企業向けモデルと個人向けモデル、何が違うの

 どこのメーカーも 企業向けモデルと個人向けモデルがありますよね? カタログ上では似たようなスペックですが、一体何が違うのでしょうか?


 例えばNECなら、個人向けデスクトップはVALUESTARシリーズ、企業向けはMateシリーズです。日本アイ・ビー・エムも個人向けはAptiva シリーズ、企業向けにはNetVistaシリーズを用意しています。

 個人向けモデル、企業向けモデルにはっきりとした定義があるわけではありませんが、傾向としてはそれぞれ次の点が異なります。

(1) 添付ソフトの違い。個人向けモデルにはゲームやマルチメディアなど、ホビー系の添付ソフトが多いが、企業向けモデルは添付ソフトはビジネス系のみか、または入っていないことが多い。
(2) 搭載周辺機器の違い。ゲーム向けの高性能グラフィックスボードや音源ボード、DVD-ROMなどを搭載するのは個人向けモデル。企業向けは特別な用途(CADマシンなど)以外は、シンプルな構成であることが多い。
(3) 通信機器の違い。個人モデルはモデム内蔵の製品が多いが、企業モデルはLANを内蔵するものが主流。
(4) 製品構成の違い。個人向けモデルは、ディスプレイがセット、メモリーやハードディスク容量などはあらかじめ決まっている製品が多いが、企業向けモデルはディスプレイと別に販売し、メモリー、ディスク容量、きょう体のタイプなどはユーザーが自由に選べるBTO(Build To Order=注文生産)方式を採用している場合が多い。
(5) 販売経路の違い。個人向けモデルはパソコン店頭での販売がメインだが、企業向けモデルはパソコン店で購入できるものは少なく、メーカーや販社の営業スタッフや、SI業者などを経由して導入される。

 個人で利用するが、添付ソフトは不要、メモリーやディスク容量は自由に指定したい、といった比較的企業モデルに近いニーズをお持ちの場合は、デルコンピュータや日本ゲートウェイ、エプソンダイレクトといった直販メーカーで製品を見つくろうという手があります。


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