効果が無ければパソコンを使うな!!

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4:儲けるとはこういうこと!お断りもしました、なのに“やってくれ”と!
左官業D社の場合(勤怠管理にみる、目的認識と経営トップの判断基準)

「社長は簡単にできると思ってるんです。金額にして20万円くらい。どうでしょうか・・?」

はっきり言って困惑しました。

すべて手作業で行っている勤怠管理をシステム化するという依頼なんですが、どうも難しいお話になりそうだ。正直、当初は乗り気にはなれませんでした。

“ちょっと簡単に作ってよ!安ければ安いほどいい!!”

ホント非常に多いです。この手の話。

こういった場合、何が一番問題かというと、ソフトウェア(道具)を導入する目的がズレていることです。

確かに、安く手に入れば何よりです。しかし、その視点だけで良いのでしょうか??

仕事は、いろいろな要素や経緯、事情も絡んで行っています。“なんでこんな面倒なことを・・”と肌で感じていても、すぐに変えることが出来ない場合も多いです。

しかし、どんな仕事でも、必ず“人”が行っています。だから、道具を使う場合、“人”が行う仕事がどうなるか?という視点で考えなければ本末転倒となってしまうのです。

幸いD社さんは、現場の責任者の方が、その点を非常にご理解されており、現場サイドでのお話は、非常にスムーズでした。ただ一点を除いては。その時の会話です。

責任者)先ほどからのお話しの通り、社長は現場別労務費だけ簡単に出せればいい、という感じです。現場名等を毎月書くのはホント大変ですから。

●でも、これだけじゃないでしょう?他に勤怠に関連する書類はありますよね?

担当者)ハイ。この勤務表に出欠のハンコを押してますし、外部提出用に転記もしています。他拠点でも同じことをやってます。締めの前後なんかは特に大変ですねぇ。

●拝見すると、給与の支給額も全部計算されていますよねぇ、各種の手当ても含めて。

責任者)ハイ。全部出てます。そうしないと作れないんで。

●既に弊社の給与計算ソフトお使いじゃないですか。だったら、給与計算に連動すればラクですよね。また、同じことを入力し直す手間がもったいない。

責任者)そりゃぁ、そうできれば便利ですけど、金額的に更に合わなくなってしまいます。ですから、冒頭のお話のように、この労務費の表だけで・・。

●残念ながら、この帳票を出力するには、関連する入力事項すべてがなければ無理です。

となると、他の資料を範囲対象外としても、作成費に思うほどの金額差は出ませんし、かえって煩雑になり、その投資自体が活きません。既製商品もありません。

この度のお話は、なかったことにされた方がいいです。

責任者)やはり、そうですかぁ。中途半端なら、やらない方が良さそうですね。どうしたもんでしょう。何とかラクになって、他のことにも注力したいんです。

●それじゃ、その内容のご提案書をお作りしましょう。ご参考にしていただき、社長さんにお話しいただけますか?その上で、社長さんのご判断にお任せします。そのためには、もう少し状況をお聞かせください。

当然、社長さんは、現場の細かな部分まで知らないですし、知る必要はありません。

しかし、大局で仕事を捉え、結果儲かるなら、そのことをお伝えしなければなりません。

このケースの場合、ミクロに捉えすぎたために、全体が見えなくなってしまい、目先の大変な部分のみがクローズアップされたのです。その結果“安く手に入ればいい”という意識が先行してしまったのです。

その後、費用対効果のご提案書と御見積書を提出しました。数日後、ご連絡のあった内容です。

責任者)ご提出いただいた内容とお見積りの通りで進めてください。

いやぁ、社長の最初のイメージからすると予算的にダメかと思ってましたが、なんとっ一発OK!でした。

いやぁ、ビックリ!しました。担当者も喜んでますよぉ。ラクになるって。

※御契約書をお持ちした際、担当者の方のワクワクしたニッコリ笑顔が印象的でした。


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 ●ここがポイント
  道具(システム)を使う目的を正しく認識しよう!(貴方が儲からないなら使わない)
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