2.微生物学の方法

 

微生物学の基礎をなすのは、

単離:自然に存在する混合集団から、特定の微生物を一種類だけを分離すること。

培養:人工的な環境下で微生物を増殖させること。

の二つであり、これらを確実にするために、滅菌と純粋培養が重要となっている。

 

●滅菌

対象とするものに存在する全ての生物を除く処理。

微生物に於ける死滅の判定条件は「不可逆的に増殖能力が失われていること」

・乾熱滅菌         150-160℃で1-2時間加熱する。イメージとしてはオーブンにかけるようなもの。

・高圧滅菌釜      :2気圧、121℃で20分程度加熱する。普通はオートクレーヴ(autoclave)という。イメージとしては圧力釜。

・火炎滅菌         :直接火であぶる。白金耳などを滅菌したいときに用いる。

・濾過滅菌         :微生物の通れないフィルターを通して滅菌する。

・放射線             :放射線の持つ電離作用を用いて微生物を死滅させる。

 

菌を除く処理の強さは「滅菌>殺菌>消毒」という順序が付けられているようである。

除菌は生物学用語ではない???
(−−−「除菌」とは「存在している菌を除去する」という意味です。−−−らしい。)

 

     純粋培養

目的とする唯一の種類の微生物を設定した条件下で増殖させること。

目的とする微生物を分離するには、白金耳で塗り広げ一種類の微生物からなる集団を選び出す方法と、希釈による方法が主である。