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根深誠?

 
       
   

根深誠という登山家でもある作家がいる。
「白神山地の自然を守る会」などで白神山地の林道開発の反対運動をされてきた方のようです。
話は脱線しますが、白神山地といえば世界遺産登録されましたが、2005年には知床半島が世界遺産登録されました。
そのときテレビのニュースでは「観光客が増えるといいですね」といったコメントが多かったですが、笑止千万、観光客が増えることによって、観光バスなんかが大挙して押し寄せれば排気ガスによる環境破壊、おそらく地元行政はさまざまな道路、施設といったものを公共工事と称して作るに違いない。
テレビのようなマスメディアの自然に対する経済優先的な考え方しか出来ない浅はかさが如実に感じ取れたのである。

さて、根深誠だが、TBSのBSデジタル、BS−iの番組「ヒマラヤに架ける橋」にて、ヒマラヤの奥地に鉄橋を建設する番組に出演していた。
おそらく多大な苦労が伴うものだろうが、秘境といわれるようなところに人口構造物を建設するというのはどうなんだろうか?
計画では今後護岸工事を進めるらしい。
河川で一箇所護岸工事を始めるとその下流に負担がかかり、延々と護岸工事をしていかないとならないものである。
日本の河川工事による無限の自然破壊の始まりを見るようであった。

そんなことは自然を守ることに取り組んできたであろう根深誠であれば百も承知のことと思うのだが、今回の番組を見る限りその見識は浅はかなものとしか感じられない。

根深誠という方については今回の番組で初めて知ったのだが、番組では暗に寄付でもしてくれと言っているようだった。
なんでも彼の本を買うと収益の一部が今後の工事の費用に当てられるらしい。
現地の日本大使館(?)も今回の件でいろいろ援助をしたようだが、「橋」のような目に見える日本政府の大好きな公共工事的な箱物行政的なものであったから協力したのじゃないかな。
そもそも番組での現地の人たちが一番困っているのは政情不安定なことであろう。
同じ援助をするのであれば自然破壊につながるこんなことよりも何かやるべきことも有るのでは無いだろうか。


   

2005年7月記

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