CD-ROMドライブを高速タイプの製品に交換したのですが、これまで使っていたものと比べ、非常に耳障りな音がします。音楽CDを再生する時はこの音がしないのですが。
耳障りな音はCD-ROMを高速に回転させるためのモーター音か、その振動音でしょう。音楽CDではその音がしないのは、音楽CDを読み取る場合は、パソコン用のCD-ROMを読み取る場合と比べずっとゆっくり回っていて、なおかつレコードのように順序よくデータを読み取っているからです。
CD-ROMドライブは速度性能のひとつとして「n倍速」と表しますが、基準となる「標準速」は音楽用のCDプレーヤーの読み取り速度(150KB/秒)です。したがって、32倍速のCD-ROMドライブの場合、音楽CD再生時と比べ最大32倍(約4.8MB/秒)のデータを読み取ろうとディスク回転数を上げたり、読み取りヘッドを高速に動かします。振動音や他の部品との共振音もそれだけ発生しやすくなります。
また、CD-ROMを読み込む場合、ディスク回転数は常に一定ではありません。CDメディアは線速度一定(CLV)形式で内周と外周でデータの密度が同じなので、CD-ROMドライブはデータの記録位置に応じてディスクの回転数を変えます。ディスクに埃や傷がある場合など、高速にディスクを回転している状態で読み取りができないときは自動的に回転数を落とし、再度読み込みを行います。さらに一定時間、読み取りがない場合は省電力や消耗を防ぐために回転は自動停止します。
このようにディスクの回転数が変わるとモーター音や振動音も変化し、耳障りな音がする場合があります。雑音が多いオフィスに比べ、静かな自宅だとモーターやファンの音は大きく響きますので、余計に気になるかもしれません。ドライブのメーカーによってモーター音のレベルは様々ですが、一般的に高速なドライブほど読み取り時のモーター音等は大きくなります。
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