その2:いったい何が...
 しばらくの間、のび太には状況が理解できませんでした。
喋りかけたり、叩いたり、蹴ったり、しっぽを引っ張ってみたり・・・。
ピクリとも動かないドラえもんを見て、のび太はだんだん不安になってきました。
ようやくのび太にも、動かなくなったドラえもんが今どういう状態にあるのか、
おぼろ気ながら理解できたのです。

その夜、のび太は枕を濡らしました。
暗闇の中、ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん・・・。
のび太は眠れませんでした。泣き疲れて、ただぼんやりしていました。
思いつくことはなんでもやりました。
四次元ポケットに使える道具はないか、手当たり次第に探したりもしました。
でも、何一つ作動する道具はありませんでした。
数々の夢の道具もドラえもんの機能と連動しているのか、沈黙したままでした。


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ドラえもん最終話 その2