「俺もなのはは好きだ・・・けど・・・」

「・・・けど?」

きっと、もう答えは解っている
だが、最後まではっきりとした解答をなのはは求めた

「けど俺は、なのはを、妹として好きなんだ・・・」






カチ・・・カチ・・・カチ・・・カチ・・・
今まで気にもとめなかった時計の音がはっきりと耳に入ってくるほどの

長い沈黙





そして、ため息のような一言

「うん・・・・・そうだよ・・・ね」


「・・・すまん」



「うんん、なのはこそ・・・ごめんね」

「・・・・」

「・・・・・・・明日は・・・・きっといつものなのはだから」

「ああ・・・・」


「だから・・・おにーちゃん、おやすみ・・・」


慰めてやるべきかと思っていた恭也は
その言葉でそれは必要ないと悟る

「・・・おやすみ、なのは」

そして、恭也は静かになのはの部屋をあとにした・・・・




〜数日後〜

出掛けていた者達も帰ってきて
高町家には
いつも通りの時間がながれている

なのはと恭也も、今まで通りの兄妹のままである

「おにーちゃん、おねーちゃんいってきます」
「うむ、いってこい」
「行ってらっしゃい、なのは」

いつものようになのはを見送り、自分たちも学校へ向かう

今までと変わらない毎日
これからも続いていく毎日

時々、だれにも解らない程度に少しかげるなのはの表情も
そのうち良い思い出になってくれれば

そう思いながら

恭也は歩いていく

いつも通りのこれからを

                               FIN