CRTディスプレイの寿命のことで質問です。
買って5年くらいのCRTディスプレイが相次いで故障してしまいました。一方はビニールが焼けるような臭いがして2、3日で全くつかなくなり、もう一方は電源を入れた直後はしばらく映りますが、すぐに全く映らなくなります。購入した電気店に聞くと修理は出来ないことはないが、新しく買えるくらい修理代を請求されることが多いのだといわれました。5年くらいで使い物にならなくなるものでしょうか?
CRTディスプレイはハードディスク同様、「消耗品」と考えてください。残念ですが、5年で使えなくなるのは、珍しいことではありません。
ディスプレイメーカーのナナオによれば、CRTモニターの寿命は1万時間程度です。1日8時間利用したとして、3年半で使えなくなる計算です。なお、ここで言う「寿命」とは、ディスプレイの輝度やコントラストが出荷時の半分まで落ちてしまったときをいいます。
CRTディスプレイはいろいろな部品から成り立っていますが、最初にCRTの機能が落ちていき、暗くなったり、コントラストがはっきりしなくなったりします。また画像を投影するための電子銃が劣化すると、フォーカスが合わないぼんやりした画面になります。かつては、電子銃がCRTより先に劣化する例が多かったようですが、ここ1年ほどは電子銃の性能が向上して、電子銃がCRTより先におかしくなる例は少なくなっています。
CRTや電子銃の寿命が来ると、修理をするよりは新製品を購入してしまったほうが安上がりなケースが珍しくありません。
上記以外の電子部品の劣化が原因で、故障することもあります。この場合は、部品を交換することで復活する可能性もあります。ご相談のケースでは、CRTや電子銃の以外の故障の可能性も考えられますので、「ダメモト」で修理見積もりを依頼してみるというのも手かもしれません。とはいえ、いずれにしても寿命は1万時間程度ですから、その点お忘れなきよう。
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