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ダイオキシン発生のメカニズム

ダイオキシン発生のメカニズム ごみの焼却炉からダイオキシンという発癌性を持った化学物質が排出され、付近住民の健康に深刻な影響を与えつつあるとうことで、ダイオキシンの恐ろしさが強調されている。ダイオキシンは1960年代、ベトナム戦争の枯れ葉作戦に使用された農薬にも含まれていた。これの影響で、上半身が双子で胴体が一体化した子どもが生まれ、日本でその切り離しの手術をしたことがある。毒性の程は証明済みである。

この物質は化学的には極めて安定した物質で、その濃度が半減するのに15年かかると言われる。又、水にはとけにくい性質で、汚染は拡散しにくいが、食物連鎖によって特にその上位に属する人間には蓄積・濃縮してゆくことになる。

我々はダイオキシン汚染の被害者であるわけだが、当然ながら又、その加害者でもある。ごみ焼却炉から発生するといっても、そのおおもとの原因は何か?ということについて正確に把握しておく必要がある。

では、どのようにしてダイオキシンは作られるのだろうか?


ダイオキシンは、本来自然界には存在しない物質で、その発生は石油化学工業の発展そのものと切っても切れない密接なつながりがあります。 具体的には石油化学工業で製品製造のためには大量に苛性ソーダを必要とします。苛性ソーダを作るときは海塩や岩塩を電気分解することによって製造されますが、海塩や岩塩(=NaCl)を電気分解すると苛性ソーダ(NaOH)と塩素(Cl2)に分解されます。苛性ソーダは石油を原料として、様々な製品に加工されます。

問題は塩素の方で、勿論、塩酸として苛性ソーダとともに製品加工に利用されますが、残りは有機塩素化合物を作るために使われ、ポリ塩化ビニール、DDT、等の工業製品、有機塩素系漂白剤、殺菌剤などに変身して我々の周りにあります。。 ビニール、食品用ラップ、消しゴム、ボールペン、シャンプーのボトル、レインコート、、、、や漂白剤や殺菌剤などは我々が日常的に使っているものです。やがてこれらが廃棄される段階で、熱が加えられると、期せずして猛毒のダイオキシンが発生するという分けです。だからといって、これらのごみを出さない、などというのは、現代生活では不可能なことです。

20世紀の化学工業が人類の生活に必要なものとして様々は化学製品を製造して快適な生活を支えて来ました。しかし、予期せずに最後に製造していたものが実は将来の人類を滅亡させるかもしれない強烈な毒性をもったダイオキシンという物質だった、というのは如何にも皮肉な「結末」ではありませんか。 「結末」というのは早すぎるかと思いますが、これから一人一人が本当に真剣に環境問題に取り組まなければ、人類の明日はない、という事だけは確かな様です。

 

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