OutlookとOutlook Expressはいったい何が違うの?

電子メールを始めたいと思っています。パソコンに「Outlook」と「Outlook Express」がインストールされているのですが、これはどのように機能が異なるのですか。


   「Outlook」と「Outlook Express」は、どちらも電子メール機能があり、名前も似ているために混同されることが多いソフトです。しかし、機能は大きく異なります。
 OutlookはMicrosoft Officeのパッケージに含まれる、電子メール機能も備えた個人情報管理ソフトです。スケジュールを整理するための「予定表」、氏名や住所などを記録するための「連絡先」、処理しなければならない業務をチェックするための「仕事」といった機能を備えています。

 また、企業のイントラネットにおいて、社員間の情報共有を実現する役割もあります。マイクロソフトのグループウエア「Exchange Server」などで構築されているネットワーク環境では、Outlookを使って、文書ファイルやスケジュールを皆で共有できます。

 このため、Outlookには個人向けの「インターネットのみ」、イントラネット向けの「企業/ワークグループ」という設定が用意されています。使用環境に合わせて切り替えるわけです。

メールだけならOutlook Express

 Outlookの電子メール機能を使うメリットは、「予定表」や「仕事」といった機能と連携できる点です。

 例えば、ミーティングの開始時刻を連絡する場合、電子メールで出席依頼を送信すると同時に、受信者の予定表にミーティングに関する内容を自動的に登録することができます。ただし、この機能を利用するためには、ユーザー同士がOutlookを使っている必要があります。

 これに対して、Outlook ExpressはWindows 98に標準で入っており、無償で配布されている電子メールソフトです。ダイヤルアップ接続でプロバイダーにアクセスしてインターネットを利用するユーザーが対象の中心で、イントラネットでの情報共有などの利用は想定していません。

 電子メールができればいいと考えている人なら、Outlookを使わずとも、Outlook Expressで十分でしょう。電子メール以外の機能が省いてある分、操作も分かりやすくなっています。

(小倉補足)「ポップアップ」はOutLookだけ

両料ソフトは、メールの自動受信確認画可能ですが、到着した時の動作が、OutLookでは一つ追加されています。一般に到着後の動作は、「何もしない」「音を鳴らす」「タスクトレイの表示が変わる」がありますが、OutLookでは「到着を知らせるポップアップウィンドウが表示」される動作が追加されています。


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