伊藤塾コラム

 「リーチ、リーチ、リーチ×∞」

正月ボケもそろそろ姿を消し世間のさまざまなニュースに心を痛めるこのごろ、我々調査チームは衝心のeカップc氏をの傷を癒そうという趣旨の元、久しぶりに開催した伊藤塾。R方面司令官“ブノイエ・R・ラッキー”の度重なる出撃要請拒否に効果的な手立てが打てぬまま手をこまねいていた調査チーム。そんな折り、CT方面司令官“ウォルフガング・ミッタータクオー”の推薦の元、それまで類を見ない人材を得るにいたったのである。その名は・・・・・。

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まさに「リーチ、リーチ、リーチ、リーチ、リー・・・・・・・・」の集中砲火であった。その連射力、持続力、破壊力、どれをとっても侮れないものがあった。恐ろしいまでのリーチ攻勢。手牌が開かれた時のその攻撃力の高さも決して低いものではなかった。が・・・・・。
その時の様子をかっぱぎ氏に確認することができた。

調査  :前回の対戦では新人雀士が登場したとのことですが?
かっぱぎ:ええ、これまでに類を見ないといった感じの青年でした。
調査  :青年ということはまだ若いのですか?
かっぱぎ:若干25歳との情報を得ています。
調査  :おお、伊藤塾では「若手」と言っていいですね。その雀士のどの辺りが今までの塾生と異なるのでしょうか?
かっぱぎ:塾生と限定するわけではなく、知りうる限りの雀士の中でも稀有の存在と言っていいでしょう。その稀有な点とは何より「リーチ」の一言に尽きます。
調査  :「リーチ」ですか?リーチ自体は特に誰がかけても変わらないのでは?その雀士がかけると三翻アップ↑ぐらいになるのですか?
かっぱぎ:いえいえ(笑)、そんなことはありません。勿論、彼がかけても一翻です。しかしその特異性は“連続性”にあります。連続なのです。毎局、毎局、誰よりも先に「リーチ」の声を爆ぜるのです。そのスピード、切れ、共に回りの者を唸らせ、悩ませるに十分なもので、その上、手牌を開けば必ずドラ/裏ドラを2〜3枚は乗せてきます。その勢いは我々に新しい時代の到来を告げるものとすら感じられました。
調査  :毎局「リーチ」、その上ドラや裏ドラが2〜3枚ですか。それは脅威ですね。それでは卓を同じくした三艦隊は惨憺たる結果だったのでしょうね。
かっぱぎ: ・・・・いや〜、「ところが」なのです。
調査  :「ところが」ですか?
かっぱぎ:実はその“彼”がダンラスとなったです。しかもその事実を事前に予測し得た者もいたのです。
調査  :非常に興味深いですねー。いったその原因は?
かっぱぎ:原因に関しては正直図りかねています。リーチまでの切味は“カミソリ”との形容を与えてよいでしょう。はっきりいって“脅威”です。現に初めの半荘はオーラスまでダントツTOPだったのですから。しかしそのオーラス、それまでダンラスだったeカップc氏が不死鳥(フェニックス)のごとく4万点以上はあったであろう点差をひっくり返しえし、シバ差、それも100点差で捲くりっきたのです。それは圧巻でした。
調査  :その捲くりはすごいですねー。eカップc氏の勢いを示すものですね。それと予測した者とは?
かっぱぎ:ええ、それは何を隠そう“彼”を推薦した“ウォルフガング・ミッタータクオー”司令官である。2回目の半荘の半ば、ミッタータクオー指令から高速通信が入り、「彼の調子は?」、「一回目は100点差2位でした」と答えると、「じゃあ、今ごろビリだな」と。その予測通りその時彼はビリであり、ミッターは重ねて「この後ボロボロになるなー。今日はもうやめておいたほうがいいね」とも。“彼”がその後3着と4着を重ねていったのは周知の通りである。しかしながら普通そのように捲くられ3着、4着を重ねると配牌や自摸がどんどん悪くなり、聴牌すらおぼつかなくなるのはよく知られるところだが、彼はその間もひたすら「リーチ,リーチ,リーチ」を連発しつづけたのである事は驚きを通り越して感嘆に値するものでした。
調査  :なるほど、伊藤塾にまた一つ、異彩を放つ才能が登場したと言うことですね。
かっぱぎ:そうです。しかし登場した才能は1つではありません。ミッタータクオー司令官も今後注目の一人となるやも知れません。あの先見性には非凡なものを感じざるを得ません。
調査  :ところで“彼”こと、その雀士の名前は?
かっぱぎ:ああ、“彼”の名は『卓児』です。
調査  :なるほど、ありがとうございました。今年も大いに期待できる年となりそうですね。
かっぱぎ:ええ、まったくその通りです。
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新雀士『卓児』、司令官『ウォルフガング・ミッタータクオー』の登場でまたその人材の層を厚くした。この二人の加入が伊藤塾に更なる発展に結びつくものであることは疑いないであろう。

−以上−