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カムヒア!無敵鋼人 WinChip2
うた:藤原 誠

ソケット5、7との完全互換、唯一のAMD社3Dnow!・intel社MMX命令の両サポート、さらに低価格と、IDT(Integrated Device Technology)社のWinChip2の無敵さを遺憾なく発揮しています。こごては、EPSONPCの無敵鋼人をお呼びしましてご紹介しましょう。

◇日本IDT社 http://www.idt.co.jp
◇WinChipファミリー紹介 http://www.idt.co.jp/WinChip/WinC.html


1.CPUの選択

WinChip2には、対応電圧・バス周波数の対応によって4つの製品が存在します。

型 番 動作周波数 バス周波数 クロック倍率 電 圧
W2-3DEE200ZZA 200MHz 66MHz 3倍 3.52V(3.45-3.6V)
W2-3DEE225ZZA 225MHz 75MHz 3倍 3.52V(3.45-3.6V)
W2-3DEE240ZZA 240MHz 60MHz 4倍 3.52V(3.45-3.6V)
W2-3DFF200ZZA 200MHz 66MHz 3倍 3.3V(3.135-3.6V)

電圧は、旧Pentiumでは3.52V、MMX-Pentiumでは3.3Vになっています。EPSONPCでは、当然3.52Vがそのままソケット5に供給されています。EPSONPCのバス周波数は、66MHzないしは66MHzしかありませんので、75MHz対応の225MHzは意味がありません。つまり、色の付いた、200MHz3.52V版か、240MHz3.52Vのみが対象になります。

現在お持ちのPentiumの動作電圧を確認するには、intelの米国法人のサイトにロット番号から、CPUの仕様が確認できるページに飛びましょう(英語表記ですが、難しくないです)。
◇PentiumR Processors Quick Reference Quide http://developer.intel.com/design/pentium/qit/

2.倍率設定

ジャンパー クロック倍率
BF2 BF1 BF0 C6 WinChip2 Pentium K6
High Low Low 予約 予約 2.5倍 2.5倍
High Low High 3倍 3倍 3倍 3倍
High High Low 2倍 2倍 2倍 -(6倍)
High High High 4倍 予約(4倍) 1.5倍 3.5倍
Low Low Low 予約 予約 4.5倍
Low Low High 5倍 5倍 5倍
Low High Low 4倍 4倍 4倍
Low High High 予約 予約 5.5倍

注:K6プロセッサで6倍設定を持っているのは、K6-2/300の新コア以降もののみです。

WinChipファミリ製品(C6、WinChip2)の特徴は、整数倍(2,3,4,5倍)設定しかできない点です。AMD-K6では、0.5倍刻みであるため一般にオーバークロックさせやすいと言われております。
また、C6では1.5倍設定にすると、CPU動作は4倍設定となっていました。WinChip2では、予約と公式な資料では表記されていますが、実際の動作では「1.5倍設定にすると、CPU動作は4倍」になります。

3.注意事項

WinChip2は、0.25ミクロンプロセスを採用しているため発熱が非常に少ないのですが、逆に少しでも高温になると熱暴走が起きやすいのが特徴です。Windows起動中・使用してしばらくすると一般保護エラーが頻発するのは、冷却不足が原因です。
特に忘れがちなのが、シリコングリスでCPUとクーラーの熱伝導を高めることです。私の環境(240MHzを266MHzで駆動)で、オイ・オー・データ機器のCPUアクセラレータに付属のCPUクーラーに、シリコングリスなしでは3分間の起動がやっとでした。が、シリコングリスをつけると、CPU負荷100%のWAV→mp3の圧縮を15時間連続で行っても問題ありませんでした。

4.まとめ

ここでEPSONPCとWinchipの関係をまとめてみましょう。

EPSONPC Pentium バス周波数 倍率 WinChip動作
PC-586RV ソケ4/60 60MHz 1倍 ゲタ必須
PC-586RA ソケ4/60 60MHz 1倍
PC-586MV ソケ4/60 60MHz 1倍
PC-586RT ソケ5/75 50MHz 1.5倍 50*4=200
PC-586RX ソケ5/100 66MHz 1.5倍 66*4=266
PC-586RJ ソケ5/120 60MHz 2倍 60*2=120

注:WinChip動作とは、CPUソケットにそのまま差し変えた場合の動作を示します。

EPSONPCでは、バス周波数は完全に固定、倍率設定もマザーボードでは設定できません。このため、PC-586RJでは60*2の設定がそのまま受け継がれるので、120MHzでしか動作しません。240MHz動作には、倍率変更のできるゲタが必要です。
それ以外では、そのまま差し変えるだけで以下のようになります(1.5倍設定で、4倍設定となるため)

ただし、元Pentium100のPC-586RXについては、266とWinChip2/240をオーバークロックさせる保証対象外の動作となります。私の場合は問題なく動作しました(購入は初期ロット)。初代C6のオーバークロックはまったくできないCPUでした。WinChip2/240が266で必ず動作するとは限りません。

5.動作結果

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.410 ★ ★ ★ 
使用機種 PC-586RX1LW
Processor No Data [CentaurHauls family 5 model 8 step 5]
IDT WinChip2 240 (単一電源3.52V)を66.6*4=266にオーバークロック
解像度 1024x768 65536色 
Display Power Driver PCSKB5
Memory 104,964Kbyte
OS Windows 95 4.0 (Build: 1111)
Date 1998/11/22 1:12

 ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Cache Drive
 8726 14083 16058 10254 5258 5367 59 36 2505 2734 22221 A:10MB
 8905 14083 16058 10254 5226 5363 59 36 2510 2787 23808 A:10MB
 8818 14074 16047 10254 5264 5380 59 36 2506 2790 22988 A:10MB

WinChip2/266グラフ

測定条件:Hdbench Ver2.410 / Pentium120 PC-586RJ (60*2) / WinChip2-266 PC-586RX (66*4)

6.さらに高速化パッチ(wc2msr.lzh)

◇Winchip C6 & Winchip 2 日和.
../../SiliconValley-PaloAlto/9441/c6.html

「Winchip 2 のWriteCombiningを設定してみる」ソフトということで、早速使用してみました。設定は、AUTOEXEC.BATを文例の通り(メモリ容量によって変わります)にして、再起動するだけ。基本的にPC/AT以外はターゲットではないようですが、EPSONPCでの動作も確認しています。

私の場合、メモリ104MB搭載なので「wc2msr -m96 -enablewro」と設定しました。

[wc2msr.lzh使用後/条件は上と同じ]
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Cache Drive
9088 14256 16280 10270 5245 5381 59 45 2521 2780 25000 A:10MB
9094 14256 16280 10262 5270 5399 59 45 2519 2804 25000 A:10MB
8866 14256 16280 10264 5248 5397 59 45 2512 2789 22988 A:10MB

7.WinChipなリンク集

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