うちの PC の CPU は Pentium133MHz です(でした)。 これを K6-III にアップグレードしてみました。
マザーボードはこのような状態なので、最近の dual voltage の CPU は差せません。なので、ゲタを使いました。
とりあえず、ゲタについてはあまりいい評判を聞かないので、 少しだけ情報を集めてみました。その結果、 PowerLeap社 のゲタに目星をつけて、これを探しに行きました。この時点では PL-ProMMX, PL-ProMMX PLUS, PL-K6-III の3種類が製品ラインアップに あったようです。 アップグレード用の CPU としては K6-III 400MHz あたりを考えて いました。この CPU はかなりの電流を食いますので、ゲタが その電流に耐えられるかどうかが問題です。
| Dual Voltage用のcore電圧 | max. Icc2 | ||
| PL-ProMMX | 2.2V 2.8V 2.9V 3.2V | 15A | |
| PL-ProMMX PLUS | 1.6V〜3.5V, 0.1Vきざみ | 15A | |
| PL-K6-III | たぶん同上 | 21A |
| Vcc2 | Icc2 max | |
| K6-III 400MHz AHX | 2.3V〜2.5V | 12.40A(Vcc2=2.5V) |
| K6-III 400MHz AFR | 2.1V〜2.3V | 10.80A(Vcc2=2.3V) |
| K6-III 400MHz AHX | 2.3V〜2.5V | 13.50A(Vcc2=2.5V) |
| K6-III 400MHz AFX | 2.1V〜2.3V | 12.18A(Vcc2=2.3V) |
この表を見ると一見、PL-ProMMX PLUS でも 2.4V K6-III 400MHz が 動かせそうに見えます。しかし、CPU core に流せる電流の設計 上限値が実際に流れる電流量に接近しており、マージンがほとんど ないために、タイミングの問題が発生し 400MHz 動作はきびしいらし いです。実際に 400MHz では動作しない場合が PowerLeap 社の Discussion Group で報告されていましたので、やめたほうがいいで しょう。PowerLeap 社も動作保証していません。 400MHz 以上の速度で動作させる場合は 2.2V で動作する AF[R|X] 版を買っ てくるか、PL-K6-III 等の正式に対応したゲタを使うべきでしょう。
私は PL-K6-III を探したのですが、99/9月の時点ではまだ見つけるこ とができず、PL/MMX-PRO を買ってきて、K6-III 400MHz を 2.2V 333MHz で 動作させています。
私のマザーボードは 66MHz までしか出せないので、400MHz 以上の clock には設定できないのですが、(66MHz x 6 = 400MHz)古いマザーボードで も、75MHz 等の設定を持っているものもあります。この場合は、 75MHz x 6 = 450MHz に設定できますが、PL-ProMMX PLUS では、2.2V でも 苦しいと思われます。この場合は、もっと消費電流の少ない K6-III が 出ることに期待して待つか、おとなしく K6-III に正式に対応したゲタ を買ってくるくらいしか、古いマザーボードで K6-III を使う方法は ありません。 もっとも、PL-K6-III は99/11時点で6800円くらいで手に入るようです。 このくらいの値段なら、まあ、我慢できる範囲かもしれませんね。
とりあえず、ハードウェアの方は準備ができたのですが、差した 直後には BIOS は通るものの Windows が起動しませんでした。 K6-III 対応マザーボードでも対応 BIOS でもないので、だいぶん さむい思いをしたのですが、BIOS の設定で、SYSTEM BIOS CACHABLE と VIDEO BIOS CACHABLE の項目を DISABLE にしたら見事起動しました。 (なんでこれが ENABLE になってたんだろ。)
一部の INTEL 製以外の CPU では起動しない BIOS が塔載されている マザーボード以外でなら、たとえ K6-III 等の新しい CPU に対応して いない古いマシンでも CPU のアップグレードができる可能性はけっ こうあると思います。とりあえず、アップグレードに成功した例を 報告しておきます。