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インドを本当に好きになれるか?(1)
デリーに2度、バンガロールを1度、訪問した。何れもBusiness Tripで長くて数日の訪問であるから、多くをしらず、断片的な記述になってしまうことを覚悟して筆を進める。
会社の関連施設はデリーから1時間程のところにある。ホテルから車で向かうのだが、車の中では前方を凝視して注意をそらすことはない。道路はかなりまっすぐに伸びており、舗装されているので、乗り心地は悪くない。
道路脇には、なんとなく畑らしきものが広がっており、馬車が草を積んでゆく光景や、人が頭に何かを載せてあるいている姿を見ることができる。大きなトラックの車体に、ぎやかな模様を施している姿は日本のトラックの様子と違わない。また、昭和30年代に流行った日本のオート三輪のようなものや、バイクが渾然一体となって、みんな、感じとしては「もくもくと」どこかに向かって移動して行くという感じである。
これらの移動する物体はすべてスピードが違うのだが、みんなその速度の精一杯を出して我れ先に急ぐところに問題が生ずる。狭い国道であるにも関わらず、荷馬車は人を追い抜いて行き、バイクがそれを追い越し、バスやトラックがさらにスピードを増して行き、最後にわれわれの乗用車がそれを追い越そうとする。それが道路の両側で起こるから大変である。反対車線を追い越して走ってくる大型のトラックと、わが運転手が追い越そうとするこちらのはみ出し運転とが、ぎりぎりの線でお互いにすれ違う。まず譲り合うということはしない。ほっとしていると、次には牛が道路を横断し始めた。こちらの運転手は牛の前を進むべくスピードを上げて、また反対車線に入り込む。向こうからはバイクが来る。すんでのところで、すれ違う。
こんなことを、1時間も繰り返してやっと目的地に到着するのである。
車を降りるときには、疲れがどっと出て、次に「ああ、命が救われた」と思うのである。
この日は行きで一回、帰りにも一回、事故を目撃した。何れも運転席の部分が凹んでおり、ほぼ正面衝突の状態であった。救急車が到着する間もなく、死んで行く人が多いそうである。
1/950,000,000の命の値段は当分、上がることはない。
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