインナップだ。基本コンセプトである「AVサーバー」的な使われ方に特化してると言える。音源ボードにも専用回路を設けたり、アンプやスピーカーにも「AV機器メーカーSONY」らしいコダワリが感じられるんですが、2スピーカーによる疑似5.1ch再生以外目新しさはあまり感じられ無い。逆に、アンプと音源回路をケース内に閉じこめてしまった事によって電磁波ノイズに晒される点がこのシリーズリリース当初からの解消されてない不満点だ。1パッケージに収めた方がスッキリおしゃれではあるが、スピーカーがあれだけ巨大(PC用としては)なんだから、せめてアンプぐらいは外付けモデル(音質的にどうなのか分かりませんがスピーカー内蔵にするとか)にしても良かったのでは、と個人的には思う。まあそれでもカタログスペック上に書かれてある、CD/MDをライン出力した時のS/N比96dBは、PC内蔵型音源としては優秀な数値でAVパソコンを名乗るのもダテじゃない。前モデルから大きく変わった点はFSBが533Mhzにアップした事と、ルームリンクと呼ばれる外付けのネットワークメディアレシーバーが付属(※MXS5RL7のみ。通常は別売オプション)した事だろう。そして気になる3D性能ですけど、残念なことに前モデル(GeForce4MX 440)よりパワーダウンしてSiS 651オンボードVGAのみとなった。もちろん、PostPet V3を動かすだけなら必要充分なパワーなんですが、気になる相性問題とメインメモリの256MBから32MB分シェアする事による他アプリへの影響がクリアになってない点は注意しないといけないだろう。個人的にはメモリを増設するか、冬モデルまで「待ち」が吉かと思われます。 新発売のホームサーバーモデル「HSシリーズ」ですが、3種類の液晶モニターと2種類のCPUの組み合わせによっていくつかのラインナップを構成しているようです。欧米で不評に終わった液晶ペンタブレット搭載モデルもこのシリーズに加えられています。LXシリーズから一番変わったのは、リビングルームや寝室に置いても違和感の無いスッキリしたデザインとなった事。パソコン選びの指標をデザイン性においている方には納得のいく作りではないでしょうか。また他機種にない特徴として「MotionEye」機能を使ってTV電話/ビデオメール的な楽しみ方も出来る。性能的にはRZ50やMXシリーズより下で、JXシリーズやWシリーズよりも上というランク。3DグラフィックアクセラレーターはIntel845GLチップセットに内蔵されたもので、PostPet V3を動かすだけなら余裕だろう。しかし将来的に拡張グラフィックボードを増設しようと思っても、AGPスロットが備わっていない為に増設出来ず、その点で不満を感じてしまうかもしれない。基本的に拡張性はノートパソコンのそれと同じようなものと考えて良いだろう。この機種もやはりメモリ増設は不可欠。そのままでも動きますが、一部のアプリで動作が不安定になったりスワップを起こすかもしれません。自分でメモリ増設する自信のない方は、Sony Style.comで注文してついでにメモリ増設オプションを利用すると良いだろう。 バリューモデルの「JX12シリーズ」ですが、基本的なデザインは前モデルと代わり映えしないように見える。ただし価格を引き下げるためにCPUをAthlon XPからDuronに換装したので、これによる性能ダウンは明らか。実クロックこそ違いはありませんが、キャッシュメモリが半分になる事の影響は体感的にも大きいかもしれません。個人的には液晶モニターに拘らず、CRTモニターモデルを復活させて価格を下げた方がお得感が増すように思う。もちろん、今回もSony Style.comにはCRTモデルやモニタレスモデルが用意されるわけですが…。どうせだったらこれにCPU(例えばサラブレッドコアの低電圧版Athlon XPなんて面白そうじゃないっすか?)も選べるモデルを登場させて欲しかったです。このシリーズがデスクトップVAIOの事実上のメインストリームとなるだけに、秋モデルの力の入り無さ加減が少し気になります。3D性能はそこそこですが、(SiS系チップセットとPPMark1.1で出てる相性問題を除けば)PostPet V3ぐらいならたぶん動くでしょう。いずれにしろ、店頭での購入は躊躇いますね。買うならSony Style.comでメモリを増設の注文をした方がバランスが良くなると思われます。パソコンには高機能/多機能性を求めるでなく、低価格、シンプルさを求める方にはいいかもしれない。 コンセプトモデルで人気の高い「W102シリーズ」は前モデルからの機能的な大きな変更は無し。しかし内部的にはCPUがCeleron1.2Ghz(Tualatinコア)からCeleron1.6Ghz(Willametteコア)へとアップし、それに伴ってチップセットもSocket370からSocket478に変更された。クロックは大きく上昇したが、逆にL2キャッシュ容量が半分になった為、体感的な速度は前モデルとあまり変わらないかもしれない。小さな変更点だが、USB2.0対応となった事もこれからの拡張性を思うと嬉しい。総合的な性能ではバリューモデルのJXシリーズより少し上ぐらい。どんぐりの背比べ程度ですが、性能を気にしない方ならデザインで選んでも構わないでしょう。3D性能がどの程度変わった(ProSavage→SiS650)か正確な数値を比べたことが無いのでちょっと分からないんですが、おそらくほぼ同等の性能でPostPet V3もなんとか動かせるかと思われます。ただしSiS系チップセットで相性が出るようであれば、V3の購入はドライバがアップデートされるかSiS系VGA専用バッチファイルがリリースされるまで待った方が良いかも知れません。V3の為だけに買い換えるのであれば、今は待って多くの情報を集めてからの方が無難かも知れませんね。もっと無難にいくなら冬モデルが出てからでも遅くないでしょう。…もし省スペース性だけに目を奪われているなら、ほぼ同価格同スペックのVAIOノート PCG-GRS50/Bという選択肢の方が3D性能は上でなんですが ^^;USB2.0に魅力を感じない方でPCでTVを見るつもりの無い方には、こちらの方が良い選択肢かも。 VAIOデスクトップ編終わり ----- |
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