誘惑編(1997/7/22)
Windows 95が出る頃(95年10月頃)から会社でパソコンを使い始め、こんな物は自前で持つ必要はまったくないと思いながら、96年6月に衝動的に型落ち寸前のAptiva560を購入。
Aptivaは年賀状の作成、Tシャツの作成、子供たちのGAME、ともっぱら仕事とは関係の無いところで活躍しておりました。
Penguin氏の誘惑
Aptivaを購入してから約1年後の1997年7月のことです。
GAMEが増えてきて、ハードディスクが心細くなってきたので、ハードディスクの増設を考えていました。ところが、かねてから私の周辺を徘徊し、有用無用なパソコン情報を吹き込むPenguin氏の口車に乗せられ、新しいパソコンを購入することになりました。
新しいパソコンはPenguin氏の推薦により、CPUにK6−200MHzを採用し、氏の指導の下、自作する事になりました。自作パソコンの仕様はPenguin氏お勧めの以下の仕様としました。最新スペックを求めず、冒険をせず、安定した動作を求めるなかにも、少しだけ自己の欲求を満たしたいという複雑怪奇なコンセプトに基づく仕様です。もちろん、コンセプトの中心にはできるだけ安くという非常に簡単明瞭なものが鎮座しております。
部品 | 仕様 |
CPU | AMD K6−200MHz |
マザーボード | GIGA−BYTE GA−586HX |
VIDEOカード | MATROX Mystique 4MB |
SOUNDカード | Sound Blaster AWE64 |
ハードディスク | 3.2GB |
RAM | EDO 64MB |
CD−ROM | 12倍速 |
モニター | 17インチ ダイヤモンドトロン |
「この仕様なら、税抜き22〜23万円でできますよ」
かねてから日本橋をうろつき、はたまたインターネットで部品価格を調査済みのPenguin氏は自信をもって、のたまいます。
「じゃあ、今週の土曜日に買出しにいきましょうか」
”ヨゥーシ”と思ったが、”ちょっと待てよ、今週の土曜日は台風がくるんじゃないか”と天気と自作初体験にチョッピリの不安を憶えて週末を待つのでした。
買い出し編(1997/7/27)
いざ、日本橋へ
台風の余韻が残る怪しい雲ゆきの7/27(日)日本橋へ部品の買い出しです。
Penguin氏曰く
11111「今日は絶好の買い出し日和ですね。」11111
彼の言によれば、怪しい天気の日は人が少なく、じっくりと店回りができて、店長とも話ができるため、良い買い物ができるという事です。彼の買い物は、一回り主要な店をまわって部品の値段を確認し、その結果により各部品の購入店を決定するという方法です。なんと、店毎に部品単価を記入する表まで用意しているではありませんか。
日本橋に10時過ぎに到着、ところがまだ開いていない店が結構あります。11時開店というところが結構あるようです。
まずは“コンピューターボックス”へ。
ここでのねらいはモニター。会社で17インチのダイヤモンドトロンを使用しているので、17インチのダイヤモンドトロンかトリニトロンが欲しい。モニターの買い替えも新パソコン購入の動機の一つです。ダイヤモンドトロンの中では割と安価な“Iiyama MT-8617E”が本命なのですが…。
「税抜き63,500円、ふんふんまあこんなものか。」
とモニターを横目に、傍らのケースもチェックしながら、2Fへ。CPU、マザーボード、VIDEOカードと価格チェック。
「お次は“ツートップ”にでも行きましょうか。」
ツートップに向かう途中の路上で、女の子がチラシを配っている。くれるものならなんでももらう主義の私はとりあえずGET。

あれ、この店安いぞ!
”ツートップ”での価格調査を終え、日本橋では結構有名らしい?”こけし”で早い昼飯を掻き込みながら、先ほどのチラシをチェック。
「3.2Gハードディスク ¥26,400? Sound Blaster64 \11,305? あっ!ここ絶対安いですよ。行きましょう。」
チラシの店の名は”ファナテック”間口壱間程度のうなぎの寝床のような細長い1Fだけの小さな店で、品揃えもそれほどではないが、展示してあるものが安い。開店して間もないようで、しかも、電気街より若干離れているため、さすがのPenguin氏の情報網にもひっかかっていなかったようである。今日は良い買い物ができそうである。
その後、”T-Zone””Dos-Vパラダイス””ソフマップ””アイツー電能ウルフ館”等の主要なDOS-Vショップをチェック。”T-Zoneマルチメディア館”の4Fの喫茶コーナーで作戦会議。
「これはあそこで買って、こちらは、こっちで買いましょう。」
店名−単価表を埋めていき、購入店を決定。荷物の搬送を考慮して購入ルートも検討し、現金をおろしていざ出陣。
| | |
CPU | AMD K6−200MHz | 26,500 |
| マザーボード | GIGA−BYTE GA−586HX | 13,800 |
| VIDEOカード | MATROX Mystique220 4MB | 22,800 |
| SOUNDカード | Sound Blaster AWE64 | 11,305 |
| ハードディスク | Quantum FB TM3200A | 26,400 |
| メモリ | EDO 32MB×2 | 24,600 |
| CD−ROM | MITSUMI FX140S2 | 10,735 |
| ケース | ATミドルタワー IW−G500 | 9,595 |
| キーボード | ALPS日本語109 | 3,800 |
| マウス | 3ボタン | 2,280 |
| FDD | 2モード | 3,200 |
| CPUファン | サンヨー | 2,900 |
| 電源コード |
| 580 |
VIDEOカードは新製品の箱入りを買ってしまいました。
買出し終了
さあ、帰って作るぞ!!
組み立て編(1997/7/27)
組立ては簡単だ!
結局、日本橋から帰宅したのは17:00を少し過ぎていました。
「さあ。組み立てましょうか。」
penguin氏の指示の元、組立てを開始します。
「まず、ケースを愛情込めて撫で回します。これは、体の静電気を逃がし、電子部品の損傷を防ぐためです。」
penguin氏の指示は、細かいところまでいきとどいています。実はpenguin氏も今回ひたすら安くというコンセプトの元に1台組み立てる事になっているのです。
自分でも組み立てながら、当方の指導をやってくれているのです。
まず、マザーボードを取り付け、cpu、メモリの装着。さすがに、cpuの取り付けの時は緊張します。差し込み方向を間違えて、足を曲げてしまわないか・・・
あれ?案外スッと入ります。これで本当にいいのだろうか。
マウス、キーボードコネクタとマザーボードの接続。cpuクーラーを取り付け、ビデオボード、サウンドボード、内臓モデム(今回、penguin氏の御好意により、¥980モデムをいただきました、ありがとうございました)を各スロットに差し込む。
フロッピードライブ、CDドライブ、ハードディスクドライブを取り付け、コードを接続。最後に電源を接続して完成。
1.5時間で組立て完成!
「あれ。もう完成したの?プラモデル組み立てるより簡単だ!」
所要時間約1.5時間、組立て自体は本当に簡単でした。しかしながら、各接続のコードの向き等は、やはり素人ではなかなか難しく、経験者の指導が必要かなぁ?
「さあ、電源を入れてみましょうか。」
えっ、もう電源入れるの?本当に大丈夫なんだろうか。電源を入れたとたん、何処かから火を噴いて、お金と労力が水泡に帰すのでは?・・・・
ちょっぴり心配しながら、思い切って電源をON。
あっ、なんかディスプレイに写ってる。成功!成功! パソコン作るのなんてすごく簡単?
立ち上げ編(1997/7/27)
おい、ちょっと待てよこのcpuはk6じゃないのか?
BIOSが立ち上がっていく。表示を見ているとなんと“cpu K5 200MHz”となっている。
ちょっと待てよ。私は確かK6を買ったはずだけど?
「でも、K5に200MHzはありませんからいいんじゃないですか。」
いや、そんな問題じゃないと思うんだけど・・・
「とりあえず、ハードディスクをフォーマットしましょう。」
ハードディスクをフォーマットしている間に食事に行き、帰って来てからWindows95、ビデオドライバー、サウンドドライバーをインストール。(スピーカーはPenguin氏からPanasonicのEAB MPC70を\5,000でゆずってもらいました)
でも、なかなかいいぞ!
モニターの設定。う〜ん、シャープ! これはいいぞ、会社の富士通 FMV+三菱 GX-Uよりいい。
よしよし、ちゃんと音も鳴るぞ! スピーカーが良いのか、Sound Blaster AWE64が良いのか、なかなか良い音がしております。(Penguin氏といえば、CD付で¥2,980の超劇安サウンドカードが作動してくれず悪戦苦闘しているようです)
すっかり、「K5の表示が出る」ことなんか忘れてしまいました。
ソフトも入れて、さあバリバリ使うぞ!
問題続出編(1997/8/31)
でも、なんか変?
さあ〜て 性能をチェックしてみよう。ところが・・・・・?
ビデオドライバーが・・・
せっかく4MBのメモリを持つビデオカードを使うのだから、High Colorで使おう。でも、256色でないと作動しないゲームがある。必然的に切替える。すると・・・
なっ、なんとMatroxのビデオドライバーがVGAに置き換わってしまうのだ。
今までのシャープな画面が一気に解像度の落ちた汚い画面に変わってしまう。
これは、どういうことだ!
音もおかしいぞ・・・
娘がゲームの「ザ・コンビニ」をやっていて、どうもおかしいという。このゲームはバックグラウンドミュージックがMIDI音源で、その他の効果音がWAVE音源になっているのだが、同時に両方の音が鳴らないのだ。Aptivaでは両方鳴っていたのに・・・
VIRTUA COPの動作もなんかおかしいようである。
筆まめのファイルが読めない・・・
徹底的にチェックしよう。インストールしているソフトをチェックしていっていると、なんと筆まめの住所録が読めない。せっかく住所録を作っているのにどうなるのだ!
それに、電源を切る時、「しばらくお持ちください」で止まってしまい、「電源を切る用意ができました」まで進んでくれない時がたまに出現。
う〜ん。これは、私のパソコンの師匠、Penguin氏に相談するしかないか?
問題解決編(1997/10/19)
Penguin氏大活躍
Penguin氏に相談の結果、わかっている問題からひとつづつ、つぶしていくことになりました。
K6の認識
K6を認識しないのは、BIOSが96年11月のものであるためでした。これを97年3月のものにアップデートしようということになったのです。
(実は、GA-586HXは13,800円の店と14,800円の店があって安い方を買ったがために、BIOSのバージョンが古かったのでした。ちなみにPenguin氏が少し前に作った14,800円のマザーでは最初からK6を認識しました)
BIOSはGIGA−BYTEのhomepageからPenguin氏が入手。
これに失敗すると、¥14,000なりのマザーボードがパーになると散々脅かされたが、無事終了。今度は、確かに
「K6 200MHz」の表示がでました。
再度、ハードディスクのフォーマットからやり直し。今度は、慎重にソフトを一つ入れるたびに動作チェックを実施。
筆まめOK、コンビニ、ビデオドライバーも解決
最新のBIOSがきいたのか筆まめの住所録ファイルが読めるようになりました。
コンビニの音の問題は、サウンドの設定であろうと予想し、AWE64の設定を変更していくなかで「Full duplex operation」の設定を外すと解決しました。同時にVIRTUA COPもOKです。
ビデオドライバーはソフトとの相性の問題があったようです。スクリーンセーバーのソフトの「アフターダーク」をインストールした途端に症状が出現。ちょっと残念だけれど、アフターダークはあきらめました。(After Dark Ver4(32Bit版)なら大丈夫なのでしょうか?)
やっと一人前に
アフターダークをインストールしたために、調子が悪くなったので、この際は徹底的にきれいにしておこうと考え、再度フォーマットのやり直し。
ついでにMatroxのhomepageから97年7月の最新ビデオドライバーを入手し、アップグレード。これについては効果の程は不明。
組み立ててから、BIOSのアップグレードと二回のフォーマットを経て、ようやく我が愛機も一人前の機器になったようです。しかしながら、私には会社のPentium 120MHZ(メモリーは48MBにアップ済み)とK6 200MHZの速さの違いが認識できません。例えば、Excelを稼動させた時に、多少の立ち上げ時間の差を感じたりしますが、そのコンマ何秒かの値打ちがそれほどのものかと思ってしまう訳です。
追伸:(1998/1/25)
やっと一人前になった我が愛機にも下記の二点の不具合が残っていました。
電源を切る時、「しばらくお持ちください」で止まってしまい、「電源を切る用意ができました」まで進んでくれない時がたまに出現。
MIDI音源を作動させている時に、画面をスクロールすると、音楽のリズムが微妙に狂う。
ところが、年末にmatroxのsightで97/12/10付けの最新ビデオドライバーを入手し、アップグレードしたところ、上記二つの現象がバッチリなくなりました。ドライバー類は最新バージョンに限るようです。
現在、愛機は絶好調です。もう何も触りたくないと思っているのですが・・・・
教訓:
ドライバー類は最新のものに限る。(会社においてもMs office95から97へ切替えた時の印刷の不具合がドライバーを更新する事により直りました)
機器は発売後、半年位経ってからの方が安定する。(Mystique220 の発売後すぐに購入したが、まともなドライバーが出たのは、半年後だった)
発売後、半年ほど経てば、この世界は既に時代遅れで、格安で入手可能。しかも、性能的には問題ない・・・と思うのだが?
このような貴重な教訓を得ながら、ついつい最新技術に目が行ってしまうのは、Penguin氏の口車に乗ってしまう私が悪いのでしょうか?